2022年11月03日
YouTubeを拝見していると同じような実験を何度か拝見したので私見を書きます。
*基本的に添加剤を否定していますので、添加剤を否定されて不快になられると思われるかたはご覧にならない方が良いと思います。
ブラウザバックをお願いします、すみません。
*否定しているのは「添加剤」です。ご覧になられるご本人様ではありません。
その実験は大まかにこんな感じ。
オイルパン、クランクシャフトとメタルと言うイメージでしょうか、実験の為に制作された機械のオイル層にオイルを入れておき、一定回転数でモーターを回転させ、回転させた軸にオイルを絡ませます。
その軸に棒を押し当て、接触面(これがメタルに相当?)にかかるトルクを測ったり、接触面の見た目の変化、接触面に触れた感触の変化をレポートするものです。
*棒の接触面は柔らかい金属チップを用い、シャフトより金属チップが削れる様になっている様です。(注1)
①、いつも使っているエンジンオイルでの実験
棒を押し当てると低いトルクで音が変わり、押し当てる力を強くするとシャフトが止まります。
シャフトを止め接触面を見ると縦方向に傷が入り、触れると縦方向の傷が感じられます。
②、①の実験後にその「添加剤」を入れ、実験を続けます。
棒を押し当てると低いトルクで音は変わらず、押すトルクをあげると音が変わり、更に押し当てる力を強くしてもなかなかシャフトが止まりません。(注2)
シャフトを止め接触面を見ると縦方向に入っていた傷が消え、触れても縦方向の傷は感じられません。
以上の事から、過走行で傷付いたエンジンでも、「この添加剤」を入れると、エンジン内部の傷付きを滑らかにし、音が静かになっている事からエンジンを保護していますよね?
以上が謳い文句。
以下、私見です。
確かに実験②から、傷は消えました。
しかしそれは接触面の金属が削れる事により、滑らかになったのですね。(注3)
また、(注2)の「押し当てる力を強くしてもなかなかシャフトが止まりません。」については、強いトルクを掛けている間、接触面が削れているから(注4)シャフトが止まらないのですよね?
(注3)は、「その添加剤」が削れた金属の溝に入りこみ、傷を保護?した事で、添加剤の効果が得られたと勘違いしてしまいます。
(注3)と(注4)は、モリブデン(極圧剤)の仕組みを理解していると、その間違いに気付きそうなのですが、用意された実験装置で見せられると一瞬間違えてしまします。
*確認方法としては、実験前後で「金属チップ」の厚さをミクロン単位で計測すると真実がわかります。
*その添加剤は「長く乗ることを前提にした車輌に対しても良いですよ。」とは言っていないから添加剤屋さんも間違った事は言っていません。
しかし、「金属が削れる事で、異音などの問題を解決しています。」と言わないしなぁ・・・。
まぁ、言ったら売れなくなるだろうからね。
まぁ、傷ついたメタルクリアランスは広がり、エンジンのシリンダーも広がるって事ですね。使用摩耗限度値の到来が早くなるだけでしょうね。
私は車を長く使いたいからその様な添加剤を用いません。
まぁ、買取りに出す前なら・・・。(そうしても私の車は査定ゼロですがw)
追記)そのように「用意された実験方法。」は落とし穴があり、すごく昔「◯mwayの洗剤は良く落ちる実験。」を見た事があります。
Posted at 2022/11/03 11:06:58 | |
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