
上写真は私が以前所有していたZ32NAです。
今から思えば、ターボを買わず、こちらをリフレッシュして乗っておけばよかった…と思うこともあります。
でも、このクルマ、Tバーを外したら見える骨組みの両角に亀裂が入っているんです。
これを溶接して直しても、ほかも同じようにくたびれているのでは…と思いました。
そんな不安があるクルマです。
だから、知人に譲渡するのは気が引けたので、このことを知る業者に譲渡しました。…その業者がいまだに車両代金を支払っていないことはまた別の話…
フレームに問題が出始めたクルマはさすがに手放した方がよいと思います。
ターボへの買い換えは正解としておきましょうね。
↑上写真
オイル交換の際、エンジンとミッションの継ぎ目からのオイルにじみなどをチェックしましょう。クランクのリヤオイルシールの劣化などがよくわかります。
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【ATの寿命を決める要素】
私は、ATの寿命を決める要素は以下にあると考えています。
◯ ATのハード面
・適切な周期でのATF交換。
・適切なATF選択。
・ATFをオーバーヒートさせたときは可及的速やかに交換する。
◯ ATのソフト面
・ATに負担のかかる操作をしない。
◯ ATの改良
・ATF温度を適温で管理する。
このような考えに基づき、私はZ32にはフォードエクスプローラーのATFクーラーをつけています。
私がATF温度管理を気にかけ始めたのは今から15、6年前です。
そのときには、既にノーマル比較で大型のATFクーラーをつけていました。
フロアトンネルが「熱い熱い~車内が暑くなる~」という異常?に違和感を抱き、Z32のATF温度をはかって驚愕し、ATF温度管理を始めました。
最初つけていたコンデンサでは容量が小さかったようで、3回目ぐらいに知人が紹介してくれたフォードエクスプローラーのATFクーラーに交換、これに落ち着きました。
そのころ見学に行った4WD車の走行会で、坂道を低速で=とてもATFに負担が大きい=ATF温度が上がる状態で走っていたフォードエクスプローラーがいました。
走行会の後、そのドライバーの方とATF温度の管理についてお話しをさせていただきました。
このときの内容も私のATF温度管理の考えに大きな影響を与えていると思います。ファクトのみのお話でしたが、とても有益な情報を得たと思っています。
【私の過去の投稿 2006年】
2006年5月10日水曜日12時過ぎ。
私は、ある掲示板にATF温度管理について投稿しました。
以下にコピペしておきます。
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季節柄,水温油温の話題が活発になってきました。
そこでATオイルの温度について調べたことを報告します。
日産自動車に対し電話で「GZ32,平成6年9月登録,車台番号○○○○○○」なんですが「適正なATオイルの油温は何度の範囲なんですか?」と聞いてみました。
回答は以下の通りでした。
「40~120℃の範囲。120℃は微妙かな~,できれば100℃以下に保ちたいですね」
ということです。
ちょっとうれしかったのは「32ですか,いいおクルマですよね,今何キロぐらいですか?,あ~そろそろ10万キロですか,大事に乗ってくださいね」といわれたことです。そこに「NISSAN」を感じました。
その後,水温の話をしたりして電話終了。いい気分でした。
電話は,型式,年式,車台番号,住所氏名などきちんと名乗ってかけました。なお,電話をすると最初の方で自動アナウンスがあり「質問内容を録音する」旨言い渡されます。そういうのが苦手な方は電話をしない方がいいかもしれません。
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以上です。
今の日産に電話してもこんな会話はないだろうなと寂しく思います。
ただ、この時点でわかったことは、
◯ ATFの適温は100℃以下が望ましい。
→ 120℃は微妙。
です。
この温度管理の条件は、今なお有効ではなかと思います。
私のATF温度管理の原点はここにあります。
ATのハード・ソフトを適切に管理していても10万km程度で破損してしまう原因のひとつにATF温度の管理があるのではないかと思っています。
ATF温度の不適切な管理でATの寿命を縮め破損に至るケースは案外多いのではと予想しています。
ATが10万kmそこそこで破損するのは、そのクルマの持病ではなく、ATF温度の管理にあるのではないかと私は思っています。
みなさんはいかがお考えでしょうか?
コメント欄などでお聞かせいただければ幸いです。

Posted at 2021/07/23 17:22:07 | |
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