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CRxのブログ一覧

2021年11月07日 イイね!

4.準備編:甲州街道か中仙道かそれが問題だの巻


白馬に行くことに決めたのはいいが、どうやってたどり着くか、いや違った、どうやったらたどり着けるか、それが問題だった。海老名から白馬まで普通に一般道を選択すると、山梨県を通る甲州街道(20号)、甲府、松本、経由ルートで259Km、6時間。休憩を入れゆっくり走ると実質9時間くらいか。知らない道は夜走りたくないので、一日に走れる時間は朝6時から夕方6時の最大12時間とすると、1日でドライブするには程よい距離なのだが…alt

近所を走った感触から、今のコムスで、無理なく走れそうなのは一日150Kmくらい。よって、行きはどうしても2日かかる計算になる。では、この甲州街道ルートの中間の甲府あたりで一泊、さらに、白馬近郊で前泊、当日会場であるエイブル白馬五竜にゴールイン!と最初は考えた。

しかし、さらに調べていくと、大問題を発見。このルートには1000mクラスの坂が4つ!もある。笹子峠、塩尻峠、さらに甲府から富士見までの長坂。いくら発電機を積んでパワーアップしているとはいえ、長距離エコランを目指すコムスにはかなり厳しい。

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もっと楽なルートはないだろうか。ちょっと遠回りになるが、群馬県を経由するのが中仙道(18号)。峠はひとつ、有名な碓氷峠だ。

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峠の傾斜はよりきついようにも見える、しかし、碓氷峠には裏道である旧道があり、こちらはカーブはきついが傾斜はゆるい(ここは昔、馬車鉄道の道だったそうで、馬が登れるように傾斜はゆるく設計されていたことは後から知った)。おまけにわざわざ旧道を走るのは、走り屋やバイクや86などで、交通量はかなり少ない。
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ちょうど高崎に知人がいて、泊めてくれるということもあって、こちらの中仙道ルートに決定。一日目の距離は140Km。二泊目は、白馬近郊でAC100V充電ができる場所限定で探して、青木湖キャンプ場を宿泊場所に選択。距離155Km。ここから会場まで11Kmなので、朝ゆっくり起きても余裕で時間内にゴールインできるだろう。時間があれば、軽井沢に寄ったり、善光寺を見たり、水の青さと透明度を誇る青木湖にボートで漕ぎ出すのもいいな、などとこの時はのんびりと考えていた。

帰りは基本的に下りなので、行った道を戻れば問題ないはず。イベントの終了後、唯一のナイトランで3時間ほど走れば上田には23時頃には着けるだろう。6時間仮眠して、翌朝の日の出とともに出発、その後一日200Kmオーバーは未体験だが、ひたすら走って自宅に着いたら寝ればよい。ということでルートを以下のように決定した。全行程3泊4日で、ぎりぎり月曜の仕事には間に合う予定であった。

がしかし、これがいかに甘い計画だったのかは、後で思い知らされることになる。

往路

10月21日(木) 140Km  海老名→八王子→飯能→寄居→高崎  高崎泊
10月22日(金) 155Km  高崎→横川→碓氷峠→軽井沢→上田→長野→白馬(青木湖キャンプ場) 青木湖キャンプ場泊
10月23日(土)   11Km  青木湖キャンプ場→エイブル白馬五竜(イベント10:30-20:00)

復路

10月23日(土)   69Km  エイブル白馬五竜→上田 (ナイトラン) 仮眠
10月24日(日) 205Km  上田→海老名 

Posted at 2021/11/07 22:13:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | COMS | クルマ
2021年11月06日 イイね!

3.序章:コムス病の発病からトレーラー製作までの巻

3.序章:コムス病の発病からトレーラー製作までの巻コムス病

「コムス病」という病があるらしい。コムスに乗ると、たとえ他のクルマを持っていても、いつでも、どこに行くにも、コムスで出かけるようになってしまう。夏の冷房もなく、冬の暖房もない。ドアもジッパーで開け閉めする幌のみで、隙間風さえ入る。パワステもマスターバックもない。自動ブレーキなんてとんでもない。最高時速は60Km。高速は走れないし、みかけのせいか、無理な割り込みをかけられることもある。

しかし、【楽しい】のだ。これは実際に運転しないとわからない。この余計なデバイスが全く付いていない小さいクルマを、五感をフルに使って走る。4つのタイヤは手が届きそうな距離にあり、路面をがっちり掴んでいる。さらに言えば、ランクル譲りのラダーフレームに、ポルシェ911と同じリアエンジン(モーター)、リアドライブ=RRだ。コムスは、ハマる人にはとことんハマる。そして、離れられなくなる。不治の病、コムス病の発病である。もちろん自分の場合も、コムス病にかかるまで時間はかからなかった。

50Kmの壁

コムス乗りが誰でもぶち当たる壁が50Kmの壁である。コムスは、どんなに頑張っても50Km+α(気温で多少伸びる)しか走れない。帰りを考えたら、25Km以遠への場所には出かけられない。荷物のデリバリー、近距離のお使いマシンとして開発されたコムスは、旧世代の鉛バッテリーを積んでいることもあり、短距離走専門である。航続距離を伸ばそうとすると、どうしても発電機の追加を考える必要がある。


発電機

発電機は市販品があるので選択肢は多いが、停止して充電するだけなら消費電力900Wなので、最小クラスの900Wでも済む。重さは約15Kg(燃料込み)だ。

しかし、ぎりぎりで余裕がないのと、もっと大きい問題は、これでは停止して充電するにしても満充電まで最大6時間かかることだ。もちろん、必ずしも満充電にする必要はないので、実際にはそれよりは短くなるが、片道50Kmで往復100Kmの旅を考えると、2時間で走りきった後は、停止して4時間充電して、また2時間走って帰ってくるような計算だ。2+4+2で計8時間もかかってしまう。なので、もっと大きな発電機が必要だが、大きすぎると持ち運びが大変だし、発電量と重さのバランスをとる必要がある。

レンジエクステンダー

世にレンジエクステンダーという解決法があり(BMWのi3など)、これを真似しよう、と思いつくのにそうは時間はかからない。しかし、コムスの場合リアボックスに発電機を載せると、もうそれ以上荷物は積めなくなるし、何より熱の問題が心配だ。ガソリンの携行缶にでも引火したらえらいことになる。そこで、トレーラー。トレーラーに発電機を乗せて引けばいい、とここまでは誰でも思いつく話、だが…

トレーラー

小さなコムスで引くことを考えると、なるべく小さいトレーラーがいい。発電機専用とするなら、30Kgの荷物が載れば十分だ。坂を登ることと、ブレーキを省略したいことも考えて、自重は軽ければ軽いほどいい。

この条件で市販品のトレーラーを探すと、ひとつはバイクで引くリヤカーのジャンルから、もうひとつは車で引く軽トレーラのジャンルから探すことになる。しかし、結論からいくとどちらもNGだった。

リヤカーは、自重、積載量、はいいのだが、サスペンションがない。後からいろいろやってわかったが、サスペンションがない場合、20Km以上出すと荷台がはねてしまって使い物にならない。

軽トレーラーは、「英国製ミニトレーラー」自重45Kg,積載量250Kgで19万円というのがあったが、これでも重すぎるし予算オーバーだ。サスペンションがルーフスプリングなのも、発電機が止まらないだけの振動吸収してくれるか心配。結局無いものは自分でつくるしかない。

構想一瞬、製作2年

実は、途中熱中したり、飽きたり、の繰り返しで、トレーラーをつくるのに2年かかった。ミニトレーラーより小さなマイクロトレーラーは、あまり製作例がなく、作っては壊し、走っては壊れ、の繰り返しで、納得がいくものが出来るまで時間がかかってしまった。現在のは三台目。部品はほとんどホームセンターで調達できるものとし、走行中壊れても、ホームセンターに駆け込めば修理ができるようにと考えた。三台目は少し大きくして、天板にソーラーパネルを載せられるようにした。
Posted at 2021/11/06 22:28:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | COMS | 日記
2021年11月05日 イイね!

2.謝辞

最初に以下の方々にお礼申し上げます。今回の旅はこれらの方々の力なくしては、成し遂げられなかったと思います。

みんからコムス沼?の、なんちゃすとらとすさん、オヤジッチさん、JCさん、デンムチさん、Mrオフグリッドさん、にゃんこRさん、その他コムスユーザーの皆さん、みんからの書き込みは一生懸命読み参考にさせていただきました。

ぽてとさん、
旧コムスのレンジエクステンダー化が大変参考になりました。
ttps://yellow.ap.teacup.com/dokidoki-ev/2.html

あきらけいさん、
インド製のEV REVAiで富山県のタケオカ工芸から埼玉県まで自走した記録が大変参考になりました。
ttp://www.ipm.jp/ipmj/doyah/doyah165/index.html

earlgc8eさん、
自作ミニカーの構造が参考になりました。
ttps://www.eonet.ne.jp/~reverse-trike/

チームプロミネンス宇都宮研究所さん、
(トランジスタ技術2011年8月号)がEV車、電気回路の参考になりました。

JAPAN EV CLUBさん、
今回の貴重な機会を提供いただきました。

ZEVEX社長 鈴木さん、
残念ながら実物見られませんでしたが、EVジムニーには多大な影響を受けました。(燃費50Km/Lにはかないませんでした)

エイブル白馬五竜支配人 太田さん、
当日会場にて、快く100V充電を提供していただきました。

白馬村観光局さん
思いがけず、素敵な賞をいただきました。

白馬村のみなさん、
いろいろお世話になりました。白馬は初めてでしたが、いいところですね。また訪れたいと思います。

長野県のドライバーさん
長野県ドライバーの運転はやさしかったです。

宇都宮のKさん、
今回のチャレンジを最初から応援してくれ、心配して長野まで高速飛ばして駆けつけてくれました。

高崎のHさん、
一泊と100V充電も提供していただきました。

Posted at 2021/11/05 10:55:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | COMS | クルマ
2021年11月05日 イイね!

1.2021年白馬への旅

1.2021年白馬への旅2021年10月23日に行われたJAPAN EV Rally 2021というイベントに参加したので、その旅を綴りたいと思います。

このイベントは、もう8年目だそうですが、日本中からEV車が集まるという年に一度のお祭りで、集まるのは、リーフやらアイミーブやらHonda eやらテスラやら、そうそうたる普通EV車ですが、ここにミニカーEVのコムスで参戦したら、楽しいんじゃないか、ということで参加を決めました。

コムスのハイブリッド(HV)というか、レンジエクステンダー(COMS RANGE EXTENDER=CRX)がやっと走れる段階になり、試走がてらどこかに出かけようと考えていたのと、今年の白馬はコムス君がオフィシャルEVとして走っているそうで、そんなコムス君にも会えるかと思ったのも、背中を押された理由です。

神奈川から白馬まで片道250Km。ということは往復で500Km以上を、途中峠を越えながら走らなくてはいけない訳で、航続距離50Kmのコムスにとっては無謀ともいえるチャレンジになりそうでしたが、だめならすぐ引き返せばいいや……
Posted at 2021/11/05 10:15:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | COMS | クルマ
2021年11月05日 イイね!

みかけはかわいいコムスですが…

とにかく「楽しい♪♪」クルマです。
サイドエアインテークは伊達ではありません
Posted at 2021/11/05 09:03:19 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「雑談編:コムスの充電ご用心の巻 http://cvw.jp/b/3404612/45748536/
何シテル?   12/30 13:16
CRx=(コムス・レンジエクステンダー)です。よろしくお願いします。 小さなクルマが大好きで、一人で出かける時は、ほぼコムスばかり乗っています。 コムスを最...
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