
ETCの2022年問題がいよいよ目の前に近づいている。
電波法関連法令の改正により2022年12月1日以降に使えなくなるETC車載器があるという。2007年以前に製造された一部の機種(旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器)がこれに該当するらしい。
愛車に付いているETC車載器は、私の転勤中にクルマを使っていた姉が付けておいてくれたものだが、説明書を紛失しており、機種名も分からない状態。取り付けて15年以上経つので古い機種であることは間違いなく、12月1日に突然使えなくなるのではないかと前々から気になっていたが、期限が迫ってきてようやく重い腰を上げて調べてみることにした。
車載器は狭いスペースに取り付けられていて、目視では機種が確認出来ない。ワイヤーカメラを差し込んで調べたらどうやら三菱製(三菱電機ではなく、なんと三菱重工製)であることが分かった。
そこで今度はネット上で三菱製ETC車載器の取扱説明書を片っ端から調べたら、製造元の古野電機が公開している取扱説明書のイラストからMOBE-500かMOBE-550であることが分かった。デザインとして開けられたスピーカー用の4つの穴が特徴で、このデザインはこの2機種のいずれかしかない。
機種が分かったので2022年問題に関わる公開情報からこの機種は2022年問題には該当しない機種であることが分かった。
よしよし、これで安心、余計な出費をせずに済んでやれやれと思ったが、これだけでは終わらない。なんと他にも2030年問題というものもあるらしい。
2030年問題は国交省が情報漏洩などの問題を防止するためにセキュリティ規格を変更すると2017年10月に発表したもので、セキュリティ機能の拡充のために2030年頃に変更が生じる可能性が高いとのこと。さすがにこれには「対応していない」と記されている。
しかし2030年までには時間がある。その頃にはETC2.0対応車載器も価格がこなれて安く買えるに違いない。
とにかく目の前のモヤモヤが無くなって安心。
※新型コロナウイルスなどの影響による設備整備の遅れにより、新スプリアス規格への猶予期間が「当分の間」に変更され、2022年12月1日以降も当分の間?は使えるようです。
Posted at 2022/07/25 01:30:16 | |
トラックバック(0) | クルマ