
中二の次男。
本日テニスの新人戦。
三年生が引退し、連盟の公式戦としては二年生以下を新人として、各都道府県王者を決める大会。
同じ中二の時に僕も出場した。
そしてとても思い入れのある大会でもあった。
誰彼がおおよそ中学生ぐらいには、自分の能力というか、人様の中である程度の立ち位置を理解し始めるんだと思う。
僕はお馬鹿であり、コミニュケーション能力も乏しいという自覚も芽生え、併せてこの先ちゃんと生きていけるのだろうか?という、割と大袈裟な、けれどいたって真剣な不安があったです。
そういう時期ってあったりしません?
「人並みに生きていける方法を見つけ出さなければ」と(笑)
一つの指標としてターゲットにしたのが、この新人戦。
お馬鹿で、人が話す言葉を理解できず、ロジカルな事が苦手な平凡以下の人間が、例えばそれなりの成果を出せるとしたら、その方法論を含めて、この先人並みに生きていけるエビデンスとなるのではないか?と考えたです。
そして編み出した方程式は「とにかく人様より励む」という、馬鹿丸出しの方法論(笑)
所謂「根性論」です。
ただ死活問題なんですよ。
お馬鹿には。
まあ、とにかく学校の授業以外は全ての時間を練習に充てたです。
朝起きてトレーニング。
授業前にコートで練習。
放課後暗くなるまで練習。
暗くなったらトレーニング。
土日は朝から晩までぶっ通し練習。
休んだのは大晦日と正月だけ。
とにかく人様より時間をかければ何とか形になるんでは?と。
そして得られた成果は、地区大会を優勝で突破し、本大会も優勝でフィニッシュ。
創設以来の快挙だと学校ではもてはやされ、母校の小学校では、全校朝礼で校長が「卒業生の成果」として話題にしていたと、今は亡き弟が物凄く嬉しそうに話してくれたです。
優勝したとかもてはやされたとか母校で話題になったとか、そんなのどうでも良くて、本質的には「弟を喜ばすことが出来た」というのが最大の成果ですかね。
自己満足の域を超えられたというのは、将来家庭を持っても家族に安心感を与えられるような気になれたので。
「お馬鹿でもなんとかなる!」と。
この結果をエビデンスに、根性論も捨てたもんじゃないと、仕事を含め全てにあてはめて生きてきました。
そしてトライ・アンド・エラーの、諦めの悪い無限ループが生き様となったです。
みんカラにアップしている整備手帳はまさにそれかも(笑)
昨今、主人公が異世界転生して次元違いの能力を発揮し、気持ちいい程の格の違いを見せつけるストーリーが人気のようですが、お馬鹿が天才に憧れても生産性は上がらないです(笑)
星飛雄馬は天才なんかじゃ無いです。
かなりお馬鹿な、ど根性野郎なだけです。
でも誰も敵わなかった。
なので、これは一つの正論でもいいですよね?
 
				  Posted at 2023/09/18 12:05:26 |  | 
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