2021年09月21日
とりあえずベース候補はCumicのSP−C3でほぼ決まり、5w-30と5w-40のどっちをベースにするかが悩みどころです。
高温時の粘度調整は40のほうが選択肢も広く調整もやりやすそうな感じなんですが気になるのは引火点と密度の値。素の性能は30のほうが上っぽい。
で、ちょっと試しに調べてみようかと思ったら想像がほぼビンゴで増粘用のポリマーの有無だけみたいですね。ネットに上がってたポリマーのカタログとジュンツウネットにあった混合油の引火点を求めるチャートで引き合わせてみたら、30のオイルに100℃動粘度270の製品を5〜7%添加すると動粘度、引火点ともほぼぴったりでした。
となるとあとはポリマーの使い勝手が自分に合うかどうかだけですね。
違いとしては初期性能というか体感についてはちょっとわからないんですがポリマーの添加でグレードを変更しているモデルは多かれ少なかれヘタってシャバる傾向があります。カストロールのGTXなんかひどかった。
つまり、ロングドレインを狙うなら当初は硬すぎる設定にしておいてヘタリとともに希望の粘度が到来するようにする必要があると。
30はノンポリマー、またはローポリマーなのでおそらく希釈を除けば使用に伴う粘度低下は小さいか、ノンポリマーの場合は抵抗が漸増する場合すらある(昔のトラストF-NAとかF-2の低粘度版)ので最初に希望粘度にピッタリ合わせる必要があると。
どっちみち自分の希望粘度がまだわかっていないわけで、しかも使用中に硬さが変わっていって現在の硬さを再現するには何がどれだけ要るかを判定できない40は今回は止めたほうがよいと。
エステル添加を前提にして、30にComp1でSAE50番にほぼ沿った硬さをまず試してみて、硬すぎれば次回からはラプター2かComp-Rに変更した上でPAOで最終調整する、というのが私には合っていそうです。
さーオイル注文しなきゃ ← まだ買ってなかった 笑
Posted at 2021/09/21 14:17:08 | |
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2021年09月20日
さてどうしようかなという感じで軽く検討してみました。
添加率が少ないのでチャートだと見づらいし誤差が大きくなりそうなのでモメンティブの計算サイトを利用させてもらいました。
こちらもミカドさんのブログに載っていた混合率の計算とは少し結果がズレますが単純に相加平均するよりは小さい誤差で済みそうです。
で、結果はと言いますと
Cumic SP/C3 5W-30 4300ml
Mobil mPAO65 500ml
ナロードComp1 300ml 100℃時予想粘度 15.6〜15.9
Cumic SP/C3 5W-30 4300ml
Mobil mPAO65 500ml
ナロードComp-R 300ml 100℃時予想粘度 14.6〜15.0
Cumic SP/C3 5W-30 4300ml
Mobil mPAO65 500ml
ナロード ラプター2 300ml 100℃時予想粘度 14.1〜14.4
Cumic SP/C3 5W-40 4550ml
Mobil mPAO65 250ml
ナロード ラプター2 300ml 100℃時予想粘度 15.4〜15.8
Cumic SP/C3 5W-40 4550ml
Mobil mPAO65 250ml
ナロードComp-R 300ml 100℃時予想粘度 16.1〜16.4
Cumic SP/C3 5W-40 4300ml
Mobil mPAO65 500ml
ナロード ラプター2 300ml 100℃時予想粘度 16.6〜17.0
Cumic SP/C3 5W-40 4300ml
Mobil mPAO65 500ml
ナロード ラプター 300ml 100℃時予想粘度 16.0〜16.4
・現在の試算
SKYACTIV-D 0w-30 5100ml
Mobil mPAO65 200ml 100℃時予想粘度 約10.4
てな感じです。
おそらく私の場合には街中での発進停止の頻度が高い走行パターンが主なのであまり粘度を引き上げると潤滑剤を併用してもデメリットが目立ちそうなので、この中では5w-30にComp1かComp-R、または5w-40にラプター2かラプター(PAO250mlからの増量で調整)が主軸でしょうか。
ちなみにスカDオイルの代表性状は公開されていませんが、昔どなたかからTotalのINEO 0w-30と欧州マツダの工場充填オイルの代表性状が同じだったという情報があったので引用しました。
参照URL
ttps://www.mikadooil.com/blog/2020/07/03/558/
ttps://www.momentive.com/ja-jp/fluids-basic-tools
Posted at 2021/09/20 16:09:17 | |
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2021年09月17日
mPAO添加後にDPFの再生が2回、初回208km,2回め235km,2回目は距離の半分以上が高速なので距離は下駄履きながら、再生間隔やPIDの指す値からは燃料消費量にかなり忠実な感じです。
燃費の傾向はクルージングで激しく良化、ゼロ発進は毛嫌い気味で市街地燃費は約15%の悪化。通してのトータルではDSCの施工直後に比べて気持ち向上してます。巡航からの加速感は2万km時に戻ったよう。絶対トルクは落ちているものの反応の速さが気持ち良いです。
絶対粘度を上げたらこうなるという見本のような反応ですね。
巡航燃費に関しては低速域でも持続するのでこれに関しては純正オイルで使っている(と思われる)有機モリブデンが仕事をしてくれているのでしょう、FM剤まったく無しではもうちょっとはっきりしたスイートスポットになるはずです。
いまのところ全体として油性向上剤なし、FM剤は純正のまま、粘度だけ上がって摩擦は微増、でこの成績ですから素晴らしいと言えます。
さてそろそろ本気で処方を考えないと。
Posted at 2021/09/17 18:36:27 | |
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2021年09月13日
とりあえず人柱として純正オイルにmPAO入れて挙動の変化を観察してみました。
量は200mlです。
やり方としては定期的に走っていて区間燃費や巡航時のトルク感もよく覚えている中央道を使って、談合坂までは純正のまま、そこでmPAOを投入して初狩PA手前と笹子TN手前の上り坂で運転感の比較を、以後の下り坂で摩擦や密封感の比較(エンブレの効きと区間燃費で)、一般道でのゼロ発進で区間燃費を比較、という感じで主観のみながら傾向としては間違いの少ない意見が言えると思います。
で、まずクルーズに関して言えば2万km走行時くらいの感覚に戻ってます。
DSC施工直後なのでトルクの出方もかなり戻っているのもあって久しぶりに初狩手前の上り坂に斜度を感じなかったです。
上り坂の区間燃費はその頃に比べてごくわずか悪化、ただ上り坂の途中で減速と再加速を繰り返したりとかなり意地の悪い運転もしているので実質的にはやはり2万km時と変わらないと言っていいレベルです。
笹子から甲府市街にかけての下り坂と一般道については新車時とほとんど変わらない燃費です。エンブレの効きは投入前よりは少し強くなったかなという感じ。ただ加速中のシフトアップの時の回転落ちに入る反応の速さが昔を思い出させてくれます 笑
ゼロ発進が頻繁になる市街地では投入以前より少し燃費も悪化したかなという感じでした。とはいえ甲府市内ではあまり比較にならないので都内に帰って次のDPF再生までのトータルで比べてみないとなんとも言えないですね。
全体として、エンジン全体の摩耗による劣化に加えてインジェクタが劣化によってパワー、燃費ともはっきり落ちているはずの現状でこの挙動です。粘度を上げ足りてないです。粘度を十分に上げて燃費を落としたとしてもFM剤で十分にカバーできる範囲ですし、走行距離なりの劣化を許容すればそれすら必要ない感じです。
まあわかっている人は言われなくても、という話ではあるんですが、スカDのそれも2.2の場合5〜7万km走行を超えてからもDL-1にこだわるのは良くないですね。
SAPSについてはDL-1の範囲を守ったほうがいいのは確かですがDL-1の規格に準拠できる粘度の範囲が狭すぎます。
埼玉55さんがSAEグレードの50番を基準にしている理由がよくわかった気がします。私の使い方(トルクバンドでの運転が主で高回転はあまり使わない)では50まで要らず、40番級でも足りるんじゃないかと思っていましたが全然です。
最初のうちはこの後にIF-WS2も入れてみようかと思っていたのですがこれは延期します。もったいなさすぎる。
今のオイルをもうちょっと使ったらリングイーズを入れてエンジンの内部洗いをかけて、次の交換で50番の前後まで粘度を引き上げてから試すべきですね。
Posted at 2021/09/13 22:34:46 | |
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2021年09月12日
明日のうちに頼んでおいたmPAOとIF-WS2が届く予定で。
で、PAOベースのオイルとしてはモービル1の金缶を使ったことがあるんですがなんせその時に乗ってたのは小排気量NAなんでだいぶ印象も違うだろうし。
てなわけで、とりあえず挙動の変化というかPAOを添加してどう印象が変わるのかの傾向を体感してみたいのもあるので大変にもったいない使い方ではあるんですがいま入れてある純正オイルにPAOを200ml入れてみようかなと。
幸か不幸か明後日がまたちょうど休みだもんでまた山梨にいくタイミング、しかもDPFの再生が今朝終わったばっかりなんで、届いたPAOの常温での粘度がシリンジで扱えるようなものであれば談合坂まではノーマル、談合坂で200を添加して笹子までの上り坂との印象差を比べてみようかなと思います。
で、燃費の悪化幅がそれほどでもなければ(エンジンの性格的にないはずですが)最低でも次のDPF再生まではそのままにして再生時の印象に変わりがあるかどうか確認したら今度はIF-WS2を追加すると。
で、次はオイルをCumicに変えて同じ手順でおいしいところを探してみようかと。
たぶん私の使い方(ダッシュ時以外、3500以上の高回転域はほとんど使わない)だとCumic に入れるPAOも中央値200として150〜250mlの間に自分向けの最適解がありそうな気がしてます。
エステルなんかを使えばまた多少は変わるでしょうが、始めるとオーディオ並みの泥沼がすぐそこで口を開けてるのがわかるのでちょっと躊躇してます (^^;;;
ただなー、Cumicが安いのか純正が高いのか、ナロードのエステルとか高いの買って追加してもまだ純正より安いんですよ。
どうしようかなあ 笑笑
Posted at 2021/09/13 00:02:23 | |
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