今日、武道館で行われた「
サラ・ブライトマン シンフォニー・ザ・ワールド・ツアー 日本公演」に行ってきました。 文句のつけようがありません。 素晴らしいです。 最初、1万5千円は高いなーと思っていたのですが、見終ってみるとむしろ安いと思います。 席は前から5番目で、これは電話予約してくれた嫁さんに感謝感謝です。
すでに彼女のライブ映像は何度も観ていますが、やはり「生」の迫力は違いますね。 ここぞという高音のパートの直前に、素早い息継ぎで肩や腹筋の辺りに緊張が走るのや、ソプラノの限界に挑戦(笑)といった時には(普段は優雅に伸ばされている手先が)肩から指先まで力がみなぎっているのが、よく見えます。 それでいて、優しくしっとりと歌い上げる時の繊細な表現力・・・素晴らしいとしか言いようがありません。
また、演出がなかなか面白くて、舞台上に巨大な可動式の3Dスクリーン(?)が設置してあり、これに映像を映し出し、実際に歌うサラと重ねることで様々な演出に使われています。 サラが水上を漂いながら歌っているように見える「
月の息子」や、地球をバックに宇宙空間に浮かんだ状態で歌っているように見える「
ランニング(ジュピター~栄光の輝き)」は、見たことのない演出で「はっ」と息をのむほど美しい。 それ以外にも、打ち捨てられた城の中で、あるいは森の中で歌っているように見える演出もあり非常に工夫されています。
衣装も凝っていて、例えばオープニングでは、(喪服を連想させるような)黒っぽいヴェールに全身を包まれてステージに現れたサラにバックダンサーが近づき素早くヴェールを取ると、目が覚めるような鮮やかな赤いロングドレス姿になり、荘厳な「
嘆きの天使」を歌い始める。 20分の休憩がありましたが、それ以外でも曲と曲の合間のちょっとした時間に何度も素早く衣装を変え、サービス精神も旺盛なようです(^^)。
また、サラの持ち歌にはいくつデュエット曲がありますが、テノール歌手アレッサンドロ・サフィーナが一緒に来日していて3曲ほど歌いました。 かの有名な「
オペラ座の怪人」など、サフィーナのテノールとサラのソプラノが重なりあって高らかに歌い上げるのは鳥肌が立つほどカッコいいですよ。
その声は、もはや人間のものとは思えないほど美しい。
僕の好きな「
クエスチョン・オブ・オナー」や「
アベ・マリア」が無かったのは少し残念ですが、それは次回のお楽しみと言うことで。 明日の武道館でサラの「日本公演」は終わりですが、また次の機会にでもぜひお試しください、文句なしにお勧めです(^^)。 ちなみに彼女の第一声は「こんばんは!」と日本語でした(^^)。
Posted at 2009/03/05 00:54:45 | |
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