先にお断りしておきますが以下はすべて妄想コメントです 笑
埼玉55さんのDPFにからむ記事を読んではたと思い当たることがありまして。
最初に読んだ瞬間に目についてたのは「205㎞」の文字で、偶然なのかうちの個体の平均再生距離とほぼ一致します(本日現在で204.8㎞)。
総走行距離約125,000㎞、うち5万㎞弱をRE雨宮ECUで過ごしてますので完全にストックの状態ではないですが純正オイル5000㎞交換、市街地と郊外・高速の条件比率ともほぼメーカーのヘビーユース条件に一致した車だと思いますのでかなり納得ができます。
また、先日の私の書き込みの回答のヒントになりそうな部分がありましたね。酸化触媒触媒の下流側で酸素濃度が極めて貧弱になるのは設計・設定通りに動作しているわけで当然といえば当然なのだがDPF側で要求する酸素量を満たしているかどうかということになると疑問が残る、という意味に読ませていただきました。
たしかに設計側で予測でき、実装しているセンサー類で予測量に対する補正もできるパラメータというと燃料使用量に関する部分にほぼ限定されていて混入潤滑油はおそらく計算に入れていない(入れたとしても最小限の予測量にとどめているはずです。予想が過剰方向に大きく外れるとDPFの溶損に直結しますからこれは当然ですね)。
で、たしかマツダ式のクリーンディーゼルはその酸素量(酸化触媒の動作・下流側での煤の燃焼のため)を確保するためかはわかりませんが二次空気導入経路を持っていたんじゃなかったでしょうか。
だとすればなのですがあまり高温のところに2次空気を吹き込んでも「高温=高圧」なわけであまり効率は良くなさそう(エンジンの動作を利用するにしてもカンッカンに熱くなったエンジンでは、というのもあります)で、しかも高温で膨張した空気では単位容積あたりの酸素量も常温とは比べるべくもないくらい少ないはずです。
で、ここでもう一つ思い当たるのがDPF再生の動作です。
再生は酸化触媒がDPFを加熱することで起きますが連続加熱では簡単に溶損するので酸化触媒の加熱モードは断続的に動作しているはずです。
で、もう2つ自分の中で引っかかるのがありまして。
1つはDPF再生を挟む山越え走行とDPFの強制再生とを比べるとエンジンのドライバビリティ、次回再生までの燃費、次回再生までの間隔、いずれもが山越え走行のほうが圧倒的に成績が良いこと。
もう1つはKE型後期のECUを解析してマップを書き換えたRE雨宮のメカさんの一言です。当時の私はPIDを読んでの予測はしていなかったので確実に違うとは言い切れないのですがメカさん曰く「DPFの自動再生間隔が100㎞に設定されていて、それじゃ長すぎるんで80㎞毎に書き換えてあります」というものです。
その方はCX−5を所有したことはない方なので純粋にECUのトリガーとそれを引いて起こる挙動を読んでそう表現したのだと思いますが、当時の現車はアイストの停止とドライバビリティの変化から読み取れるDPFの再生は条件によらずほぼ260㎞毎、再生に要する時間(その2つの変化が収まるまで)が平均10分程度だったので非常に不可思議に思えていたのですがこれでもしやと思えるところに繋がりました。
おそらくですがこれは再生モードの運転で酸化触媒を一定温度まで昇温させ、一定時間が経過してからの差圧や絶対圧と再生モード前のそれとを比較することで堆積量予測の補正をかけているのではないでしょうか。
で、以上の要素を組み合わせて妄想できるのは山越えのほうが色々と成績が良いのはDPFの再生動作やチェック動作で昇温したあとにエンジンの回転数を維持したまま低負荷低ブーストの条件を持続できるので酸化触媒の動作以外に噴射する燃料の量を最小限に抑えやすく、結果的にDPFの予熱を活かしやすいのではなかろうか、ということです。
山越えの利点は簡単なところでもう一つあって、攻める走りを指向すれば別ですが基本的には高速道路走行に比べてもエンジン回転数に対するスロットルの負荷量の平均は小さくかつ負荷量の変動も少なく小さいことですね。
相変わらずオチのない書き込みですみません。
Posted at 2022/01/20 12:09:50 | |
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