
白馬から帰ってきて、ずっと考えていたことがある。
トレーラーは宿泊を伴うような旅ならいいが、日帰りツーリングには大げさすぎる。
もっと気楽に、
C ちょっと
O お出掛け
M 街まで山こえ(Mountain)
S スイスイ
できないものか...
(しばし時は流れて)
「狭い、狭いよー、なんとかして」しきりに文句を言う発電機くん。
「しょうがないだろ、でももっと上にいけないの?地上高は最低150mm欲しいんだけど」とつぶやく地上高さん。
「そんなに上に来るなって、テールゲートが開かなくなるだろ」と怒り出すリアボックス。
「これでもうぎりぎりです。一ミリたりともひけません」と主張する横幅さん。
「法規上、奥行きはコムス全長2.4メートルの1/10に収める必要があるんですけど」という天の声。
お互いに一歩も譲らず、ミリ単位の攻防戦!しかし、全員の要求を満たす解は存在せず、ほんのわずかで収まらない(涙)。
一度はあきらめかけたのだが、ある時発電機をよーく見ると「カバーを外せばなんとかなるんじゃね?」と気が付いて発電機にー肌脱いでいただくと、おおー!!奇跡的に収まった。
コムス・ツーリング号誕生の瞬間である。
写真のとおり、発電機がコムスの後ろにぴたりと収まり、リアボックスは荷物にまるまる使える。テールゲートも問題なく開く。
もうこれでしばらく走り回っているが、全く問題なく走れている。フレームが曲がるとか、Lアングル(ヒッチメンバ製作の巻参照)が折れるとか、発電機が脱落するとか、振動で発電機が停止するとか、コムスが熱で溶けるとか、の不具合は今のところ生じていない。
何より良いのは、運転中にリアモニターでトレーラーを見張る必要がないこと。内輪差を気にすることも、バックに苦労することも、ドリフトに怯えることない。だだ地上高がちょっと低いので、歩道の段差、駐車場の輪留め、急坂の最初と終わりには注意が必要。
また、個人的に気に入っているのが、後続車から見たときのHONDAのロゴマーク。「Powered by HONDA」と
いった感じで、なんとなく速そうに見える(気がする)。
今までさんざん、トレーラーの話をしておいて、いまさらなんだといわれそうだが、選択肢が増えるのはいいことだ。気合を入れた長旅には「トレーラー」、日帰りの「コムス・ツーリング」、もちろん50Km以内なら「ノーマルコムス」で。
あれ、これって、
空冷エンジンのRR? よし、これでまた
ポルシェに近づいたぞ。
(5気筒ほど足りないけどね)
Posted at 2021/12/09 21:54:37 | |
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