過去にも同様のブログをUpしていますが、いまいちどマイカーだったBoxsterとの
出会いと別れ、自分の中で回顧してみたいと思って・・・
《もいちどの”Boxster”》の可能性は限りなくゼロに近いことは、自分でも理解しています。
もう、”Boxster”を転がすだけの技量が自分にはなさそうですしね!?
画像も旧い写真の使い回しなのは、お許しください。
”Boxster”の購入契約は2012年11月のこと。
東京から福岡に飛んで、現地のポルシェ・センターで
2010年式の《987Boxster》の実車を確認の上、その場で契約。
ほぼ1か月後、Xmasの朝に、東京の陸運事務所(車検場)で受け取った。
正式に”Boxster”の、オーナーになることが出来たのです。
初めての左ハンドル
初めての輸入車
初めての3ナンバー
初めての2L&4000㎜オーバー車
陸運事務所から自宅への走行が、初乗りでした。
最初の数分は、緊張もしておりドキドキでしたってね。
でも、とてもうれしくて!夢心地だったみたいに記憶しています。
まさか、自分が”Boxster”乗りになれるなんて、それまで想いもしまでんでしたし・・・
当時、どんな経緯で中古車とはいえ高価な”Porsche Boxster”を購入決断したのかを
いま振り返ってみて、いくつか背中を押してくれる要因があったのです。
その1年くらい前から、右目の違和感を感じており、
原因が単なる加齢からきているのか、
それとも脳からの何かの問題なのかが気になっていた時期でした。
もちろん眼科で診察を受け、大学病院を紹介されて、検査を受け
直接眼球に注射などの簡単な手術を受けるようなことをしたのです。
本人(ワタシ)ですが、それですぐに改善するみたいな思い込みでいたのですが、
症状の進行を止めるだけ?
そういうことだったみたいです。
いまも、その状況は変わらずで、3~4カ月に1度、検査だけ通っているんですけれど―
ですから、その時(2012年の年の中頃から)もしかしたら、先々ハンドルを握ることも
適わなくなるかもしれないー
『もう長いことクルマの運転を続けることも無理なのかな―
それならば、分不相応でもいい‼
最後の最後に乗ってみたいクルマに乗ってみたっていいじゃないか!!』
その時に最初にイメージしたのが、”Boxster”でした。
ライフスタイルというのでしょうか?
シートはふたつあれば、十分でした。
過去に、3台の”Roadster”《EUNOS & MAZDA》を保有し、
オープン・モータリングの体験もあったので、オープンカーを選びたかった!
先ず、このことがひとつ目。
ふたつめの要因は、
偶然、長い長い海底の底に沈んだままエンジンだけは生きていた潜水艦が
海上に浮上したみたく、ずっとマイナスで推移していた保有株式が、
ウソみたくプラスに転じた、そんなタイミングだったこと。
購入決定の背中を押してくれたんです。
"Boxster"とのハネムーンは、わずか7か月。
出会いの日から、実は『別れの予感』が無かったといったら嘘になる気がします。
安定した収入があったわけでもなく、
そもそもが、正真正銘の無職でしたから、過去形ではなくて今もなんですけれど―。
こんなところで白状してしまって、どうしましょう?!
あとは、サイズの問題があるかなぁ?
最初にも書いたのですが、
4メートルを超える長さと、
1.8メートルの全幅が、少々ネックでしたね。
ランニングコスト。
大袈裟に考えすぎていたかも知れませんね。
現実には、国産コンパクトカーと比較して、
燃費面では差がでますが、それほど距離を走るわけでもないので、
大した差ではありません。
ポルシェジャパンのアプルーブドカーではあったのですが、
故障のリスクなどに、過剰反応していたみたいですね。
いまも乗り続けていたら、
2回車検を更新する必要があったわけです。
維持できていたかどうかは、やはり?マークが付きます。
サヨナラした日。
最期に収めた写真です。
本当は、自宅で引き渡すはずだったのですが、ドライバーさんにお願いして、
このビルの前で、写真を撮らせてもらったあと、見送りました。
いちどだけだったけれど、所有することが出来ただけで、良しとしましょう。
それまで、知らなかった世界に誘ってもらえたのですから・・・・。
ひとつだけ、寂しくて、悲しくて、悔しいのは、
もう、”Boxster”の新しい写真を撮れなくなってしまったこと・・・
右目の状態ですけれど、同じ症状が続いています。
普通に生活できているのですが、カメラを覗くのは左目なんですね。
写真を撮るのに、ファインダーを右目で
左目で被写体を追いかける?もしくは確認しながらシャッターを切る。
それがセオリーだと言われているかと思うのですが、
私には適いません。
運転に関しての支障がどうなのかと言えば、まったく問題がないとは言い切れないのです。
やはり長時間だったり、夜間の運転の際に、見えづらかったりはあるのですが、
その分、注意深くハンドルを握っているつもりなのですが―
#002//2018