・・・・そろそろ(^^;ゞ
まずは良いところから。
気に入った一つめは、レリーズフィーリング。
シャッターフィーリングとはちょっと違います。
レリーズフィーリングってのはミラーアップして露光、ミラーダウンするまでの感じです。
一眼レフはレンズからの光をミラーでさえぎってファインダーへ送り、シャッター切るとミラーが持ち上がってセンサーに光が届くのです。
当然、ミラーが上がって止まり、また下がって止まるから振動がある。
これをミラーショックと言います。
このミラーショックがきわめて小さいんですよね、7D。
振動は発生するんだけどミラーボックス内で押さえられて、ボディまで伝わらないフィーリングが素晴らしいです。
で、シャッターフィーリングの方は。
バッテリグリップ側縦位置シャッターは軽くて良いんだけど、
ボディ横位置はちょっと重い。
もうすこしバネが柔らかかったらサイコーなんですよ。
(1D系と違って調整できないし)
ちょっとしたことですが、流し撮りでは自分的に気になるポイントですね。
少しばかり工夫が必要かも??
気に入った二つめは、安定した描写力。
つまり、当たり外れ?がなく、安定してよく写ります。
ちょっとヘンかも知れませんが、タムロン18-270を40Dで使っていたときは、かなりのばらつきがありました。
良いときはものすごく良いので調子に乗ると・・いきなりアレアレ?なんですね。
この良いときの画像だけで評価すれば40Dとこのレンズバッチグ〜と言って良いのですが、レンズ評価だと・・・どうなんでしょうか?
7Dの、まず外さないで良く写るということは、きわめて評価高いですよ。
ワンシーンでワンカットしか撮らなくても問題ないし(そうは言っても保険の意味で数カットは撮りましょう)、コンデジの方が有利な(手元の近接撮影とか)場面もそつなくこなしちゃうのもマルですね。
画 質 ・・・自分的には完全に「良い」とは言えないです。
□ レンズはタムロン15倍ズーム 18-270F3.5-6.3VC を使っての評価となります。
APS-Cのくせして1800万画素もあるから、本来はかなーり高性能なレンズを要求してもおかしくないのにこの15倍ズームでもちゃんと解像してくれますね。
ちょっとフシギな気がするけど、こと解像に関してはノープロブレムでしょう。
キチンと「解像」するってのはけっこう大事でして、コンデジでも解像感の高い機種はオールマイティに使えますよ。
コンデジ・キャノンパワーショットG9は1200万画素ですが、こちらもものすごい解像感。
ぢっさいブラインドテストしたらこっちのほうがシャープに見えるかもですね。
この解像感はおそらく画像生成時にかなり手を加えた結果だと思われます。
デジタル一眼レフが吐き出した画像にシャープネスをかけるのと違って、センサーから画像生成時に直接シャープ処理が入っているモノと思われますのですよ。
それゆえ、かなーり自然でムリのない解像感をかもしだすのでしょう。
7Dの画像を見ると、このテクニックが使われているような気がしてしょうがないです。
つまりコンデジ的のちょい見た目シャープにごまかされてる部分があるような気がするんです。
たとえば階調描写がちょいかなー?ってのがそう。
ただし高倍率ズームレンズだと場合によってはどのレンズでも階調つぶれ?がおこるらしいです。
自分はRAW撮影はやらないので、もしかするとRAWで撮り色んな現像ソフトを試すとこのへんは変わってくるかもです。
写り的には質感描写はかなり良好です、ちょっとリアルに写りすぎるような気もします。
自分はいわゆる「のっぺりアニメ調」がスキだったりするので、こういう描写は・・・好みから少し外れたりしますね。
ちょうどEOS10DからEOS1DMarkIIに買いかえたときも、同じような印象をもちました。
ただし、この時は同じLレンズでの評価だったのですが、今回の7Dはタムロン18-270だけでの評価です。
EF100-400やEF28-300も少し使いましたが、こちらの描写はかなり自然?で、それほどリアリスティックでもなく良い感じでした。
自分は、7Dのメインレンズがタムロン18-270となりますので、このレンズでの評価を優先したいと思います。
画質自体「好み」が大きいので
オリジナルサンプル(タムロン18-270)を公開してますから気になる方はごらんになってください。
「視野率問題」
ぢつは視野率が100パーセントぢゃなかったなんて最初は思わなかったですが、風景撮りで三脚を使い厳密にフレーミングされる方はすぐに気がついたそうです。
まぁ、視野率自体がちょっとあやふや?な面もありますし、「些細なこと」と片付けられる方が多いでしょう。(スペックマニアは違うでしょうが)。
もともとカメラ業界自体、視野率はアイマイだったみたいですが、キャノンに限って、7Dに限って大騒ぎされるのは、それだけ注目されてるし、デキが良いからぢゃないのかな?
キャノン擁護派に見えるかもですが、他の事では言いたいことあるんだ・・・まぁそれはいいです(7Dの事ではないし)。
買いかえた40Dは、あからさまに見えない部分が写ります(視野率95パーセントだからアタリマエなんですが)。
ところがファインダーのセンターがズレてるので写る範囲が左右で違うんですよね。
自分的には視野率よりこっちの方を問題にしたいところであります。
「残像問題」
こんなこと無い方がもちろん良いんだけど、これも気にするほどの事ぢゃなかったですね。
通常使用ならまず残像は出ないはずです、個体によっては通常でも出たそうですが、これは初期不良扱いでも・・・以下自粛。
色々と「問題」にして騒ぐ方が多いけど・・・・、通常困らなければそれで良いはずなのに、どうやったら残像を写せるのか教えてくれなんてヤカラがいますからねぇ〜。
なんとなくユーザー側にも問題があるようでちょっと気分が悪いです。
「動体撮影」
いわゆる流し撮りです、それもスローシャッター流し撮り。
調整できないとはいえ板バネで無く通常のスイッチ?になった恩恵は計り知れないです。(まー、自分がヘタレなだけなんですが(^^;)
重量アップ(バッテリグリップも付けてますし)も自分的には良い感じです。
ただし、横位置シャッターの重さがちょっと気になってます。
気にしても調整できないので仕方ないんですけどね。
流し撮り連写すると最初に書いたレリーズフィーリングの良さが際だちました。
AIサーボもニュータイプなんですが、設定項目が増えたのがうれしいくらいで・・・。
撮影での恩恵はあまり感じてないですが、シチュエーションで設定変更できるのはマルですね。
不満と言えば周辺部のAFエリア不足かな。
このくらいなら十分とも言えそうですが、もう少しばらけてくれればと気になりました。
値段も考慮に入れれば総合評価としては、すごく良いカメラです。
徐々に価格下がってます、1DMarkIINと素どっかえくらいになれば、入れ替えて7D二台体制も良いですよね〜。