油漏れが激しくなってきたのでフロントフォークのOHを決行しました。
諸先輩方のブログを参考に、部品と工具を注文。交換したのは、ダストシール、オイルシール、スライドメタル、インナーチューブです。
インナーチューブはルネッサとSRVで品番が違います。ルネッサ用は欠品なのでSRV用を注文。合うかどうか心配でした。
専用工具はTハンドルのみ購入し、24mmソケットとM16の長ナットでシリンダCompの抑えとしました。シリンダCompのボルトに使う8mmのヘキサゴンソケットは15cmのロングを購入。あとはシール打ち込み用の40mm塩ビ管も用意しました。
朝からばらし始めました。フォークのトップキャップを緩めておき、車体から外します。作業自体は30分もかかりません。
フォークを外したらキャップを外します。バネが縮められた状態で締まっているので、飛ばさないように手のひらで抑えながらスパナで回しました。
カラーとワッシャー、スプリングを取り出し、オイルを排出。漏れている側のオイルは真っ黒でした。
漏れの無い方はきれいな状態。
この後、シリンダCompが外れず会社の電動インパクトを借りに…。片方はインパクトで外れましたが、もう片側は固くて外れず。Tハンドルを動かないように固定してスピンナーハンドルで力を入れて外しました。Tハンドルを固定出来れば、インパクトは必要ないかもしれません。
また、8mmのヘキサゴンソケットは10cmで十分でした。長すぎると作業性が悪いです。
次にダストシールとストッパリングを外して、インナーチューブを何度かスコスコと引っ張りオイルシールとスライドメタルごと引っ張り出します。
漏れた側のシールですが傷もなく正常です。点サビをペーパー掛けしすぎてチューブが痩せてしまったのが漏れの原因です。そこまで擦っても、サビは残ってました。いずれにせよインナーチューブ交換は避けられなかっただろうと思います。
インナーチューブは品番が違いますが、同じものでした。写真の左が新品のSRV250用。真ん中と右が外したものです。外したものが既にSRV用の可能性もありますが…。
あとは部品をキレイにして組み付けます。
デーパスピンドルはアウターチューブにハマったままで出てきませんでした。
シリンダCompを規定トルクで締めて、スライドメタルとワッシャーを入れて打ち込みます。入り具合を確認して、シールを打ち込みました。
シールはグリスを塗布してから取り付けます。シールに傷がつかないようインナーチューブの上端にラップを巻き付けて通しました。
あとは、オイルを規定量入れてスプリング、ワッシャー、カラーを入れてキャップを締めて組み付け完了。
車体への取り付けは、フォークを車体につけて軽くボルトを締めておき、フェンダーを取り付けて、ホイールをセットてしアクスルを締めました。その後、フォークを抑えるボルト類を締めて作業完了となりました。
ついでにフォークブーツも取り付け。
作業を時間は6時間弱でした。意外と難易度は低めでした。
修理後に試走しました。
修理前は、ボヨンボヨンはねましたが、ちゃんと減衰が効いてます。また、前のオイルは南海部品でOH
した時に、セットになっていたオイルでしたが、粘度は高めで少し大きめのギャップでガタンとなってましたが、ヤマハのG15に変更したところ、コツンコツンくらいの衝撃で柔らかくなったのを感じます。乗り心地は良くなりました。
また、同時にブレーキも中華製のペータルディスクから国内ショップ品に交換。引きずりが無くなりました。走行中の一定周期の振動はこれが原因だったようで、全域で振動が減り、加速が良くなりました。燃費は33-34km位でしたがもっと伸びるかもしれません。今まで気が付かず、8千キロくらい走ってました…。解決したのは良かったですが、チェーンのジョイントを変えたり、タペット調整をしたりと無駄なことを繰り返してました。トラブルシューティングが的外れすぎて切なくなりました…。
Posted at 2021/05/15 20:48:12 | |
トラックバック(0)