
本日も時間があった為WOWOWオンデマンドで映画鑑賞を。
今回は車好きとしては以前から観たかった「フェラーリ」を。(ネタバレ注意!)
1957年当時のフェラーリの経営状況が倒産の危機にあり社運を賭けたレース“ミッレミリア”での不幸な大事故が起こるまでを史実に基づいて描いた作品ですが、後半の”ミッレミリア”のレースシーンやそれまでの経過に焦点をあてたというよりも、当時の状況を取り巻く人間関係や家族関係に焦点を当てた人間ドラマと言えるかも。。。
勿論当時のマシンを忠実に再現しているだろう迫力あるレースシーンの映像は必見の物ではあるし、当時の車メーカーの状況を知るには十分だとは思いますが。
観ていて思ったのはヨーロッパのメーカー(マセラティだのアルファだのジャガーだのベンツだの)はレースによっていかに自社の性能が優れているか、レースで優勝する事によってアピールするかという事にしのぎを削っていてレーサーの事故や命というものをないがしろにしていたのが、この大事故をきっかけに見直されたのかな(事実この事故以降中止された)と思いました。
また同時に匠の技術で多くの名車を生み出してきた日産が倒産の危機に瀕していたり、海外(特に北米)ばかりに目を向けているホンダ、大衆受けばかりを狙った車づくりをするトヨタと言った日本の車メーカーの事に思いをはせてしまいました。映画の中で描かれている様に会社は営利企業としてやっている以上それを何とかしないといけないいうのは分かるし、今の時代にあった車づくりというのは理解できるのだけれど。。。
「フォードVSフェラーリ」も観てみたくなりました。
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2025/05/25 13:41:27