GRヤリスのJBLオーディオを積んでいるモデルには,エンジン・サウンド・エンハンスメントと言って,合成されたエンジン音を車内のスピーカーでエンジン回転数に応じて鳴らしてくれる機能があります.
騒音規制でメーカーが苦労する中,ドライバーの運転の楽しさを演出してくれるもので,GRヤリス以外にもトヨタ車以外でも同様の機能を持たせている車があります.
GRヤリスの場合はだいたい3000回転ぐらいから「ドドドドド」と「ポンポンポンポン」の間ぐらいの音が後部座席のスピーカーから聞こえてきます.
あると盛り上がるっちゃー盛り上がるというか,この音がなくなると言われると寂しい気もするような,でも絶対要るかと言われるとなくても別にいいような,そんな感じです.
個人的には概ね好意的なんですけど,「合成された擬似(フェイク)音」というところに少し引っかかるかも.
個人的には排気音より吸気音が好きなんですよね.昔は勇ましい音のマフラーを付けて喜んでいたりしましたけど,二輪のRVFのカムギアの音とか聞きながら走っているうちに排気音よりメカ音や吸気音の方に惹かれるように.
3気筒の音についても否定的な意見をよく聞きますけど,個人的に二輪で一番吸気音が好きなのが3気筒のデイトナ675.これのヒュンヒュン言う吸気音なんか本当に最高です.
そしてGRヤリス.ターボチャージャーの音を聞かずして何を楽しむのだ!
前置きが長くなりましたが,ということで,G16E-GTSの合成ではない本物の音を運転中に聞くためのプロジェクトを以下で行ったのでありました.
[整備] #ヤリス 私が本当に欲しかったエンジン・サウンド・エンハンスメント(ESE)の自作 #1
https://minkara.carview.co.jp/userid/3360006/car/3112141/6380324/note.aspx
[整備] #ヤリス 私が本当に欲しかったエンジン・サウンド・エンハンスメント(ESE)の自作 #2
https://minkara.carview.co.jp/userid/3360006/car/3112141/6380357/note.aspx
今回でほぼ完成したので最終的な報告です.
(上記未読の方は是非ご覧になってください.)
マイクの位置はヒューズボックスの横でほぼOKだと思います.ヘッドのメカノイズの影響も少ないですし,配線長が最小になるので,後述するFMトランスミッターのグローブボックスへの移動も合せて延長ケーブルを使わずにすみ,さらにノイズが減りました.
ボンネット開けても言われないと付いていることに気付かないというのも個人的にポイント高いです.
ここでも十分ブローオフ音と吸気音が拾えます.
オプションカプラから電源を取りだして,FMトランスミッターをグローブボックス内へ移動.そして,マイクの配線も内側を通すことで見た目には全く分からないようになりました.
オプションカプラからの電源の取り出しについては整備記録参照.
[整備] #ヤリス オプションカプラからの電源取り出し
https://minkara.carview.co.jp/userid/3360006/car/3112141/6382809/note.aspx
これで車内はどノーマルと何も見た目も変わらない.しかし,オーディオをFMの77.7MHzにすれば本物の過給音が車内のスピーカーを通じて鳴ることに.
オーディオをオフにすれば,そこはまた静かな純正サウンドの世界.
これぞ私が欲しかったエンジン・サウンド・エンハンスメント.
「プシュンプシュン」「シュコォォォォォォォ」ってのに混じって,極たまに「フルルルル」というバックタービン音(フラッター音)が鳴るのがいい.
デメリットは,ほんとマジで慣らし運転中なのにアクセル踏んじゃうことです.初回オイル交換もしてないのに!!
3500回転リミットを守るため,1つ高いギアにしてアクセル開度大きめにして「コォォォォォ」って言わせて楽しんでますが,あまりリミット守っている意味ないような...抑えないと.
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GRヤリスの技術・整備関連 | クルマ
Posted at
2021/05/22 18:50:30