2023年04月17日
UIS7862 FYT中華ナビの色々 その1
まず、購入した中華Androidナビのスペック
NaviRelaxというショップでセール時に購入
SoC:UNISOC UIS7862 8コア(Arm Cortex-A75x2 + ARM Cortex-A55x6)
内臓GPU:Mali-G52
RAM:8GB
ROM:128GB
モニタ:9inch 1280x720 QLED
OS: Android13(大嘘) 実際はAndroid10
このナビに限らずAndroid11とか13とかデカデカと書いてあるのが多いですが、探すとSDK=29と小さく書いてあると思います。SDK=29はAndroid10の事です。騙されちゃいけません。本物のAndroid11があれば教えて欲しい…。
設定のバージョン表示だけ変えることが出来ますからね。
Android10でもパッチが当たってないバージョンなので、UVCやカメラアプリは権限要求のポップアップが出ないバグが残っており使用不可です。
SDK=28~29向けでビルドされたアプリは使用出来ません。SDK=27以下でビルドされたアプリは権限要求が出るので使用可能らしいですが???
現状、どこかから拾ってくるか、自分で作るしかありません。ただでさえ少ない中華ナビで、HDMIキャプチャなんてそんな希有な事しないって?そりゃそうだ。RCA入力があるので外部入力はそれで十分なのかもしれませんね。
HDMIキャプチャボードを通してテレビを見ようなんて、極少数派でしょう。
ハードについて色々調べました。
自分なりの解釈ですがまず構成として、
Androidを動作させるためのマザーボード(今回はFYT)の上に、入出力などを担当するボード(MCU)が載っていると考えた方が分かりやすいです。FYTっていう会社が製造してるからそう読んでるっぽい?うーん、関係性がよく分からん…
マザーボードがFYT製
MCUは製造業者がたくさんいて、ここで良し悪しが出ます。様々な付加機能で個性を出してくる部分です。
FYTタイプ、FYT機と言えば、大体この形状のナビを指すような感じです。「FYT 7862」で検索すると海外フォーラム(主にXDA)の情報がヒットします。
古い中華ナビだとSoCがRockchip PX3,PX5,PX6とか、intel系のSC9853iとかSofiaとか…とにかく多岐にわたります。
RockchipSoCはMTCDとかMTCEとか、MTCなんちゃら~という括りです。古いので結構カスタムファームウェアも出てます。MalayskとHal9kが有名らしいです。
最近はQualcomm Snapdragon 662や665を積んだ物もあるみたいですが詳細は不明。
現状は7862がメジャーで、スペックも最強のようです。FYTの草分けたるJOYINGが別のナビを作り始めたので、その内業界が新型にシフトしていくかもですがまだまだ先の事だと思います。
ATOTOとかXTRONSは日本Amazonでも売っていますがこちらよりスペックが低いにも関わらず、値段が高い気がします。ATOTOはインフルエンサーに提供する事で売り上げを伸ばした感じなので、品質的にはFYT機の方が安定しているという声がXDAでもちらほら見受けられます。
中華ナビの時点でドングリの背比べ……。
…はい、FYTに話を戻します。
FYTは内部ファイルにMCUメーカー別のナンバーが載っていて、これでMCUの製造者が何となく分かるようになっています。
fyt.propファイルのro.build.fytmanufacturerという項目を確認します。(どこに入ってたか失念しました)
買った物の番号はというと…
ro.build.fytmanufacturer=108でした。
CZY…?……どこだよ。全然出てこねえよ。
まあこの数字を知ったところで、通常は大して役には立ちません。他社ファームウェアを書き込む時に必要になる程度のもんです。
有名どころの1,111,116だったら良かったんだが。
FYTだとMEKEDEとNaviflyは有名です。多分一緒の会社。買うならMekede一択かもしれない。
JOYINGはAndroidナビ界では最古参なのか、いろんなベースになっています。
TEYE'Sも聞きますが、カスタムには不向き。UIは統一感がありますけどね。あれはソフト弄らない人向けです。でも他と違ってジャイロセンサーとか付いてるらしい…?(未確認)
買うなら公式ファームウェア配布がある所が安心。
いずれにしても、OSはAndroid 10です。誰か、本物のAndroid11 ROMを作ってくれ……。
測位は車速パルスもなければ、ジャイロと加速度センサーも無いので、GPSが途切れると止まるかずれます。ヤフーカーナビやカーナビタイムはソフト上でUDRを行うようですが、この端末ではほぼ使えません。GPSをUSB経由で外付けするのが手っ取り早いソリューションだと思います。幸い、Androidには疑似ロケーション機能があります。車速パルスを入力出来ないか、構想中です。
ナビの方位、自車方向はスマホと同じく発進するまで合いません。SGPSの設定を変えると結構精度が上がります。大体誤差5mくらいに収まるようになります。
カスタムファームウェアを導入しました。
MarioDantas氏が製作、公開されているMD-Edition(http://fytfactory.mariodantas.com/)というカスタムFWを導入。カーネルアップデートと一部機能の刷新、管理アプリの導入がなされます。
この管理アプリ、バックアップ/リストア, ランチャー管理/切り替え,ワンタップでRoot取得など、結構使えるアプリです。
別のメーカーが気になって来たのですが、買ってみるか悩みます。資金と余る端末をどうするかがネック。
国産Androidナビがいっぱい出ればな~。
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Posted at
2023/04/18 00:22:53
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