
今日はお仕事お休みですが、雨が降っているのでラビットハイスーパーのマフラーのクラックや穴あきを修理します。壊れているからと言って、すぐに捨てたりはしません!
クラックは左の写真のように広範囲にわたって入っています。溶接して修理が良いのですが、それでは面白くないので、板金ハンダで修理に挑戦してみることにしました。まずはサイレンサーの穴から。要領はモンキーのガソリンタンクと同じですね。研磨して地金を出しつつ、新たな穴も探ります。フラックスをぬって、まずは板金ハンダでハンダメッキします。
そこに真鍮メッシュを乗っけてハンダごてで加熱しつつメッシュを押し付けていきます。サイレンサーなので、こんなもんで問題は出ないでしょう!
エキパイのクラックも、試しにやってみます。同様に金属面を出しますが、錆びて凸凹になっているので棒やすりで錆を削り落としていきました。完ぺきではないですが、こんな感じ。
そこにフラックスを塗って、ハンダを乗せてみます。錆が残っている割にはくっつくようですね。
これに気を良くして、途中まで研磨とハンダメッキをやり、真鍮メッシュも貼ってみました。どれだけ強度があるかは疑問ですが、なんとかなりそうです。ハンダの説明だと融点が183~227℃(なんでこんなに融点の幅が広い?)とのことなので、エキパイ部だと溶けてしまわないかという心配もあります。
残りの部分の錆除去がうまくいかないので、今日のマフラー修理はここまでです。
ハイスーパーの左ハンドルにはシフト部分があり、プラスチックのギア案内を兼ねたカバーが付いています。頻繁にシフトを動かすせいか、気がつくと緩んでいてがたがたになります。増し締めしてもまた緩みます。オリジナルは旧JISネジなので、ナイロンの緩み止め旧JISナットなんかどこにも売っていません!ISOネジのボルトを使えばいいのですが、ナット部分がちょっと小さいので空回りしてしまいます。旧JISのナットは9mmのナット(!)で、ISOだと8mmです。理論的には0.5mm厚の金属板でナットを囲めば空回りしないでケースに収まるわけですが、そんなもの家にはないよなあ・・・って、ありました!ちょっと薄いですが、イワシ缶のアルミ板が使えそうです。ビールの缶(空き缶いっぱいあります・・・)は薄すぎですけど、これはしっかりしています。100円ショップで買ったハサミで缶ふたのアルミを切り抜きます!それをISOナットに沿わせて曲げるとこうなります。
これをカバーのナットが入る部分にエポキシ接着剤でくっつけます。まだちょっとがたがあるので、ナットも接着剤でくっつけちゃいました(取ることもないでしょうから)。下の写真は接着前ですが、旧JISの9mmナット(左)と、ISOの8mmナット(右)の微妙な大きさの違いが判ると思います。
また、レバーのカバー部分にクラックが入っていたので、イワシ缶でついでに補強しました。こんな感じです。薄いアルミ板なので、多分レバーに干渉しないでしょう。アルミ板をエポキシでくっつけるので、なるべく接着面積を広くとります(まあ、成り行きで作ってますけど・・・)。
裏を見ると、缶詰の蓋で作ったことがバレバレです。赤で囲んだ部分にクラックが入っています。多分、ネジが緩んでグラグラになったときに割れたんでしょう。
エポキシを塗って、硬化するまで洗濯ばさみで固定します(今考えると、粗目のサンドペーパーで表面を荒らしたほうが良かったですねえ・・・)。使用後の洗濯ばさみは、ばれないようにちゃんと元に戻しておきます!硬化後は結構しっかりしていたので、しばらくは大丈夫でしょう。ナイロン緩み止めナットもしっかり固定できたので、振動で緩むこともなくなると思います。ステンボルトにしたので錆の心配もなく一石二鳥です!
雨の日の割にはけっこういろいろできましたね~。
Posted at 2022/05/16 18:45:34 | |
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ラビット ハイスーパー90 | 日記