
ガラスが曇っていたメーターを修理します。エンジンがかかって、エンジンの回転が上がったときに針が躍るので、ダンパーが効いてない状態も直したいですね。
まずはベゼルを外します。カシメてあるベゼルの裏側折込部分を写真の時計ドライバー改造工具(大き目のマイナスドライバーの先端をくの字に曲げる)でちょっとずつ起こしていきます。本体の周りに傷つき防止のテープを貼りました。本当はビニールテープがいいんですが、見当たらなかったのでマスキングテープでやりましたが、あまり役に立っていない気配・・・写真はベゼルが取れてメーター内部も外したところです。地道な作業ですので、すぐに取れなくても根気よくやりましょう。
外した機械部分です。文字盤や針は中性洗剤で綺麗にした後ですね。針を塗装しようかどうか迷いましたが、掃除でまあまあ綺麗になったのでそのままにしました。距離計部分も綺麗に拭きますが、モノによってはこすると数字が取れてしまうので注意してください。これは大丈夫でした。
針のダンパーとして、シリコンオイルが赤矢印のところに入っているとのことなので、手持ちの粘度の高いシリコンオイルをちょっとずつ赤矢印部分の隙間に入れていきます。効果は???ですが、まあ、いいでしょう!
ガラス内側も含めてすべて綺麗にしたら、機械などを元に戻してベゼルを再度カシメて止めます。ベゼルの傷防止として固めの板を下敷きにして、ラチェットレンチの柄の部分でカシメました。
努力の結果がこれです!綺麗になって、針のダンパーも少しは効いている感じです。
次に、ハンダで穴塞ぎをしたタンクを花咲かGで錆取りします。錆取りすると、別の穴が開くかもという懸念があります。まずは水を入れて漏れを見たところ、漏れていないようでした。やったー!ということで、花咲かGを入れてお湯を入れ、錆取り開始です。
・・・すると、30分後に水がぽたぽた出てきました!予想通りです。ガクッ!花咲かGを別のタンク(錆さびのハイスーパー用)に移し、漏れているところの塗装を削ると・・・
新たな場所にいっぱい穴が開いています・・・とほほ・・・気を取り直して、またハンダで穴塞ぎです。金属面をよく磨いてフラックスを付けて最初はハンダメッキをします。ハンダが金属面に濡れたように流れて付けば成功です。
この後は前回のように真鍮メッシュを付けて穴をふさぎます。こうなりました。
また花咲かGで錆取りをして、違うところに穴が開かないといいんですけどね。あっ、花咲かGで穴が開いているわけではないので誤解無きよう!逆に錆が良くとれているから錆穴が出てくるわけですね。花咲かGもレストア必需品の優れものですからね。
Posted at 2021/06/05 19:56:20 | |
トラックバック(0) |
モンキーZ50Z | 日記