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今月限りで閉店する近所のダイビングショップへ再度行ってみました。すると、「○○さん、デコンプ見つかりましたよ、買います？」との有り難いお言葉。

今でこそダイビングコンピュータは当たり前の個人装備になりましたが、20年前はそんなものはありませんでした。そこで、大深度潜水をする場合はこの"AUTOMATIC DECOMPRESSION METER"通称「デコンプ」を腕に付けて潜ったものです。水深に応じて針が徐々に進んでいき、レッドゾーンに入ると減圧潜水に移行します。針がレッドゾーンから外れるまで指定の水深に留まらないといけません。

どうやら、一定の割合でガスが浸透するフィルターを用いて、水深（水圧）と時間によってガスが移動することにより針が進むらしい。電池も回路も一切使用していない、完全にアナログのダイビングコンピュータだ。

一切の保障はありませんので、経年劣化も考慮すると危なくて減圧潜水に使用することは出来ません。何しろ命が掛っていますからね。これはアクセサリとして考えて、別途にダイビングコンピュータを持って行くならＯＫです。

今はダイビングコンピュータが安くなって、誰でも安全にダイビングが楽しめる良い時代になりました。でも、命がけの遊びの持つちょっと危険な雰囲気が楽しかったんだよね。