
ジャッキオイル漏れ修理の続きです
Oリング探して交換しました。タイトル写真右が古いやつで、左が新品。
ポンプピストンのOリングは、JIS規格のP8サイズでした。油圧がかかる、動くところに使う、しかるべき規格品、という感じ。
モノタロウでちゃんとしたやつを買いました。
リリースバルブのOリングは、内径φ6㎜線径Φ3㎜というJIS規格とかには見当たらない良くわからない寸法でした。

でもAmazonで699円で売ってたOリングセットに入ってました。
リリースバルブのOリングはリリースしたときしかオイルに触れない、油圧がかからないOリングだから適当なもので良いのかも。
Oリングを交換したリリースバルブとポンプピストンには、ワコーズのSSGスーパーシリコングリスを塗りました。ブレーキのマスターシリンダやキャリパーのOHに使う、ゴムを侵さないグリスです。
オイルも交換します

メルテック純正オイル。粘度はISO VG32。200cc入り。
ジャッキ全量交換で大体90cc使います。
今回は、一番大事なメインピストンのOリングを交換できなかったので、ジャッキ用の漏れ止めオイル添加剤というやつを買ってみました。

リスローンというオイル添加剤を色々出してるっぽいメーカーの品です。Made in USA。
ジャッキオイル2~3Lにボトル1本370cc入れろ、とありますが、うちのジャッキはオイル自体が90ccくらいしか入らないから、漏れ止め剤は15ccくらいしか使わなかった。猛烈に余る・・・

いきなり組みあがっています。組み立てはあっという間。
ジャッキアームのピン部などは、ワコーズのヘビーデューティマルチパーパスグリスM221でグリスアップしておきました。

一方、前回ぶち折ってしまったジャッキの取っ手を修理します
熱で溶ける材質っぽい感じ(多分ポリプロピレンか?)なので、溶着します。

これまでいろいろな樹脂パーツを直してきた、STRAIGHTプラスチックリペアキットで・・・

ステンレスワイヤーを真っ赤に熱して

取っ手のもげたところに、ステンレスワイヤーを溶かし込んで埋め込みます。
外に飛び出たワイヤーはニッパーで切ります。

取っ手の折れたところは溶着でバッチリかと思いましたが、ジャッキに付けて何度か持ち上げるとまたもげてしまいました。
もう樹脂自体がかなりもろくなっていてどうしようもない。

仕方ないので、取っ手はあきらめて、ジャッキのフレームを持つことにします。
ちょうど持ちやすいところにバリが立っていて手が痛いので、エーモンのクッションテープを貼りました。
意外とこれで行けそうです。

漏れたオイルと土埃でギトギトなケースを掃除して

キレイにしました。

完成テストとして、車をジャッキで1時間持ち上げて、下がらずオイルも漏れないことを確認しました。これで長持ちしてくれると良いのですが。
今回、リリースバルブをグリスアップしたせいか、ジャッキを降ろすときのリリースバルブの微妙な調整がしやすくなりました。
以下備忘録
・オイル量は、アームを下限に下げた状態でオイルプラグ穴から油面まで約3㎜となる量
・エア抜き手順は、オイルプラグを開き、リリースバルブを緩めて、ポンプハンドルをすばやく5~6回ポンピングする
・シリアルNoは TT00237568
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Posted at
2022/05/22 17:23:02