
前回の328購入のお披露目からは車庫でボディカバーを被っている状態のままの328GTBですが、別に乗らずとも良いのです。
乗ろうと思えば何時でも乗れるクラッシックフェラーリが我が家にはある・・。
眺めているだけで幸せになれる、惚れ惚れする程の美しいボディ・・
これはもう絵画や美術品を所有している感覚と変わりありませんね!(笑)
さて、納車後1ヶ月を経ましたので改めてこの328の状態を確認して、良い部分・残念な部分を含めてご紹介してみましょう。
まず、この個体ですが自画自賛する事はご了承願うとして、とにかく状態が良い車だと思っています。
しかしながら気になったのは、当初ネットで車両画像を見た時に少し車高が低く感じた事。
販売店への問い合わせ時にそれを確認した所、ボディ下部を同色ペイントしているので低く見えるんですよ!
との事でしたが、納車されてからタイヤの隙間から覗いて確認したらオレンジのサスが確認出来ました。
なんだよ!やっぱり社外品だよ!この色ってエナペタが付いてるやん!
こんなの整備工場完備の販売店なら一目で分かる事だと思いますけどね・・。
まぁ絶妙な車高でカッコイイから私はこれで良いんですけどね・(笑)
でも買ったのがクラシケ所得を目指す様なオリジナル派なら、これはクレーム物でしょうね!
でも・そういう人は買う前にもっと念入りに現車確認するか・・
さてお次は社外品と聞いていたマフラーですが、明らかに新しい物が装着されています。
もう我が家の車庫の輪止めにギリギリです・・
販売店にマフラーのブランドを訪ねても刻印も何もないので分からないです・・でも乾いた良い音ですよ!との事でしたが、ネットで根気よく調べるとE.F.S横浜というマフラー専門のショップのスポーツ触媒付のワンオフ製作のエグゾーストシステムという事が分かりました。
このショップの2018年のFacebookに、正に私の328にマフラーを製作、取り付けている記事と画像がありました。
どうやら前オーナーのオーダーの様です。
ショップオーナーのピーターさんに経緯をお話ししてFBの画像を拝借したい旨の連絡をした所、即快諾して頂きました。
また、このマフラーの作製価格は60万弱もするワンオフマフラーという事で、ちょっと得をした気分です!
とにかく横置きV8は音がイマイチ・・という意に反して、このイーグルテックのマフラーは高音を奏でて大変ご機嫌なので、暫くは楽しませて貰います!
また販売店から納車時にノーマルのマフラーも付けて頂きましたが、こちらも本来のスイス仕様の触媒付マフラーではなく、エキマニから全てをイタリア本国仕様の物に換装されている様でした。
これはオリジナルという観点ではNGですが、私はクラシケを取るつもりもないので問題なし。
足回りは結局エナペタルの車高調KITという事も判明して1989のオリジナルもビルシュタインですので、エナペタルであれば同じビルシュタという事で、これもまた良かったです。
さて肝心の外装はフロントのアンダー部とサイドのアンダー、リアのサイドアンダー部をボディ同色のロッソに塗られており、これも車高を低く見せているポイントです。
オリジナルは上記の部分がブラックなのですが、私は断然現状の方が好みなのでこれもOK。
あと、この328にはリアのルーフスポイラーが装着されていません。
こちらは正直どうでも良いのですが、個人的にはカチューシャの様なルーフスポイラーは無い方が、ボディがシャープに見えて好みです。
付いていた物を外して穴を埋めた形跡もないので、調べるとオプションで選べた様です。
後はインテリアがオプションのリアトレイやルーフを含めた部分が全てブラックのオールレザーでしたので、これもオプションの様です。
フロントガラスには飛び石等の傷が殆どなく、ちょっと走るのを躊躇するほど綺麗なガラスです。
もちろん全ガラス4枚にオリジナルの刻印があります。
細かい部分では、センターコンソールの小物入れと助手席シートバックの書類入れの鍵が無い事、左ドア下部にエクボがあった事位でしょうか。
また、この個体の特徴をネットでキーワード入力して根気よく検索すると、10年前にこの車を取り扱った販売店のブログを発見しました!
記事の内容から西日本のコレクターから交渉の末、買い取りをしたようです。
その後、この販売店の在庫車で自動車雑誌にも紹介されたらしく、その撮影風景、掲載画像も発見。
完備している整備記録簿と当時の販売店のブログの記事を照らし合わせても、走行距離や点検整備の裏付けが合致して安心しました。
その後に前ユーザに販売されて、10年間に約4000キロを過ごした様です。
しかし現代のSNSは何でも瞬時に探せてしまうのである意味怖いですね・・
私も未来の次のオーナーに、このブログを見つけられて、なんだよ!このオッサン!なんてがっかりされるかもしれませんね…
さて、実はそれ以前の西日本の初代オーナーも個人情報の部分が黒塗りの車検整備記録簿を透かしてみると住所、氏名がはっきり分かり、近県のオーナーである事も分かりましたが敢えてもう、これ以上この328のルーツを詮索するのは止めておきましょう。
さて、これからは過去ではなくこれからの事・・
なにせ32年前のフェラーリです。
これから色々と有るであろう事は想定できます。
私は前オーナーの様なディーラーにお任せ整備はとても出来ません。
しかしながら予算をオーバーしましたが、少ない選択肢の中で最良の個体を手に入れたと信じて、これから自分なりに大切に所有していこうと思っています!
という訳で、時系列で先月の納車から今日までをご紹介してみました。
これからはボチボチと更新していきますので、ご興味があれば宜しくお願い致します!