593(もしかして、ご苦労さんということ?)Kmトレーラーを引いてみて、いろいろ気づいたことがあるのでまとめてみた。
まずはトレーラーのデメリット。
1.バックができない
バックが難しいというか、現実的にはできない。トレーラーのホイールベースが短すぎて、すぐにくにゃ、と曲がってしまい、修正不可能におちいるのである。まあ、これには
手があって、既にデニーズ編で書いたとおり。
2.ドリフトの恐怖
トレーラーはコムスのフル加速にはついてくるし、パニックブレーキにもバランスを崩さない。しかし、横方向のGには弱い。今回の旅だと、254号の下りでヘアピンのよううなカーブを曲がるとき、トレーラーが外にふくらむんじゃないかと気が気じゃなかった。トレーラーがドリフトしたら止めようがない。雨や雪が降ろうものなら、さらに条件は悪くなる。
3.やたらと目立つ
パトカーから「そこの(妙な)クルマ、止まりなさい」とお声がかかることはなかったが、目立つためその可能性はあった。
そういえば、帰り道にこんなことがあった。254号を調子よく下っているとき、白いベンツが後ろからやってきたので、ちょっと路肩に寄って先に行ってもらった。するとそのベンツ君、通り過ぎた後、ハザードを出して緊急停車。こちらはそのまま走る抜けると、また後ろからやってきて、ぴたっとついてくる。そしてしばらくすると、追い越しざましばらく真横に併走して、そして去っていった。よっぽど珍しかったに違いない。
4.走行抵抗が増える
山岳ステージを考えると、トレーラーの重さは1gでも軽いほうがいい。製作するにあたって徹底した軽量化を行ったが、それでも重量は15Kg(ヒッチコネクタがむちゃくちゃ重い)。さらにタイヤ2本で走行抵抗が増える。
5.タイヤで困る
一輪車のタイヤは入手性はいいが、バイアスタイヤなのでパンクに弱い。パンクした場合は、チューブを引っ張り出して、パッチで修理する必要がある。加えて英式バルブなので、ガソリンスタンドで空気を入れられないのもデメリット。
では、メリットは。
1.とにかく楽しい♪♪
説明不要
2.静かで振動がほとんどない
発電機が縦置きなので、振動はほとんどサスペンションとタイヤで吸収され、牽引車であるコムスには伝わらない。さらに、発電機まで十分距離があり、排気口が後ろなので、運転席からは音も気にならない。
発電機の音については、何か対策しないとまずいんじゃないかと心配していたが、普通に道路を走る限りは全く問題なかった。よりうるさいトラックやバイクが走っており、そこは全く目立たない(但し、駐車中だとかなり気を使います)
3.コムス本体に普通に荷物が積める
コムスの荷室に何も影響を与えない、荷物が普通に積めます。
4.必要がない時は、切り離しできる
必要がない時は切り離して、コムスだけで行動できる。
5.大きな買い物が出来る
発電機を下ろして、普通にトレーラーとして使うと、大きな買い物をしてもコムスで運ぶことが出来る。(以下は物置を買って帰るの図)
6.トレーラーの所有欲を満たせる(これは自分だけか)
なかなか個人でトレーラーを持つのは大変だが、このトレーラーは自分はトレーラーを持っている、という満足感が得られる。しかも、コンパクトで置き場所もとらず、車検、ナンバープレート、税金、保険、いりません。
7.ジェットエンジンの所有欲を満たせる(かもしれない)
発電機を着せ替えられること、もメリット!?
何を間違えたか日産が、発電機を販売していたことがある。その名も「DYNAJET 2.6DX」。IHIとの共同開発のようだが、正真正銘のガスタービンエンジンを使った発電機だ。燃料は軽油だがなんと灯油もOK。出力2.6Kva.重さ65Kg。特徴はなんといってもDOHCが裸足で逃げ出す10万回転まで回るエンジンとその音である。(興味ある方は、以下の動画で聞いてみてください)
残念ながら、自分がこれを知ったときには既に市場になく、一部の発電機マニアの秘蔵品になっていると思われる。もしかなうことなら、一度でいいからこの発電機をトレーラに載せ、ジェットエンジンの甲高い音を響かせながら、コムスで爆走してみたい。しかし、
軽油で走る爆音コムス、って想像しただだけで笑いが止まらない。灯油だったら、ガソリン販売拒否
関係ないし。それより水素エンジンの発電機はいつだろうか、ロータリーの発電機は?出たら今度は見逃さない。
ブログ一覧 |
COMS | 日記
Posted at
2021/11/21 05:17:41