
今を遡る事20数年前、当時の愛車はエスクードのHELLY HANSEN Limitedだった。
アンダーパワーでディーゼルの様にガラガラとうるさい、そのくせえらく小さいエンジンで、ボンネットの中がスカスカだった。バイク屋の車だからこんなにエンジンが小さいのか、と驚いたのを思い出す。(スズキ好きな人、すいません)
結構安普請の車だった上、BF Goodrich のAll-Terrain T/A なんぞを粋がって履いていたので、ロードノイズも半端無かった。
そんな状況でオーディオの音質改善を図ったが、知識が無かったのでとにかくパワーアップを図り、どんどんスピーカーをサイズアップ・増設した結果、最終的には8スピーカー+サブウーファーという爆音車になってしまった。音を以って音を制そうとしたらそうなってしまったのだ。
今回初めてフロントドアのデッドニングとスピーカー交換を、DIYでトライしてみた訳だが、延6時間以上の労力は報われたと断言出来る。
スピーカーは効率優先のエントリーモデルだが、さほどボリュームを上げなくともバスドラのキックを音圧で感じる事が出来るし、一音一音がクリアになっている。
遮音と余計な残響の抑制が如何に大事かを痛感したし、パワーで何とかしようというのは不経済だ。フロントスピーカーだけでここまで改善出来るのだから。
勿論、この車の静粛性が元から高いのも大きな要素だと思う。
それにしてもCDチェンジャーなんかを積んでいた頃は何だったのか。iPhoneがあれば膨大なライブラリにアクセスでき、こんなマニアックなバンドの曲も聴けるとは。
ドラマーがテクニシャンなので、改造の効果が明確に感じられ、一人悦に入ってしまった。
Posted at 2021/03/09 22:39:29 | |
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