
全く需要ないと思いますが、羽化する前のセミの幼虫の捕まえ方です。地域や種類によって違うかもしれませんが、東京近郊のアブラゼミについてです😸
セミが羽化を始める時間は夜19-21時頃です。暗くなってきたら幼虫が固まって羽化をはじめます。この時期はうちの庭ではほぼ毎日、数匹のセミの羽化がみれてます。
【捕まえるメリット】自宅の庭やベランダで観察できるからくらいです。小さい子供がいる人は特に面白いと思います。
大人のセミはうるさくていやですが、羽化はとても神秘的です。

噛んだりしないので子供がつかんでも平気。
幼虫は高くて落ち着ける場所を見つけたら動かなくなり固まります。後ろ脚か前脚か忘れましたが、少し糸をだして身体を固定します。
しばらくすると、ペリッと背中が割れて羽化が始まります。まずは、身体を殻から外に出すフェーズですが、羽化したてはアブラゼミでも白くて神秘的です。
背中が割れてから出てくるまでが1番変化が大きく、20分くらいなので観察しがいがあります。
【時間】セミの幼虫を捕まえに行くのは17時過ぎ、ベストの時間は17:30-18:30です。想像してたより早いと思いませんか? そもそも羽化したくて地上にでてくるので、捕まえたら速やかに持ち帰り、セミが落ち着けそう、かつ観察しやすい場所に放してあげてください。
【探す場所】大人のセミがたくさんいるところ。もちろん地面が土の場所。近所の神社やお寺がいいです。
うっそうとした藪にもたくさんいますが、下草があると茶色でアースカラーのセミを見つけるのは難しいです。手入れされた神社等の林がいいと思います。
捕まえたら羽化までに時間は少ないので、近所で探しましょう⛩

殻から出てきて羽根を伸ばすところ。
殻から抜けるまでは身体を反ってでてきます。もう落ちそうと思った頃に腹筋して抜けてきた殻に捕まります。反ってる時間は10分くらいでずっと見てると飽きますが、たまに見てあげてください。
殻に捕まると、クシャクシャだった羽根を伸ばします。このタイミングが観察して面白いとこだと思います。
羽根はすぐ伸びるのでお見逃しなく。
【見つけ方】夕方の夕暮れ刻に地面や木の幹、ブロック塀など主に下のほうを見て歩くだけ。セミが多い場所は、そこら中にセミの幼虫が出た穴が空いていると思います。土の中を探すなら、木の根っこを掘ってるとたまに出てきますが、いつ羽化するかわかりません。
なので、羽化のために地上にでてきたセミを捕まえます。タイミング次第ですが、ヨチヨチと幼虫が歩いているのが見つかります。低いところ中心に見ればいいと思います。高いと手が届かないし、あまり高いところまで登りません。
【捕まえ方】セミの背中を持てばいいだけ。動きは遅いし噛んだりしません。小さな虫かごに適当な枝や草を入れておけば安定します。平な面だと歩くのが難しそうで転びやすいです。
宇宙人的な風貌ですが、カワイイですよ💕
【羽化してほしい場所整備】庭やベランダに木があればそこに付けるのが楽。表面がツルツルな木だと登れず落ちます。
木がなければ、1mくらいの枝をいくつか持ち帰りベランダ等に適当に組んで立てればOKです。ただ落ちることもあり、平な床は余りうまく歩けないので床にも枝等や草が散乱してたほうがセミにはいい環境です。
写真をとると風情はないですが、ブロック塀や網戸はセミは捕まりやすいです。
落ち着かないと枝を降りることもありますが、動かなくなったらもうすぐ(20-30分)で羽化を始めるはずです。
家の中で羽化させたい人もいるかもしれませんが、オスはうるさいし外に出せるか微妙なので、私は外の庭やウッドデッキで羽化させてます。

羽根を伸ばして乾かします。最初は身体も脚も羽根もみんな白いのですが、次第に乾いて硬く茶色になってきます。
ミンミンゼミは羽根が透明なので、羽化時から羽根は白濁してない透明な感じです。
写真の左上を見るとわかりますが羽根も最初は開きまくってますが、乾くにつれて身体に沿わせて引き締まったセミらしいフォルムになります。
羽根が伸びるとしばらく動きません。この写真の時間は2-3時間くらい。
まず羽根が乾いて茶色になって、徐々に身体も茶色になります。途中で私は寝てしまいますが、だいたい朝4時くらいの薄明るくなったころには大人のセミとして飛び立っていきます。雨や風がひどい時は、もうすこし早くいなくなります。どこかに落ちてるだけかもしれませんけど。
地面を歩く幼虫は見つけるの大変かもしれませんが、日によっては2-3匹捕まえられます。夕方、涼しくなってから子供との散歩の目的にしてはいかがでしょうか?
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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2021/08/05 18:48:06