2012年11月18日
9月にみんカラのお知らせメールで募集していた新型アウトランダーの試乗会に、中部空港セントレアの臨時Pまで行って来ました。以前は常滑くんだりまで行こうとすると「遠いなー」と思っていたのが、休日の朝、それも高速を使ったらたったの45分で着いてしまいました。今更ながら高速道路網の発達に驚いた次第です。
試乗会の内容は2パートに分かれていて、パート1はミリ波レーダーを使用した前車自動追従システム(進化系のオートクルーズ)と衝突防止(軽減)システムの体験、パート2は駐車場内に設定されたコースで、40km/hくらいでの高速旋回とスラローム走行を3周体験するものでした。
まずパート1ですが、自動追従の方は10km/hを超えてセットすると、アクセルを離しても前のクルマの加減速に追従しするシステムです。一定の速度にしかセットできなかった従来のオートクルーズに比べれば、実用性はずっと高まったと思いました。衝突防止システムでは、20~25km/h(私は22km/hで体験)をキープしたまま壁に向かっていく、その際、アクセルは踏んだままでブレーキは踏まない、という体験設定でしたが、実際、壁の20cmくらい前で見事自動停車しました。これは一種のチキンレースと言ってもよく、思わずブレーキを踏みそうになるのを懸命に堪えていました(笑。
そしてパート2です。40km/hくらいの速度というと大したことがないように思いますが、日常生活で40km/hで旋回することはまずないと思います。実際、1周めは通常の感覚(無意識)でブレーキを踏んだところ、20kmくらいまで速度が落ちていました。スラロームも同様です。2周目以降、同乗のインストラクターの言葉を信じ40km/h前後で挑戦しました。SUVタイプのような高重心のクルマだと普通なら横転の危険性を感じるような状況ですが、結果は余裕を持って旋回、スラロームともクリア、自分の運転感覚とクルマのポテンシャルの違いにとても驚きました。後で聞いた所、この新型アウトランダーのシャーシはランエボⅩのシャーシがベースになっているとのことで、高いボディ剛性、走行性能の上で最新の電子制御を行なっているため、このようなSUVとしては異例の走行性能を発揮できるとのことでした。三菱の技術力恐るべし。いやー、凄かった。。。
さて、無事に試乗も終わって自分のクルマに乗り換え帰路につきました。あれ!?何かえらくクルマが軽快な気がする、車両重量はそれ程変わらないはずなのに。新型アウトランダーは凄く高い安全性能と最新の機器を備えていることは間違いありません。が、せいぜいABSしか付いていないクルマに乗っている自分には、何か隔靴掻痒な感じが付き纏っていたのも確かです。新しいクルマはドライバーのウデではなく、クルマが速く走らせてくれる、そんな感じでしょうか。電子制御と人間による制御、このバランス感覚を培うことが最も安全に必要なことと実感できた今回の試乗会でした。
それにしても、もともとPHEVに試乗したくて試乗会に申し込んだのにPHEVは展示だけとトホホでした。ただ、PHEVは通常のガソリン車に比べ300kgの重量増ということで、軽快感はかなり損なわれていることが予測されます。今のところ次のクルマ候補の最右翼なんですがどうなることやら。。。
Posted at 2012/11/18 16:23:07 | |
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