
(注:本ブログの写真はすべて借り物です)
今からもう42年も前のこと、私は番茶も出花の?18歳、2年近く土建屋でバイトして買った400ccのバイクを乗り回す、痩せっぽちの小生意気なガキンチョでありました😆
当時乗っていたバイクはスズキのGS400の赤色で、バイト代はすべてバイクのガソリン代に消えていく有り様でした。
無鉛ガソリンの価格はℓ150円くらいで、物価水準からすると非常に高価なものでした。
そんな中、友人が私に女の子を紹介してくれました。同い年の高校生で、特に美人という訳ではなく、少しポチャっとした普通の女の子でした。
ある日、彼女をバイクの後ろに乗せてツーリングに行ったのですが、距離にして10kmいかないうちに後輪がパンクしてしまいました😭
約1kmほど、彼女に手伝ってもらいながらバイクを押していくと、運良く四輪メインですがスズキのモータースがあり、パンク修理をしてもらうことが出来ました。
気を取り直して走ること数km、何と後輪が再びパンク⁉︎😫
先ほど修理をしてくれたモータースの爺さん、どうやら刺さっていた釘を抜くのを忘れていたようです。(チューブにパッチを当てて修理したものの、肝心のタイヤに刺さった釘を抜き忘れたんですね。今のチューブレスだと考えられないことですが😭)
さあ今度はかなり先まで押していかないとバイク屋はありません。でも、そこまで押して行くしか方法はないようです。
あ〜あ、この女の子には嫌な思いをさせちゃったな😮💨 間違いなく振られるな〜と思い、後を振り向くと、彼女は顔を真っ赤にしながら一生懸命にバイクを押してくれていました。
そして、私にこう言ったのです。
「ごめんね💦 私が後ろに乗っていたから大事なバイクがパンクしたんだよね。私のせいで嫌な思いさせてごめんね〜😭」
私は自分の耳を疑いました。腹を立ててバスや電車で帰ってしまっても仕方がない状況なのに・・・😳
2回も立て続けにパンクしたにも関わらず、彼女は嫌味一つ言わず、逆に私に「自分のせいでゴメン」と言ってくれたのであります。
その後、汗まみれになりながらも、彼女のおかげで何とかバイク屋まで辿り着き、2回目のパンク修理を行ってもらいました。
そしてスケジュール的には大幅に遅れましたが、ツーリングを無事に行うことが出来ました。
あれから月日は流れ42年・・・
あの時、後ろでバイクを一生懸命押してくれた女の子は、歳はとりましたけれど、今も側にいて私を支えてくれております。
もしあの時、2度もパンクするアクシデントがなかったら、私は彼女と結婚するまでには至っていないかも?
そう考えると、縁とは本当に不思議なものだとつくづく思います😊
Posted at 2021/12/01 21:08:27 | |
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