
今から49年前の1974年10月6日、宇宙戦艦ヤマトの第1回目が放送されました。
ストーリーは、多くの方がご存知の通り、ガミラスの遊星爆弾による攻撃で、人類滅亡まで1年と迫る中、イスカンダルからの技術供与で作られた波動エンジンを積んだ宇宙戦艦ヤマトが幾多の困難を乗り越えてガミラスに勝利し、14万8000光年の旅の末、地球に放射能除去装置を持ち帰る・・・というものであります。
その後も様々なストーリーのヤマトが制作されましたが、私にとっては、この第1作目のイスカンダルへ旅をするヤマトが最も印象深いヤマトなのであります。
写真の単行本は、松本零士先生が描かれた雑誌「冒険王」に連載されたもので、昭和50年に発行された初版本。そして中学時代の親友N君が、中学を卒業する際、友情の証として私にくれたものであります。
残念ながらN君は、僅か17歳の若さで病に倒れ亡くなってしまいました。
ですから、この宇宙戦艦ヤマトの単行本は、彼の形見であり、私は一生この本を大切にしたいと思っています。
ところで、ヤマトと言えば、かなり前に作品の著作権をめぐる法廷闘争がありまして、裁判自体は、松本零士先生の完全敗訴で決着しております。
ただ「宇宙戦艦ヤマト」というアイデアそのものは、私が偶然購入した「電光オズマ」という松本零士先生の古〜〜い作品にも登場しておりまして😆
この第3巻に普通の宇宙ロケットの形ではありますが、宇宙戦艦大和が登場します。
この作品、1961年から1962年に描かれた作品であり、アニメの宇宙戦艦ヤマトより10年以上前に発表されていること、またこの作品の中では、アニメのヤマトの形状に似た「マンモス号」なる船も登場していることから、ヤマトのアイデアそのものは、松本零士先生が考案されたものだと(あくまでも私の個人的意見ですが)思っています😤
でもヤマトなんて所詮アニメだよねと思っておられる方、私の周りにも少なくありません。
そんな方に私がお勧めしているのが、こちらの小説版「宇宙戦艦ヤマト」であります。
このヤマト、あまりネタバレになっては申し訳ないので詳しくは書きませんが、内容がかなりハードというか、まったくハッピーエンドではありません😢
まずもってヤマトは地球へ帰還することが出来ません。放射能除去装置も存在しなかったために持ち帰ることは出来ず、ヤマトの乗組員は敵のスパイとしてサイボーグ化された乗組員により、その殆どが死亡してしまいます。
最後の最後に、わずかに希望の光(らしきもの)が描かれていますが、後の展開は読者の想像にお任せという残酷なものです。
初めて読んだときは、「こんなバッドエンドのヤマトって何〜😱」と大変なショックを受けましたよ😩
いずれにしましても、今日は私にとって、若くして亡くなった親友N君を偲ぶ大切な日です。
在りし日の彼のことを思い出しながら、宇宙戦艦ヤマトの初版本を改めて読み返しているところであります。
合掌🙏
Posted at 2021/10/06 21:21:27 | |
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