
現在のマツダの安全化・高級化路線を体現した車でした。マツダがこの車から安全かつ高級な車作りに舵を切ったため、自分の求めるものと離れてしまったことを強く感じました。私のような昔の「走り屋」の生き残りたちからすると、そもそも今の安全装置は運転が下手な人たちのためのものであり、自分たちには必要のないものです。それが付いているせいで値段が上がり、かつ本来の性能を発揮できなくなってしまっていることに不満を感じます。しかしこれも時代の移り変わりのなせる業なのでしょう。私たちも60歳を超え、日本の中心にいて世の中を動かしていく者たちではもはやありません。自分たちが経験したことが、少しでも次の世代に役立てばいいと、書き残すだけです。