
5泊6日の行程で九州を車でぐるっと半周してみました。
同じような旅の計画を立てられている方がいらっしゃるかと思い、参考になりそうな情報を連載ブログで書き留めておきます。
【2日目】
この日は異国情緒あふれる長崎市内観光。
ハウステンボス(佐世保)から長崎市内の距離は約70km。高速道路を使えば1時間ほどで長崎市内です。
古代から大陸(異国)とのつながりが強かったこの地。ちょうどamazon prime video で、映画「MAGI」※を見たばかりだったので、興味津々の場所でもありました。
※ 戦国時代、日本人として初めてヨーロッパに公式に派遣され、ローマ法王に謁見した天正遣欧少年使節と呼ばれる実在の少年たちの物語
映画紹介は
こちら
「出島」。
出島は、1636年にポルトガルやオランダとの貿易のために造られた人工島。鎖国の大きな理由の一つであったキリスト教の弾圧が進む中で、長崎での貿易収入を重要視した幕府と現地の豪商25人によって、貿易のみに特化した地区として建造されたところ。
西洋の国々からは織物や陶器、砂糖。一方、日本からは銅やしょうゆといった品々が輸出入されていたそうです。ちなみに、建物等は当時のレプリカになります。
「長崎ちゃんぽん」。
鎖国時代、日本で唯一の開港地として外来文化を受け入れ、独自の文化を育てた長崎は、料理にも異国の文化が反映されています。
リンガーハットでおなじみの「ちゃんぽん」。語源には諸説があり、ポルトガル語の「チャンポン(混ぜる・混合するの意味)」がなまったもの。当時の中国人の呼び方である「チャン」と日本人の「ポン」を取ってチャン+ポンと名付けた、などなど。面白いですね。
さて、数ある長崎ちゃんぽん名店のなかで、ターゲットしたお店が「 四海樓」。店舗2階には、ちゃんぽんミュージアムが設けられており、とても楽しみにしていたんですが、当日は不運にも定休日。お店を別の人気店「蘇州林」にチェンジしました。
ちゃんぽんは、素材により「普通」「上」「特上」があり、今回は「上ちゃんぽん」を注文。普段食べているちゃんぽんに比べるとスープが薄く感じましたが、フツーに美味しかったです。長崎全般を通じ、食事は薄味だったので、こんなものかもしれません。ちなみに16種類の具材がのったイチオシのお値段は1480円と観光客お値段😲。コスパの面でいうと微妙ですかね。
「大浦天主堂」+「グラバー園」。
長崎観光定番コースのこれらは、隣り合っていますので、同時に回れるコースになります。
「大浦天主堂」は現存する日本最古の天主堂。信徒発見の舞台でもあり、まさに「MAGI」の内容と被ります。ぜひ、Prime Videoを見てから訪問しましょう。他方、「グラバー園」は、明治時代の外国人居住地。貴重な洋風建築と山手からの眺望が見どころポイントになります。
「夜景」。
世界新三大夜景に認定された長崎の夜景も旅のオプションに入れましょう。市内には“鶴の港”と称される長崎港を中心に山々が取り囲むすり鉢状の地形により、稲佐山・鍋冠山・風頭山・グラバー園などの夜景スポットが点在しています。
当初の計画では、稲佐山のホテルを予約し夜景を堪能するつもりでしたが、修学旅行シーズンと重なっているようで、あいにくどこも満室。市内で夜景を見える別の宿を探しました。夜景は時間帯として夕食時間と重なるので、「夜景はホテルから見る」を前提に計画を組むのがベストでしょう。

「観光スポットを巡る足」。
紹介した観光スポットのほかに、日本三大名橋に数えられる現存最古のアーチ型石橋の一つ「めがね橋」や「長崎原爆資料館」等を訪れました。ちなみに今回の市内観光の足は、時間に縛られない理由からレンタルチャリ(電動アシスト付)にしたんですが、これは失敗。長崎の坂道は想定以上に厳しく、疲れました。なので、長崎観光は、観光バスや市電等を利用するのが賢明かと思います。
(三日目につづく)
Posted at 2022/10/27 11:06:29 | |
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