復帰後初実戦、出た~名波効果/練習試合
味方に指示を出すMF名波<練習試合:熊本3-2磐田>◇13日◇鹿児島・鴨池陸上競技場◇45分×3本
名波効果が出た! J1磐田のMF名波浩(35)が復帰後、初実戦となる熊本との練習試合に出場した。0-1で迎えた2本目でトップ下に入ると、抜群のキープ力でタメをつくり、周りの選手を効果的な指示で動かしてリズムを回復。MF船谷の同点ゴールを呼び込んだ。2本目の45分間だけで退いたが、内山監督もその働きを絶賛。試合は2-3で敗れたが、帰ってきたベテランがチーム再建の一翼を担うことを実戦で証明して見せた。
名波の巧みな戦術眼は、以前にも増して鋭かった。2本目の10分すぎ、左サイドの船谷は逆エリアの右まで動いていた。巧みなポジションチェンジで相手を幻惑。その指示は、名波が与えたものだった。直後の12分。FWジウシーニョがゴール前で粘ったボールを、押し上げたボランチ河村がつなぎ、MF太田が右クロス。最後は船谷が頭で決めた。まさに人もボールも動くアクションサッカーを、背番号16が描いてみせた。
「人との距離もアイデアも良かった。フィニッシュまでの形も何回も出た」。名波は満足そうに振り返った。主力が出場した1本目はリズムが単調で、変化を起こす選手はいなかった。だが、1本目から出場したMF山本は「名波さんが入ってタメがつくれたから、前に入って行けた」。得点を決めた船谷も「声で動かしてくれるので楽だった」と選手からは“名波効果”が口々に出た。内山監督も「最初の位置取りがいい。どこが数的優位になるか分かっている。コーチングもうまい」と、うなった。
史上最低の9位に終わったチームを立て直すため、昨季前に示唆した引退を撤回してまで復帰した。「1年あるから、じっくり教えたい」と「サッカー持論」を注ごうとキャンプでは若手に、精力的に声を掛けた。練習後は「メタボチーム」と称してMF上田らとランニング。人数は自然発生的に、当初の4人から7人に増えた。
思いや考えは、少しずつチームに浸透している。だが「オレに頼られても困るよ。カワム(河村)や西だって、同じことはできなくても口は動かせる。間違ったとしても、ズバズバと言っていかないといけない」。“名波先生”を手本に、磐田は変わっていく。【今村健人】
日刊スポーツ静岡[2008年2月14日12時3分 紙面から]
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たぶんオレと同じことを考えてるんやろな(笑)
当然・・・レベルは違いすぎるけど、タメもよぉ作らんし。
ここにも”大和魂”ありました!
Posted at 2008/02/15 10:28:06 | |
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サッカー | 日記