2021年11月01日
私がBMWに乗ったわけ(2)
大まかに言えば今までの走らせ方は突っ込み重視のコーナリングであった。
レイトブレーキングからの急制動、前タイヤに荷重をたっぷり乗せたところで急ハンドルによる急旋回、そして向きを変え、加速できる姿勢を作ったら立ち上がりで急加速。
このような走らせ方はサーキットでタイムを削ることはできるかもしれないが、挙動移行はスムーズとは言えない。
これをやや手前からブレーキングをかけ、前に荷重を移しながら立ち上がるための姿勢を作りつつアクセルを開け始める。
立ち上がり重視のコーナーリングというか、とにかくキレイにコーナーを駆け抜けることを軸として考えたい。
それがストリート、峠やワインディングを気持ちよく走れるという事に繋がっていくと現在では考えている。
そこでどのような車をどのように仕上げていくかという事になった。
完全に向きを変え終える前からアクセルを開けて曲がっていくとなれば、やはりFRかMRということになる。
最近のFFはコーナーリング中でも電制で無理やり曲げてしまう車も多く、はっきり言って目隠しで乗ったらそれがFRなのかFFなのか4WDなのかわからないところまで来ており、不自然さも感じられないレベルでよく出来ていると思う。
しかし趣味でドライビングを楽しむ以上、私はその車の素性を味わいたい。
ということで、電制がまだそんなにうるさくなかった時代かつ、そんなに古くない時代の車ということで、2000年後半から2010年前半の車をターゲットに絞った。
駆動方式としてはFR。
実は今までスポーツカーの基本とも言えるFRを所有したことがなかったのである。
4WD、FF、MRときたのでFR、特に変な癖のない素性の良いFRに乗ってみたかった。
そして今回のテーマはズバリ大人のスポーツカー。
今までの車はどちらかというと汗臭いスポーツカーであり、その服装はというとレーシングスーツが似合いそうなメンツである。
これらの車にビジネススーツで乗っていたら違和感ありありであろう。
ビジネススーツで乗っていても違和感のない、むしろ似合うスポーツカー、それが大人なスポーツカーの漠然としたイメージであった。
スポーツカーとして必要十分な動力性能と運動性能を確保しつつ、不快な音や振動とは無縁の車。
ここで言う不快な音や振動というのは、ギシギシという軋み音やビビり音、風切り音やタイヤの走行音、全体的なゴツゴツ感のようなものをイメージしている。
エンジン音や排気音はそれなりに入ってきてもらいたい。
サスペンションもそれなりに固くて構わない、と言うか引き締まっていてほしい。
そうでなければこの車はスポーツカーではなくサルーンになってしまう。
ただ、そのエンジン音や排気音は心地よいものでなければならないし、音量や音質は周囲への影響も考慮する必要が十分にあるだろう。
また足回りも固ければよいと言うものではなく、当たりは柔らかく、かといってふわふわしない引き締まったしなやかな足。
ギャップを越えた時の入力がゴツやガツではなくドンもしくはトンという感じで、その後の振動の収まりが速い、引き締まっているがしなやかな足、それが理想である。
振動の収まり云々に関してはシャシーやボディの性能やサスとの相性というのもあるのでトータルで仕上げていく必要がある。
いずれも今までにやったことのない方向性での車作りなので、非常に興味深いと感じていた。
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E87 | クルマ
Posted at
2021/11/01 22:13:57
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