COMTEC ZDR-015  

評価☆の数は mazda2に適用しようとした場合のものです。
なお、駐車監視はしていません。

MPVから移設した旧式のCOMTECのドラレコ ZDR-015。安定の韓国製です…

フロントガラスのどこに付けても邪魔になるサイズ。もっと小型のものに置き換えたかったのですが、まだ延長保証の期間内なのでもう少しこの機種には頑張ってもらうつもりです。

フロント側カメラ本体は、取付台座のフロントガラスに接する面がTVのフィルムアンテナ部とガラス上の黒い点々部分(固有名詞不明)を避けるように取り付け位置を定めています。
台座のガラス接触面の半分ほどは黒い点々部分にかかっているのですが、両面テープの方で点々を避けています。
前の車ではあまりに粘着力が強すぎて、カメラの取り外しにはエラく苦労したので、今回両面テープは台座の下方向半分までしか貼っていません。
きちんと接着面を脱脂して貼りつけると3Mのテープは簡単には剥がれてくれません。接着力恐るべしです。

本体の液晶パネルで観る限りは、FSCの黒いカバー周辺の黒点々が僅かに映り込んでいるのですが、気にはならない程度。写真はリアカメラの画像を表示中のものです。

TV、FM、GPS、ETCへのEMIに関しては、前車ではTVとナビをつけてなかったのでここだけは未知です。少なくとも、前車ではFM、AM、ETC、携帯電話のGPSへの妨害は見られませんでした。

この車でもさほど大きな影響は出ていないと思います。
FMは問題なし。
GPSへの影響も多分問題なし。
ETCは未確認。← 問題なしでした。
TVに関しては関東広域圏の放送波では問題なし。
関東広域しか確認できないので、地方によっては妨害を受けるチャンネルがあるかもしれません。スペアナを使えばもう少し確実なことが分かるのですが、そこまでやるつもりもなく。
AM局はワイドFMで聞くので未チェックです。なお前車では問題なしでした。今回ハイウェイラジオの1620kHzは確認し忘れてます。

ドラレコ本体の取付位置を決める前に電源を入れたドラレコ本体とケーブルをあちこちに当ててみたのが上記の確認結果なのですが、特にフロントガラスのどの部分にドラレコを置いても、これといった影響は認知できませんでした。もっともTVは弱電界地域ではありませんし、ダイバーシティ受信に助けられていた可能性もあります。ドラレコの配線関係の経路を固めたので、改めて各機器への影響の確認はしなければと思っています。

いずれにせよこのドラレコのEMI対策はそこそこきちんと成されていることが期待出来そうです。

ただし、
電源ケーブルの電源供給側にはちょい大きめの割コア(フェライトコア)4ターンを、リアカメラ用ケーブルと電源ケーブルのドラレコ本体入り口近く(異音対策と見映えのために天井内に隠していますが)にはそれぞれ小さめのフェライトコア各1ターンと、気休めのコモンモード対策を入れてあります。効果の程は不明です。コアなし条件との比較はしていませんので。

この機種に関しては、画質が取り立てて良いわけでも酷いわけでもなく、カメラ性能もそこそこで、ごくごく普通のものです。
ただし、映像ファイルが細切れに作成されること、VLCなどの汎用viewerでの再生時にコマ落ちが生じること、ファイルとファイルの繋ぎ目部分の映像がスムーズに繋がらないこと、フロントとリアの映像がひとつのコンテナに多重されていること、圧縮画質はお世辞にも綺麗とは言えないことなど、緊急用途以外のドライブ中の動画記録などには全く向いていません。当たり前ですが本来の用途の範囲でのみ使うのが良いです。

追加機能として使えるのは、信号機が赤から青に変わったことを知らせてくれる機能と、前の車が発進したことを教えてくれる機能。これらは何気に便利です。
誤動作はありますが、十分実用の範囲内です。

リアカメラ映像をドラレコからラインアウトできるので、これをマツコネのTV映像の入力ラインにセレクターをかませて切り替えれば、マツコネモニターのルームモニター化が出来るのでは…と妄想していますが、多分やらないだろうな。