
筑波サーキットで行われたマツダファン・サーキットトライアル(MFCT)での
RX-8の暑い熱い戦いを妄想レポートしてみました。
MFCT RX-8Tunedクラスの状況は筆者の認識では次の通り。
(友人の走行を筑波・富士で見に行くぐらいで、シリーズ戦にはあまり興味なかったが聞くと面白い)
爺2人AとBが火花散らして競っているところを
悪人Cが隙を狙っていたのだが、最近・今回も他の獲物狙いのせいか現れず。
「あ、兄貴… 俺はまだ信じられん。今にもあいつが顔を出すんじゃないかと…」
それを遠目にガンオタ「Hiν」がblogネタ作りに走っている。
今回はそこに、私は初めて見る「白い奴」と「黒い奴」が増えていた。
(少し前から出場していたようです)
MFCTはシリーズ戦で今年6戦あり、有効4戦のポイントで争われる。
1もてぎ 2AP 3SUGO 4筑波 5富士 6岡国
第3戦までの状況は次の通り。
爺Aが第1,3戦で爺Bに競り勝ち早くも2勝。
爺Bはここまで全戦出場、第2戦APを獲っていたと思っていたが2位だったそうだ。
爺BをAPで破ったのは、今回筑波にも来ている白い奴。
第2戦でのタイム差は・・・差はなく、なんと、同タイムという。
先にタイム出したほうが勝ちとなるルール。同タイムでのポイント差は悔しすぎる。
「この規定に不服があるものは参加しなくともランバ・ラルは怒りはしません。」
これで爺Aがかなり優位になったと思ったが、「白い奴」が台風の目になる予感。
だが、白い奴は、ここ筑波は初走行なので、爺A・Bの戦いになるだろう。
「筑波に来たの… 初めてなんですよ…」
ところが、この白い奴、ネットで事前に目標タイムを出しており「1分2秒」・・
爺A・Bの昨年夏のMFCTタイムは5秒台だぞ?
「それにしてもいい度胸だ。ますます気に入ったよ」
1本目、9:50~ すでに暑い。
この暑い中、爺2人は5秒台。相変らず速い。ここは爺Bが負けられない戦いを制した。
ところが、なんと、「白い奴」が4秒台でtopであった!
この暑さの中、「筑波初走行」でだ。信じられない。
「ええい!広島の白い奴は化け物か!!」
どのくらい速いかというと、
RX-8ランキングサイトでの筑波掲載(9秒未満)は160人で、4秒以下はわずか24人。
しかもこれらはすべて冬の記録である。
夏冬差1~2秒と考えると、冬なら軽く3秒台だ。そして3秒台は7人しかいない。
しかも白い奴はJAF戦車検をクリアしている仕様だ。
初めてでこれなら、走りこめばどうなる?この先恐ろしいドライバーだ。
冬なら目標の2秒台も可能だろう。
2秒台は先のランキングサイトではSポート2人だけだ。
「ふっはははは、いいねえ…白い奴、あんたはいい!」
ただし、せっかくの記録も何かのトラブルで、4秒台は取り消し?
「坊やだからさ。」
「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを」
それでも5秒台で順位Topはキープだ。凄い!
さて、午後2本目の話をする前に、
パドックでのそれぞれの場所を見てみよう。
爺A 動く部品車1台を持ち込んで、さっそく部品swapしたそうだ。

爺B テント、クーラー、発電機と豪勢だ。周辺もひんやりし恩恵にあずかった。

白い奴 大きいテント、お揃いのシャツを着たチーム員がよく働いていて頼もしい。
黒い奴 ボッチ。黒いクルマが暑すぎて日影に避難していた。走行後すぐに撤収して仕事に戻るブラック・・
Hiν 自前レースクイーンを連れてきて暑い中熱いエンジンルームを開けさせるひどい暴君。
「水温はそんなに悪いんですか?」
「このHiνが壊れるかよ。万が一だ、万一を考えてのことよ。」
さて、2本目走行は13:50の暑いとき。
時折雲で陽が陰り風が涼しく感じることはあるが暑いことに変わりはない。
普通ならPMは温度が高くbest更新するとは思えないが皆走る。
菅生を1周だけで勝った爺Aは、ここでは1本目3位なので走って抜くしかない。
爺Bも2戦続けて白い奴に負けるわけにはいかない。
白い奴は、初コースなので走る分だけ速くなる。2本目はもっと速く走る。
「勝か、負か。それは、終わってみなければ分からなかった。
確かなことは、やかましい爆音が通り過ぎるたびに、
何人か、何百人かの人々が、確実に一喜一憂していると言う事だ。」
白い奴が暑い中だが周回を重ねて復活の4秒台!凄い、これは優勝か?
「凄いRX-8とパイロットだ!あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない!」
ところが、爺Bも1本目から約1秒Upし4秒台、逆転優勝!!
「爺の栄光!この俺のプライド!やらせはせん!やらせはせん!やらせはせんぞォォォ!」
爺Aは? 残念ながらタイムダウンで3位。
「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。
考えてみろ、我々がすでに獲った1位の数を… 私はあと2戦は戦える」
次回は10/18富士。
白い奴はまたほぼ初めてのサーキットだが今回の結果からするとわからない。
「白い奴が勝つわ」
「ん? 白い奴は走っていないぞ?」
シリーズ戦獲得順位はこれで
爺A 1,-,1,3
爺B 2,2,2,1
白い奴 -,1,-,2
ポイントはいろいろ難しくてわからない笑
参加人数でのポイント減や全戦参加での加算などもあるようだ。
1位50点もあれば、3位55点の時もある。
最終戦岡国は白い奴の地元でかなり優位なので、富士は獲らないと後がない?
「白い奴を図に乗らせないためには、富士で倒さねばならんのだよ!」
競技はトップ争いの3台だけではない。
「俺だって!俺だって前の俺とは違うんだ!引かねぇぞ!引かねぇぞ!」
Hiν/スレンダー軍曹
元祖白い奴?速さよりも見た目聞き耳を重視。
「美しいものが嫌いな人がいるのかしら?」
「いい音色だろ?」
今回はHiν仕様を進化させ初公開。
「すごいぞ、エイトの戦闘力は数倍に跳ね上がる。持っていけ、そしてすぐ取り付けて試すんだ」.
この暑い中、1本目に夏の目標6秒台をついに達成!
言われたいようなので、言ってあげます。
「スレンダーさんかい? 速い!速いよ!」
でもこれも「あえて言おう」
「なに言ってるのスレンダー。立派よ、あなただって」
「やめてくれよ慰めの言葉なんて… こ、こんな僕だってね…!
RX-8に乗ってからこっち、あの人に勝ちたい勝ちたいと思っててこのザマだ!」
「あの3人は、違うわ。あの人達は、私達とは違うのよ」
黒い奴
最近7から8に乗り換え。こういうロータリー好き多いですね。
ABSやDSC/CANの最近装備はあまり知らずで、ABS鉄板現象で苦しんでいた。
「しょっ少佐!助けてください!げっ減速できませんッ、シャア少佐ァ!助けてください!!」
となると、あーだこーだで、人が集まりだす。
コース上では敵でもコース外では仲間、イイね。
「このようなとき仲間が救出してくれると信じているから、
兵士達は死と隣り合わせのサーキットでも戦えるのです」
そういえば別のクラスにもRGM-79もといRX-8が2台いました。
「ちェ、気取りやがってよう、走ったのは何も速い奴ばかりじゃねえんだよォ」
おしまい。
#フィクションですが、笑えない場合は修正しますので連絡ください。。。
誰が誰とはわからないようにはしたのですが。。