
積極的に発信していなかったのですが、NDロードスターを注文しました。
MAZDASpiritRacing(以下「MSR」)ロードスターのコアモデル、2,200台限定販売車です。
上位車種の12Rはサーキットを走らない私には贅が過ぎると判断してパスしました。
1991年のことだと思うのですが、知り合いのNAロードスターを運転させてもらったことをよく覚えています。
事故らないことばかり気にしていて運転を楽しむどころじゃありませんでした。
それが私のライトウェイトスポーツとの出会いだったのですが、また乗りたいなと思ったのを覚えています。
結局、それから今日までNAはおろか、先日ちょろっとNDをお借りするまで歴代ロードスターに乗るチャンスはなかったわけですが。
あれから35年余。
私も年を取った一方で、少しですが時間とお金に余裕ができて、学生時代に恋焦がれたホンダのビートを所有するという夢が2年前に叶いました。
ビートは期待を裏切ることなく私を満足させ続けてくれており、これからも長く大切に付き合っていきたいと思っています。
NAロードスターも漠然と“欲しいなぁ”と思うことはありましたが、すでに私はビートという旧車を所有しており、2台の旧車の面倒を見ていく自信はありません。
経済的にも知識的にも能力的にも。
NDロードスターじゃダメなのかというと、もちろんNDの走りやデザインのクオリティの高さは様々な媒体のおかげで存じてはおりますがちょっと物足りないのです。
何が物足りないのか。
【特別な車を所有している感】です。
2台目の趣味車となると所有していること自体が特別であり、その特別感に浸れる車が欲しいのです。ミーハーで恥ずかしいですがカタログモデルでは物足りないのです。
趣味車に何を求めるかは人それぞれだろうと思いますが、私の場合、2台目には「特別な車を所有したい」というのが最も重要視するリクエストでした。
まぁ【特別な車】と一言でいってもそれこそ千差万別。
私にとっての特別とは希少性を意味しています。
さらに、所有しても価値の下落が小さいと見込めることも大事です。
いわゆるリセールバリューが高いこと。
ロードスターが好きでリセールのことなんて考えていないオーナーさんからは怒られそうですが、儲けようとはこれっぽっちも思っていないものの、決してお金持ちでない私にとって所有することに伴う金銭減少は最小限に抑えたいのが本音です。
そんな折。
特に、そのようなロードスターを探していたわけではないのですが、2L幌のロードスターが台数限定で販売されるというニュースが流れてきて、見事に私の琴線に刺さりました。前述の私が求める条件を見事に完備したモデルです。
これまでマツダが頑なに国内販売をしなかった2Lの幌車。MSRが初めて手掛けた市販車。しかもそれが2,200台限定で販売されるという特別感。
『台数限定』。。。
何と魅力的な言葉でしょう。
いわゆる“ひとめぼれ”でしたね。いや、正確には“ひと聞きぼれ”と言うべきか。
そして2025年10月24日。それは受注開始されました。
販売方法は早い者勝ち。私にはすごく魅力的な車だったのですが、どの程度の売れ行きになるのかはわかりません。また、販売価格も車両本体が約526万円、おそらく乗り出しで600万円ほどとなかなかのものです。
結局、いこかもどろかウジウジしていた私は発売から約10日後の11月2日に近くのマツダディーラーへ行きました。
マツダの駐車場では大柄なおっちゃんが駐車誘導をしてくださり、下車して来店目的を告げると、販売初日にそのディーラーの販売枠(45台)は埋まってしまったこと、キャンセル待ちという形は受け付けていないことを聞かされました。
この時、少しの残念な気持ちと大きな安心を感じたのを覚えています。
私は経済観念がキチンとはしていないのですがチキンなので、お金があろうとなかろうと、いくら欲しくてたまらない車といえども、生活において必要不可欠でないものにヒョイと600万円も支払える人間ではないのです。
ただ、駐車場のおっちゃんはせっかく来ていただいたので見積書くらいは作成しますと、店内に案内してくださいました。
チキンな私ですが、見積りは無料なので足取り軽く店内へ。
営業さんに形ばかりの見積書を作成いただき、何かあれば連絡しますとのことでその日は店を後にしました。ちなみ色はマシングレープレミアムメタリックを選択しました。チキンのくせに色の希望は明確に持っていました。
また、私と同じような問い合わせは既に何件か来ているとのことだったので、この時点では正直、連絡が来ることはないだろうと高をくくっていて、大きな買い物をしなくて済んだ安堵感に包まれていました。欲しい車を買えないことに安堵するって矛盾していますが、これが小心者の偽らざる本音でした。
しかしながら、そのちょうど一週間後の11月9日。
マツダの営業さんから連絡が入りました。
まさかキャンセルが出たわけじゃないよなと思いながら電話に出ると『ふぁるんさん、お見積りしたロードスターにキャンセルが出たのでご案内します。ただ、納車は令和9年の3月です。色はお見積りした車両と同じマシングレーです。購入の場合は今日中に発注書に押印いただくか、頭金10万円をお振込みください。それを過ぎると車両は本部に召し上げられてしまいます』とのこと。
そりゃもうびっくりしました。
まさかキャンセルが出るとは、しかもこんな早くに、さらに色はマシングレー、ましてや他にも順番待ちの方がいるだろうに何で私に!?
様々な疑問が渦巻く一方、私の覚悟は決まりました。
これはもう運命。
その運命に従い5分後には前金10万円の振り込み完了です。
振込連絡をしたときに落ち着いて色々聞くことができました。
まず、キャンセルですが、前の注文者は残クレを利用していて、その残クレ終了時期と明確になった納車時期(R9.3)があまりに遠いため、乗り換えという形が取れなかったことが大きな理由だとのこと。幸い私は納車を急ぐ理由はどこにもないので、納車待ちの楽しみな期間が長いことを喜ぶくらいのポジティブシンキングマン。
また、他にも私と同じようにMSRロードスターの列に並んでいる人がいたにも関わらず、どうして私に連絡があったのかについては、私が初めてディーラーを訪問した時に駐車誘導をしてくれた大柄なおっちゃんは、実は、通常は本部に常駐されているのですが、たまたまその日だけ店舗に来られていたディーラーのおえらいさんだったそうです。その方が自分が受けた客だから優先するよう指示をされたかどうかはわからないですが、営業さんいわくその方が“ひいき”したんですよとのことでした。よくわからないですが、ひいきされるのって気分が
いいものですね。
また、これは邪推ですが、私は来店アンケートの支払い方法で現金にチェックを入れました。ディーラーはその日中に注文者を確定しないとマツダ本部にその車を召し上げられる危険性があったようです。そのためローン審査がどうこうと考える必要のない私にお鉢が回ってきたんじゃないかと思います。ま、実際はローンを活用して買いますけどね。エヘヘ。
さらに、色の変更はできないとのことでした。変更する気はないですが、まだ生産ラインにも乗ってない車の色がなぜ変更できないのか、このあたりの事情はさっぱりわかりません。
そして、今年に入って営業さんから令和9年3月を予定していた納車時期がマツダの生産調整により前倒しになり、令和8年9月に納車できそうです、また、4月から環境性能割という税金が廃止される見込みなので、見積金額が少し下がりますと連絡がありました。環境性能割って車種によって税率が決まるのですが、NDロードスターの場合は取得価格の2%くらいでしょうから約12万円も下がることになります。一方で金利が上がっているのが気がかりではあります。
で、つい先日、マツダの営業さんから連絡があり、納車がさらに早まって7月になりそうです、とのことだったので、こないだの日曜日、正式な見積もりをいただくとともに、ハンコを押してきました。
そんなこんなで、私はもうすぐMSRロードスターのオーナーになります。
今は取付予定の小物を楽天のお買い物マラソンなんかでチマチマと揃えているところです。
どんどん納車が前倒しになるのはうれしいのですが、一方で金策の見直しが必要です。キャッシュとローンの比率の検討と、キャッシュの調達方法及びローン会社の選定について色々と画策中といったところです。
いずれにしても今年の秋までには納車予定。初めてのFRスポーツ。
納車となれば改めてご報告させていただきます。