PSPのナビゲーションソフトの
MAPLUSにはGPSのログを記録する機能(足跡データ)が付いています。
この機能を使うと、GPSデータをテキストファイルに記録して後から軌跡を見返すことができます。
MAPLUS上でも軌跡の表示が可能なのですが、PCにも表示させたいのでGoogleMAPに軌跡を表示させる方法を記載します。
全体の流れとしては、
①GPSログデータの結合
②ファイル形式の変換
③軌跡データとGoogleMAPを結合
となります。すべてフリーのソフトウェアで処理することが可能です。
プログラミングが得意な方は1ボタンですべての作業を一気に処理するソフトウェアも作れるんじゃないかと思います。
[具体的な方法は以下のとおり]
①GPSログデータの結合
MAPLUSで足跡データをONにして記録をとると、PSPのメモリースティック内に
「ULJS00128GPSLOGxxxxxxxxxxxx」のような名前の付いたフォルダが生成されます。
xxxxxxxxxxの部分は記録した時の日付データが入ります。
例えば5月1日の14時頃に記録したものであれば、
「ULJS00128GPSLOGULJS00128GPSLOG090501143231」というような具合です。
このフォルダの中身を見ると、
「GPSLOG.DAT」
「ICON0.PNG」
「PARAM.SFO」
「PIC1.PNG」
の4つのファイルが保存されています。この中で必要なのが「GPSLOG.DAT」で、他のファイルは必要ありません。
「GPSLOG.DAT」は、MAPLUS1だと300kB毎、MAPLUS2だと450kB毎に新しいフォルダが作られて保存されます。
おおよそMAPLUS2で45分毎に新しいフォルダが作られます。(3時間で約4つのフォルダ)
このDATファイルの中身をテキストエディタで開くと、GPSのログデータを見ることができます。
まずは、複数のフォルダに分けられたDATファイルを1つのテキストデータに結合します。
1つ1つ手作業でもできますが、ファイル数が多くなるといちいちファイルを開くのがめんどくさいので、
ここで公開されている結合ツールを使っています。
このツールを使って、GPSデータを1つのファイルに結合します。ここでは仮に作成したデータを「GPS_ALL_Data.txt」とします。
②ファイル形式の変換
次に、GPSのデータを最後に使うTOOLで読み込めるようにするためにデータ形式の変換を行います。
(単にGPSのデータと言っても複数のファイル形式が存在します。)
使用するツールは
ここで公開されている、GPSログエータコンバータを使用します。
MAPLUSで保存されるデータはNMEAフォーマットというもので、これをPCX5のトラック形式に変換します。
ダウンロードしてきたソフトウェアを解凍して、フォルダの中の「gpslogcv.exe」を「NME2TRK.exe」にリネームします。
先ほど作成した「GPS_ALL_Data.txt」をドラッグ&ドロップで「NME2TRK.exe」上に持っていくと、
「GPS_ALL_Data.txt」と同じフォルダに「GPS_ALL_Data.trk」というファイルが生成されます。
これでファイル形式の変更は終了です。
③軌跡データとGoogleMAPを結合
軌跡データとGoogleMAPを結合させるツールには、
ここで公開されている「轍(wadachi)」というソフトウェアを使用します。
ダウンロードしてきたソフトウェアを解凍して、起動させ先ほどの「GPS_ALL_Data.trk」をトラックのタブ画面から読み込ませます。
ページタブの画面でAPIキーにGoogleMAPで登録したキーを入力して、メニューバーの「ファイル→HTML作成」で軌跡の入ったGoogleMAPがHTMLに埋め込まれて出力されます。
APIキーの登録は
ここから行います。
Posted at 2009/05/02 17:55:22 | |
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