NISMO パフォーマンスダンパー  

こういう受動的（？）なパーツは効くのか，半信半疑でありながらも非常に興味があったのでそれならば自分で体験すればいいと言うことでやってみました．
　　フロントはほとんどポン付け，リアはかなり面倒でしたがとりあえず前後付けました．とくに実測，数値化できるデータは何もありませんがあくまでも感覚と言うことでご容赦下さい．

●結構静かに
アクセルを踏み込んだときに，お世辞にも静かとは言えませんでした．音が大きくても心地の良い音では無いと言うことでノイズ成分が多かったと言うことです．取り付け後は特に踏み込んだときの音の成分がチャンとバラバラに聞こえると言うことです．吸気の音，排気の音，エンジン音．取り付け前は渾然一体グチャグチャという感じです．音量的には変わらないと思いますが分解されて聞こえると整然としていて静かに感じられます．

●マッシブナ感じ
極端に言うと，取り付け前は大きな車体の四隅に，そう運転席から遠くにタイヤが存在しバタバタ動いているという感じでした．取り付け後はメカニカルなグランド（ＧＮＤ）が明確になり，一枚の非常に強固な鉄板にタイヤとエンジンが運転席の近くに付いているという感じです．非常にコンパクトな感じがします．

●車高調の硬さが緩和される
ハンドリングの観点からダンパー減衰を高くするとシャープなハンドリングとなるのは良いのですが，反面乗り心地は悪くなります．パフォーマンスダンパー取り付け後は基本的な硬さ，減衰は変わることは無いのですが，当たりがソフトに感じられます．オーリンズの猫足感覚をこの車で実感できるようになりました．フロントのレスポンスと旋回しているときに舵の安定感，保舵力の軽さも感じられます．

　感覚的なものなので人により感じ方は違うと思いますが，変化はあります．先にも書きましたが車体が剛性の高い小さな塊になり，アクセルを踏んでもエンジン振動で車体全体がジャンジャン鳴らないという感じです．
　上手く作れば前後ダンパー込みで10万円はかかりません，決して安くはありませんが，興味のある方は体感されてみては．好みはあると思いますが違いはあると思います．