第五回 信濃中学校吹奏楽部＆OB合同演奏会

先週の土曜日は信濃中吹奏楽部とOBバンドの演奏会だった。
私は仕事だったので、奥様が撮ってきてくれたビデオで鑑賞した。
王子たちはもう卒業生なので、演奏への参加は数曲のみだったけど、色々と感動ポイントがあって良い演奏会だった。

第一部は卒業生を除いた信濃中吹奏楽部の部。
この時期は卒業生が抜けて大幅に演奏レベルが下がるのだけど、今年は今後を期待させてくれる素晴らしい演奏だった。
新三年生は確実に演奏が上手くなっていて、堂々と演奏をリードしている。
そして人数では新三年生を上回る新二年生が、失敗を恐れずに攻めの演奏をしていて、音の厚みを増していた。
新二年生は例年以上に男子が多く、各パートに散らばっているため、バランス良く重厚な音になっていた。
きっと彼ら新二年生が新入生に卒業生イズムというべきものを継承してくれることだろう。

第二部はOBバンドの部。
信濃中吹奏楽部には過去に黄金時代があって、その時期を過ごした人たちを中心に当時の顧問を指揮者に、バンドを組んで活動している。
社会人が多く、正直演奏レベルは現役学生と同じ様にはいかないが、何世代をも超えた人たちが一つになって音楽を奏でる姿は、微笑ましく羨ましいものだ。

そして第三部が圧巻の現役吹奏楽部と卒業生とOBによる、総勢80人による演奏。
チューバ5本！コントラバス3本‼
ベースパートの迫力が半端ない(笑)
王子とT君の卒業生チューバツインタワーもついに見納め。
現役吹奏楽部は新二年生の男子二人による新世代チューバツインタワーなので、彼らの今後の活躍を期待している。
合わせる時間が少なすぎて、正直上手な演奏ではなかったけれど、十分に心を揺さぶる素晴らしい演奏だった。



実は、王子たち卒業生が居なくなることで、信濃中吹奏楽部への興味や感動が薄れると思っていたけれど、先輩たちの思いをちゃんと受け止める後輩たちの姿は、変わらず応援したくなるものだし、私たちを感動させるもので安心した。

今年こそ、王子たちが成し得なかった全道大会金賞受賞。そして全国大会出場目指して頑張ってほしい！
そして心揺さぶる演奏を続けて行ってほしい。
これからも変わらず、彼らの成長を応援させていただきます。