• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

とんこつラパンのブログ一覧

2023年08月20日 イイね!

TONE の めがねレンチ

TONE の めがねレンチ
【 スリムで安い!】TONE(トネ)のめがねレンチ各種紹介 【 種類も豊富 】

本日は、TONE(トネ)の メガネレンチ群の紹介です。

TONEのめがねレンチといえば、クラシックな45°オフセットの両口めがねのM45は共用工具として会社でよく見るので、さんざん使ってきたのですが、


あまり好きなほうではありませんでしたね。




画像は今とは少し仕上げの違う少し前のM45



今でもなんだかんだよく使うのですが、あえて取り上げるまでもないかって感じの、空気みたいな工具でした。


家ではTONEの超ロングストレートめがねを気に入ってよく使いますが、その他はそれほど使っていなかった気がします。


ところが、手持ちのTONEのめがねを改めて見てみると、


「意外と使えるメガネ、結構あるんじゃね?」


と・・・




とりあえず12 x 14mmの TONEのめがねレンチだけに絞って紹介します。

コンビとスパナはオマケで紹介です。

変わり種のラチェット機構のクイックスパナ付きコンビとか、トネは結構ギミックのついた物もありますが、そういうのは省いてます。

しかしリジッドなメガネレンチだけでも結構バリエーション豊富なんですよね。。


トネのめがねだけ紹介してもわかりにくいので、それぞれのモデルのコンペとなる他社めがねレンチも12x14をいくつか持ってきて一緒に紹介します。
(12x14がラインナップにないモデルは12x13とか)




まずは、一般的なオフセット両口めがねから。。
すみません写真回転がめんどくさくて縦だったり横だったりしますw

真ん中のM45が超ロングセラーのクラシックな45°オフセットのM45です。
JISマークが消えたり、ロゴが変わったり、めっきの表面が光沢だったのがザラザラ梨地に変わったりしながら、なんだかんだ現行モデルです。

有名YouTuber「まーさんガレージ」のまーさんも昔から御愛用されているみたいですね。

M44が、少し現代的なオフセット45°x10°のロングメカニックめがね。

M46が、45°オフセットのショートめがねです。


M45はKTCでは廃番になってしまった、45°オフセットのクラシカルなめがねレンチです。

45°のまま高めに伸びて、そこから柄がほぼ水平に伸びています。
柄がボルトと水平なので、力が逃げにくいとよく説明されますが、
実際はそんなことありません。w

様々な現場で使われてきたモデルで、オフセットは障害物を交わすために与えられたものですが、現在の自動車など狭いスペースでは、その高さがあだとなり、使えない場面も結構出てきます。


それに対して、M44ロングメカニックめがねレンチは45°でほどほど立ち上がったあと、10°で手元側に上がってくる特徴的なシェイプ。

KTCの21世紀バージョンメガネのM5が45°x6°ですが、それともまた違う、トネ独自のオフセット。

めがね部直近の高さは押さえつつ、10°の角度で手元のスペースはM45よりも確保されます。
現代的なスタイルで、私はM45よりもM44のほうが使いやすく感じますね。



M44との比較に、Snap-OnのXBMを持ってきました。

スナップオンのこの角度使いやすいんですよね。


めがね部の外径は、トネのほうが遥かにスリム。

ね!意外といいでしょ?TONEのめがね。

もちろん強度は劣るでしょうが、それでも常識的な使用で強度が問題になることはまず無いですね。



左からM44ロングメカニックめがね
真ん中M45ロングめがね45°
右のがM46ショートめがね45°




ショートのM46




左がTONE M46
右がKTC M5S

ショートオフセットめがねは、KTCのM5Sが一番好きですが、TONEの M46はKTCの M5Sとは対照的で使い方を分ければ意外とどっちも活躍しそう。

KTCのほうは手で使うと角ばっていて痛いですが、めがね部の座りがよく、オフセットも絶妙で、頑丈で叩きやすい柄と相まって打撃使用にピッタリなんですww

M5Sはブレーキキャリパー周りとかで活躍してますね。

KTCの21世紀バージョンのロングめがねM5は、あんまり好きじゃなかったんですが、
ショートのM5Sを使い出してから評価が変わりました。

砂のXOMより好きかも?
ずっとお気に入りで使ってきた工具です。







KTCのM5Sは裏返した時も座りが良いんですよ。

表面に絶妙な「逃げ」がフラットに取られていて、ブレーキキャリパー周りとかで裏返して使うことよくあります。




TONEは裏返しは供回り押さえる用途くらいしか使えませんね。
オフセット部が当たりやすいです。

裏返しならコンビとかの方が当たりにくいです。





実はTONEさん、ドイツDIN規格をはじめとした欧州ではお馴染み75°ディープオフセットめがねもしれっと発売しています。

M75ロングメカニックめがねです。





75°オフセットめがねと言えばスタビレーですね。
スタビレー STABIL 20と対決!

TONEのめがね部の外径、このM75以外はすごく小さくて薄くて魅力的なんですが、これは何故か野暮ったい感じで、スタビレーに軍配。

新型デザインのめがねはM44とかと工場違うんですかね?
めがね部の位相も他のモデルとはちょっとズレてました。

ただこの価格でデザインも質感も良い75°オフセットめがねってなかなかないです。

スタビレーのだと値段的に3倍とかですかね?

ちなみに画像のスタビレー12x14は過去廃番になってしまった貴重な日本市場向けのモデルです。

プレミア価格で取引されてますね。

そういう意味でも日本車いじりならM75は良い選択ですね。



ストラットのセンターナットを、真ん中のHEXで供回り押さえながら弛めるとかでも使えますが、

75°オフセットって普段使いでも凄く使いやすいですよ。

意外かもしれませんが45°より断然使い心地良いです。

ホームセンターでもM75置けば良いのにと思いますが、やはり一本でなんでもとなると45°とかになるんでなかなか置けないんでしょうね。

でもTONEが75°出してること知らない人も多いと思います。

75°の使い心地の良さをDIYerに浸透させるのも含めて期待の存在であることは間違いありません。



トネと言えばストレートめがねも優秀です。

左からショートストレートM03、ロングストレートM04、超ロングストレートM05、
一番右が15°ロングストレートM15です。

順次新デザインに移行中ですが、私のはまだ16x18以外は旧デザインです。










超ロングストレートM05のコンペはもちろんKTCです。

超ロングストレートめがね、KTCとTONEどっちが良いの?

と聞かれたらまずTONEを勧めています。

柄が太く角が取れていて梨地が滑らか。
リング部もTONEのシェイプが一段優ってます。

でも超ロングって振れないことも多いですよね。

裏返したら位相ズレを利用して振り幅狭くても使えるようになってますが、それでも振り角が取れない時は、KTCを持ってくることで解決できる可能性があります。

KTCとTONEでめがねの位相をずらしてくれてるんです。
ニクイねえww

そういうわけで私のオススメは「両方買う」w
もちろん私も両方持ってます。

そうやって私の口車に乗せられて本当にKTCとTONE両方のロングストレートめがねを買ったやつがいますが、「そんなに要らなかった」と後悔していました。www

余裕があればKTCネプロスもオススメですw



ショートストレートに関して比較に用意したのはスタビレー
左がスタビレー STABIL 21
右がTONE M03

スタビレーはリング部がスリムでくびれていてTONEとは違ったカッコ良さ。




スタビレーはリングの厚み方向のセンターから柄が伸びていますがTONEは片ツバタイプ。

TONEの使い勝手はなかなか良いです。










TONEは高さ方向のオフセットには強いけど、横方向に逃げられるレンチがあまりなく苦手なイメージ。

ストレートの親戚筋としては
HAZETの610N、
アサヒの曲がり柄JIS片口めがね
KTC neprosのハーフムーンなどを比較用に用意しました。

アサヒのは会社でよく使うスタイルで打撃したりパイプ延長したりやりたい放題できますw

HAZET 610Nは本当に大好きなレンチ。

ハーフムーンはまず使いませんw
ネプロスのレンチはめがねの座グリがないんで、TONEとは対照的な使い心地で好きではあります。




M15 15°ロングストレートめがねは、コンビネーションレンチのめがね部のオフセット角と一緒だと思って貰えばわかりやすいです。

ネプロスの15°めがねや、
スタビレーのHPQシリーズ220 なども15°ですが、TONEは圧倒的に安い!

スタビレーの航空機向け最高級素材のHPQシリーズなんて一本1諭吉越えは当たり前ですからね。

コンビの角度で長いの欲しい方はTONEオススメ。






おまけでコンビネーションスパナCSも紹介しておきます。

オーソドックスなシェイプのTONEに対して
比較用はちょっと変わり種スタビレーのNo.15ソフトグリップ(廃番)

DINタイプオフセットのコンビなら日本ではロブスターもありますが、JISでは根っこからスパンと15°ストレートってのが定番ですね。

もちろんドイツスタビレーには両タイプあります。

コンビとしてクセが無くめがねと棲み分けが出来てるのはTONEの CSみたいなオーソドックスなタイプですね。






番外編としてTONEにはチタンコンビネーションスパナとか、SUSツールとかもあります。

チタンシノ付きめがねとかもあります。

TONEには過去高級ラインのFine Toolってブランドもあったのですが残念ながら廃番。

でもTONEのめがねレンチラインナップってなかなか魅力的じゃないですか?

私も持ってるだけであまり使って来なかったんですが、改めて皆さんへのオススメを考えていたら、

「意外とTONEオススメかも?」

と、思いまして工具箱の二軍レンチ郡のなかから12x14だけを緊急招集して撮影しました。w

私自身もトネを一軍に上げてみて使ってみようかな?

と思い始めました。


超ロングストレートめがねは使いやすくてずっと普段使いしてたんですけどね。


皆さんも是非、トネのめがねを購入候補に入れてあげてください。

スリムで使いやすいっすよ!





















Posted at 2023/08/20 10:46:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工具 | 日記
2023年08月15日 イイね!

アサヒのダックスキーレンチ & トラスコのトーション多機能レンチ

アサヒのダックスキーレンチ & トラスコのトーション多機能レンチ
【 そのボルト回せるかも♪ 】旭金属工業 (ASH)ダックスキー六角棒レンチ & TRUSCO トーション多機能レンチ 【 ASAHIの名品Daxkey Wrench 】



右は旭金属工業(旧新日本ツール)の

ASAHI DX2000TOOLS Daxkey Wrenchシリーズ
ダックスキー六角棒レンチ 9本組
両端曲げロングタイプ DYS0910


左はそのOEM
TRUSCO(トラスコ中山)の
トーション多機能レンチ 9本組
ショートタイプ TTXS-9S


ショート、ロングともアサヒ、トラスコ両ブランドから発売されており、
トラスコのロングだけはサイズごとにレンチに色分けペイントが施されることで差別化されています。

ショートは実質同じ。

ホルダーもアサヒと同じですが色違いでトラスコカラーのオレンジになってるものがあります。(オレンジブックのトラスコ中山)

トラスコのトーション多機能レンチはアサヒのダックスキー六角棒レンチ両端曲げのOEM版ですね。

私は公差や熱処理、表面処理、品質管理などの面で、OEM製品だからと全く同じ物だとは考えていませんが、
実際にロングダックスキーレンチの販売ページなどにもトラスコTTX-9S同等品とあります。

流石にホルダーのロゴやカラー、レンチのレーザープリントなどは変えてますけどね。






アサヒが2010年頃発売した商品で、しばらく後でトラスコブランドからも発売されました。

2010年グッドデザイン賞受賞。

発売されたばかりの頃、アサヒの中の方にお会いした際に、凄く絶賛した記憶があります。

あとアサヒのキャッチャーボールレンチが発売された時も大絶賛して、当時限定生産だったインチサイズのキャッチャーボールレンチを直接その方から購入した記憶があります。
(キャッチャーボールレンチもグッドデザイン賞受賞)

ダックスキーレンチもお気に入りで今回紹介するものは私が直接中の方から買った初期ロットではなく、何セット目かのものになります。



通常のL型ヘックスレンチではなく両端曲げの独特の形。

Daxkey Wrenchの名前の由来にもなっている首下ショート(スタッビー)スタイル。

高さが約1/2で狭い場所で使う工具であることを意識させる意匠。

そして両端曲げは、
片方が通常のヘックスレンチと同様、辺曲げ、
もう一方が位相をずらして曲げた、角曲げ
となっています。



通常六角レンチというのは6角穴に差し込んで回す際、60°ずつということになります。




つまり、60度の振り幅が無いと、次の掛け換えができません。

六角頭のボルトに対して、メガネレンチは通常12角(12ポイント)ですから、30度の振り幅スペースがあれば回していくことは可能です。

しかし六角孔付きボルトに使用する6角棒レンチは通常、6角形ですから、振り幅が60度無いとレンチを掛けかえることが出来ません。

ところがダックスキーレンチ両端曲げのこの商品なら・・・



辺曲げと角曲げを交互にひっくり返しながら、
30°の振り幅で掛けかえする事が可能です。


今ではWISEほか、振り角を60度から30度に出来るギミックを持ったレンチは流行りになってきていますが、
それらのハシリと言えるのがこのダックスキーレンチ両端曲げなんです。

まあそりゃあギアの細かいラチェットにヘキサゴンソケットつければ振り角5度とかって話にもなりますけどね。

そもそもデカすぎて入らない場所ではやはりシンプルな六角棒には敵いませんね。

それに、ヘキサゴンソケットとラチェットって、「視界が悪い」からあんまり好きじゃないんですよね。

ラチェットよりもメガネレンチ、ラチェットよりもL型ヘックスレンチを好む理由のひとつに「視界の良さ」があります。

わかりますかね?言わんとしてること。

同じ理由でギアレンチ(ギヤーテック、ラチェットめがね、板ラチェ)よりも普通のメガネレンチを好んで使います。

耐トルク云々じゃなくて、「視界の良さ」です。



ホルダーのデザインは良いですが、出来と耐久性は今ひとつ。

すぐに緩くなってバラバラになりますし、
ヒンジの部分もすぐに摩耗して外れやすくなっちゃいます。

このショートのトラスコのほうは印刷も消えてヒンジのとこプラリペアで肉盛り補修してますからね。
からね。


でもアサヒの工具って本当好きです。





自動車整備業界ではあまりメジャーな存在ではありませんが、我々の業界ではKTCより上。
トネと同格くらいの位置付けです。

スナップオン??
なにそれ100mm越えの打撃メガネとか、パイプ突っ込んだりハンマーでぶん殴りやすい片口めがね(6の字メガネ)とか出してんの?

って感じです。

(スナップオン好きですが我々重工業とか産業機械界隈ではアサヒや三木ネツレンのが格上ですね。あ、ネツレンはそうでもないかww)




面取りは無しでぶつ切り。

まあそれほど影響はないですね。

油空圧機器や油圧配管などでも活躍しますし、
ロードバイクやオートバイとかでも活躍の場はありそうです。



単品買いもできますんで気になったらよく使うサイズだけでもまず一本いかがでしょうか?


Posted at 2023/08/16 16:07:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工具 | 日記
2023年08月10日 イイね!

Wera ボールグリップ レーザーチップ プラスドライバー 1850 PH2x150mm 黒/赤

Wera ボールグリップ レーザーチップ プラスドライバー 1850 PH2x150mm 黒/赤

【 待望の日本仕様ボールグリップ】Wera ボールグリップ レーザーチップ プラスドライバー 1850 PH2x150mm 黒/赤 【 磁石無しでもねじが落ちない 】


Wera待望の日本仕様ボールグリッププラスドライバーです。

あ、Weraは「ヴェラ」と読みます。

「ベラ」とか「ウェラ」って呼んでる方もいまして、
それも間違いではないと思っていますが、日本の代理店的な公式では一応、
「ヴェラ」になってます。

本社はドイツ、製造工場はチェコのメーカーです。




もちろんWeraお得意のACR技術、レーザーチップ加工でねじ頭への食いつきは抜群!

日本のドライバーは先端にマグネットが入っていますが、

欧州のドライバーメーカーはマグネットは砂鉄を呼ぶので、極端にマグネットを嫌います。

ちなみにこのねじは、ステンレスで、非磁性体ですし、WeraのドライバーなのでPBなどと同じくマグネットなんて入ってません。

先端の精度と食いつきだけで保持しているのです。





左2本の青いのがWeraダイヤモンドトップドライバーの六角軸&六角ボルスター付き。右が今回のボールグリップレーザーチップです。

レーザーチップが緑/黒グリップで、
ダイヤモンドトップが青/黒グリップというすみ分けで、
グリップ形状と素材はクラフトフォーム形状でした。

『Weraハンドツールのほとんどに採用されている独特なグリップ形状『クラフトフォーム』は
粘土を握りつぶした時の形状をベースにしたもので、握りやすさに特化した形と言えます。
凹部分の「ソフトゾーン」はすべりを防止してトルクを的確に軸に伝えます。
凸部分の「ハードゾーン」は握り返す際に手にフィットし、
無駄な力をかけずスピーディーにねじを緩めることができます。』

↑上記がクラフトフォームグリップの説明です。


今回のボールグリップは、+(PH)だと、
赤/黒、緑/黒などが選べるみたいですね。

ちなみにボールグリップの黒と、色のついた部分の素材感は、これまでのクラフトフォームグリップとは逆になっている様です。
日本でボールグリップが人気だからと、安易に採用したわけではなさそうですね。
しっかりと使い勝手をも考慮された傑作グリップに仕上げられていると思います。

シャンク長も150のほか、一般的な100mmもあります。
(PH1やPH3はシャンク長異なる)

黄色/黒はマイナスドライバーみたいです。

赤/黒は普通は正義の味方カラーですが、Weraのデザインだとデーモンレッドとか呼びたくなる塗り分けですよねw

Weraお馴染みの緑/黒はデビルグリーン、
黄色/黒は、キラービーイエローとか呼んでみましょうか?ww

耐高電圧のVDE系は世界的に赤/黄色で統一なので、そこは触れません。

青/黒はもちろんダイヤモンドトップ仕様で出して「キモヲタブルー」でww

とにかくクセのあるグリップデザインにカラーリングで、Weraが苦手な方も少なからずいらっしゃる様ですが、今回のボールグリップ仕様は、カラーリングはともかくデザイン的には日本人にも受け入れやすくなっているような気がしますような気がしませんような、そうでもないような。。ww

でもボールグリップでもしっかりWeraしてるデザインで、私は好きですね。
(ほんとはWeraよりPBのほうがデザイン含めて好きなんですが、工具ヲタとしてはWeraも外せませんよね。)

レーザーチップだけでなくダイヤモンド粒子コーティングのほうもボールグリップで出して欲しいですね。もちろんキモヲタブルー・・・じゃなくて「サタンブルー」とかでどうでしょう?ww

Weraの人間工学に基づいたこれまでのクラフトフォームグリップは握りやすくて力も入るし良いのですが、
やっぱり押し付けやすい、それでいて早回しもしやすい、
ベッセルをはじめとした国産ボールグリップは捨てがたい。

ベツセルからボールグリップが発売されたのは確か1980年代で、
発売以来、日本のドライバー界の革命児といえるほどの人気っぷりで、
私も長いこと愛用しているドライバーでもあります。

私も電気工事士の有資格者(第一種、第二種)ですが、
DIYでも電工の真似事みたいなことをする時は、やはりボールグリップを使いたくなりますね。

電気工事士試験よりたくさんドライバーを使う
1級機械保全技能士の電気系保全作業の実技試験では、
PLCへのプログラミングに入るまでドライバーもたくさん使いますので、
速度重視でボールグリップのコンパクト版を持ち込んで受検しました。

そんな感じで、やはり、ここ一番ではボールグリップを使ってきた気がします。

ドライバー界の巨頭、Weraのボールグリップ参入は、熱くならざるをえません。w

PBもボールグリップはよ!!w


比較対象に国産ボールグリップ系や細身のハードプラスチック系、PBや Weraなどの欧州人間工学系グリップをいくつか並べてみました。


私もPBやWera好きでいっぱい買ってきましたが、グリップだけは欧州系樽型グリップより国産ボールグリップか、
PBの100系とかベッセルのクリスタラインみたいな細身のドライバーが好きでした。

今回の日本仕様ボールグリップ追加で電工系の現場でもWera派が増えそうですね。


Weraのレーザーチップ加工は、数あるACR(アンチカムアウトリセス)機構のなかでも定評があります。

私自身はACR系のドライバーより、PBみたいに精度勝負のもののほうがよく使うんですけどね。


ボールグリップは、シャンクに近づくにしたがって細くなっているので、
少しねじが渋いくらいの状態でも早回しも得意。

するする回るときはシャンクを持って早回し。(感電注意)
でも、グリップの細くなっているところでも早回しできるのが利点です。


サイズ表記も見やすいですね。
ボールグリップはお尻を強く押し付けて使うので消えてしまうかもしれませんが・・・


Weraが日本市場を研究し尽くして、満を持して発売したボールグリップドライバー。

ヨドバシ通販で安く買えますので、ぜひみなさん使ってみてください。

今までもボールグリップ使いだったなら絶対ハマるドライバーだと思います。
Posted at 2023/08/10 14:25:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 工具 | 日記
2023年08月09日 イイね!

STAHLWILLE 3/8“ ソケットレンチセット456/45/11/6 JAP

STAHLWILLE 3/8“ ソケットレンチセット456/45/11/6 JAP
【 スタビレー 線接触 】STAHLWILLE 3/8“ ソケットレンチセット456/45/11/6 JAP 【 435 ラチェット 初期グリップ 】



STAHLWILLE の3/8“sq(9.5sq.)30ギア ラチェットハンドル 435 の初期グリップモデルを中心としたソケットレンチセットです。


ケース
T型スライドハンドル 425
エクステンションバー 427/10 426(240mm) 426K(150mm)
ユニバーサルジョイント 428
3/8X1/2 ソケットアダプター 432
6角ソケット 456 7mm 8mm 9mm 10mm 11mm 12mm
12角 ソケット 45 13mm 14mm 17mm 19mm 22mm

のセット。


ラチェットハンドル435は金属グリップのSGを除き、樹脂グリップは主に3、4世代あると思いますが、こちらは初期モデルで、黒単色、工作機械のハンドルの様なプラスチックハンドルになっています。



刻印も後のモデルとは異なり、ヘッドに刻印はなく、柄に適当な刻印が入ります。


このラチェットを語る上で外せないのがここ。

切り換えレバーのボール、スプリングが入る穴を真っ直ぐに空ける為に、ヘッド先端部より穴を貫通させ、加工後、蓋をする様にスポット溶接されています。

ドイツ工具らしいこだわりの構造です。





ソケットは12mmまでが6ポイント、13mm以上が12ポイントで、面接触ASドライブではなく、線接触の頃の物です。


30ギヤで、ゲルマン工具らしい緻密さと荒々しさが共存した様なフィーリング。
質実剛健という表現もピッタリはまります。


初期型は工作機械のハンドルのようなプラスチックハンドル。

使い込むと少しだけべた付くというか、つるんとした感じではなく、しっとり感もある不思議な感じです。




後にモデルチェンジされ、グリップの素材と形状は大きく変わり、ロゴもプリントになります。同社のドライバーハンドルと同じ素材、形状の表面にシボのある黒いエラストマー樹脂グリップのようなものが二代目です。








その後、30ギヤのままスタビレーのコーポレートカラーであるインダストリアルグリーン(勝手に命名w)と、ブラックのツートンカラー、異種素材を組み合わせたグリップや刻印、クイックリリースなど数パターンを経ています。



初期型から存在した金属裸グリップの435SGも現行モデルでは80ギヤ化されビスを使わない構造に。
画像は現行435SG-QRNという型番です。





T型スライドハンドルはセンターロックなどは無いシンプルな物ですが、バランスは良し。



ユニバーサルジョイントも単品購入すると高いですよね。



ソケットにはローレットが刻んであり指で回しやすいですが、アンビルとの嵌め合いは非常にタイトで、10mmなどは指で抜くのは厳しく、ラチェットとソケットの間にマイナスドライバーを差し込んで抜くこともしばしば。

固いので有名なスナップオンも真っ青なタイトさです。w



日本仕様のセットです。
緑と白のシマシマな紙箱に入って、中にはペラい紙が一緒に入ってたと思います。長年の使用でそちらは破損したため捨ててしまいました。



刻印は「単なる識別用なんだからカッコよく打つ必要なんて無いだろ?」的なスタビレーらしさww

緻密で質実剛健なドイツ工具らしさのなかに、どこか牧歌的な雰囲気も漂います。




ヘッドはこの時代にしてはかなりコンパクトだったと思います。

オーソドックスな小判形ヘッドですが、この時代の日本のラチェットは2枚爪フラッパー式でヘッドもデカかったですからね。




切り換えレバーはラチェッティング時にパタパタと動く時代の物です。

これ今では使用時に不意にレバーが切替わってしまうと「欠点」として紹介されることもあるんですが、私は雰囲気あってパタパタ動く方が好きだったりします。




MADE IN GERMANY
W.GERMANY刻印435もあったかどうかは忘れました。

一時期西ドイツ時代のKnipexとかHAZET集とかBELZER集めてたんですがほとんどあげちゃいました。



このソケットレンチセット。

若い頃、いろんな業者向け機械工具店などの倉庫にお邪魔して、宝探しみたいなことしてた時、

初めて行った個人の自動車整備向け工具商の棚の上で見つけました。

憧れのスタビレーを見つけて目を輝かせていたら、

そこの店のおばちゃんが「よく見つけたね!それ、イイヤツだけど思いっきりまけてあげるよ!」と言って、15000円だかに値引きしてくれたんですよ。

確か当時でも5、6万以上のセットだったと思います。

思えば自分、若い頃はみんなに優しくしてもらったなあ。

どこのお店も、
汚いツナギ着て突然倉庫見せろと訪ねて来た
怪しい若造に、

「若い人が来るなんて珍しいね。」
「こんなところまでよく来たね」

なんて言ってお茶を出してくれたり、
工具を集めてると知ると、
ゼロ戦を整備してたころの貴重なスパナを
当時の定価で売ってくれたりw


このソケットレンチセットも入手の時から思い出があるので、なんだかんだで時々使いたくなります。

今でも十分通用する性能ですしね。


新品で購入し、
永年使ったり使わなかったりしてきましたが、
そろそろヴィンテージ工具と言える年代に入ってきました。


大切に使って行こうと思います。
Posted at 2023/08/09 16:02:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工具 | 日記
2023年08月07日 イイね!

PB レインボー ボールポイントロングL型ヘックスレンチ

PB レインボー ボールポイントロングL型ヘックスレンチ

↑PB ボールポイント付き L形レインボーロングヘックスレンチ PB 212.LH-10RB



PB(現PB SWISS TOOLS)のレインボーカラー
L形ロングボールポイントヘックスレンチ9本組セットの紹介です。

L形HEXレンチ
アレンキー レンチ
アーレンスパナー
アーレンキ
アレンレンチ
Allen Key Wtench
Allen Wrench
六角棒スパナ
6角棒スパナ
六角棒レンチ
六角レンチ
6角レンチ
ろっかくれんち
六角Lレンチ
ピンレンチ
ピンレン
Lピン
Lキー
ヘックスキー
HEXキー
Hex Key Allen Wrench
ヘキサゴンレンチ
ヘキサレンチ
ホーローセットレンチ
ホローセットレンチ
ホローレンチ
ホールセットレンチ

色々呼び名がある不思議な工具です。

ちなみに私の会社ではヘックスレンチとか六角レンチとは呼ばずピンレンとか呼ばれています。
JISだと六角棒スパナ・・・
一般的には六角レンチが多いかな?
自転車業界だとアレンキーとか。

自分は工具ヲタの為、色々な呼ばれ方を知っているこの工具を、自分とは違う組織に属する方などに伝える時とか、結構気を使いますね。

私は50セット以上9本組を買って色々試してきました。
それくらい大好きな工具です。

シンプルだけど、誠実なメーカーでないと良いものは決して作れない、嘘のつけない工具・・・

それがこの「ろっかくれんち」を大好きな理由です。

素材と精度と、熱処理・・・

メーカーの哲学がいっぱい詰まってるんです。

ヘックスレンチ専業メーカーって、実は世界で、
アメリカのボンダスと、日本のエイトの二社だけなんですが、


専業含め、L型ヘックスレンチの有名メーカーは、台湾製造を抜かした有名どころだと

PB(ピービースイスツールズ)のほか、Bondhus(ボンダス)、Wera(ヴェラ)、EIGHT(エイト)、WISE(ワイズ)、VESSEL(ベッセル)、ANEX(アネックス)、HaFu(ハフ)、Wiha(ヴィーハ)、ASH(アサヒ)、Eklind(エクリンド)、MITOLOY(ミトロイ)・・・

読み方は日本で一般的に呼ばれている読み方とかメーカーの日本代理店が呼んでいるのを採用しています。
ヴェラじゃなくウェラとか、ヴィーハじゃなくウィーハとか、ドイツ系は特に色々読み方の派閥があって面白いですw

まあアメリカのボンダスも、「ボンデュウース」って言ったり、めんどくさい人は一定数います。w

エクリンドもイクリンドって呼んだりすることありますが、お前は茨城県民か?と・・・ww
そんな私はイクリンドって言ってるんですけどね。( *´艸`)

あれ?

Snap-Onは?HAZETは?KTCはTONEは?

と、気になる方もいらっしゃるかとは思いますが、

砂は過去、エクリンドやボンダス、ハゼットはHaFuと思われ、ケテシ、トネはハイグレードなほうのラインはエイトが作ってました。(安いほうのラインは台湾)

んで、

このただの鉄の六角棒のどこにそんな哲学が詰まってんのさ?

というと、

これ、話すと長くなるんですが、

本当に各社アツいんですよ。

昔、日本のメーカー用事があって電話したときは、一時間くらい熱く語ってくれましたよ。

例えば日本のエイトは、
プロユース、アマユースにかかわらず、一本から生涯永久保証のつもりで作っていると・・・
折れたりしたら一本でも送ってくださいと。
破断面等を徹底的に分析させて欲しいと・・・


六角レンチって、主にキャップボルト(六角孔付きボルト)に使われることが多いですよね。
例えば、M8だったら、通常の六角頭のボルトだと13mmのスパナとか、自動車用だと12mmとかのレンチサイズを使いますよね。

柄もがっちりしたメガネレンチで剛性感たっぷりですよね。

ところがこれがキャップボルトのM8だと、レンチサイズは6mmの六角レンチを使うことになるのです。
ねじの呼び径よりも細いレンチで、なおかつ、キャップボルトはアルミや軟鉄のボルトもありますが、多くは強度区分12.9などのハイテンボルトとして使われることが多いです。
そんな12.9キャップボルトの素材はSCM435クロムモリブデン鋼ですね。

硬度が硬いボルトでレンチは摩耗しやすく、
ハイテンションボルトなのできつく締まっている、
その上、六角頭のボルトの様に大きなレンチは使えず、細いただの六角棒・・・

使用条件が非常に厳しいんですよ。

だからこそ、うそがつけない工具なんです。


あとは熱処理、硬度なんかも深いですね。各社色々考えがあります。

たとえばオーバートルクなどによる壊れ方も、各社特徴ありまして、
例えばEklindなんかは、折れないでねじれる様に曲がるといわれます。(実際ねじってみた)
これは唐突に折れて作業者がけがをするのを防いでいると言われています。

逆に、その「しなり感」で、限界をユーザーの手に伝えようとしているレンチもありますね。

壊れ方にもそれぞれのメーカーの美学が感じられるんです。



エイトさんなんか、熱く語ってくれましたねえ。


「我々は、レンチを硬く作ろうと思えばいくらでも硬く作れる技術がある。
しかし六角レンチというのは硬ければ硬いほど良いというわけではない。

我々の六角レンチは、サイズごとに一本一本硬度を変えている。
HRC〇〇°~XX°と記載しているのは、硬度にバラつきがあるということではなく、サイズごとに適正な硬度になるよう、一本一本硬度を変えているんです。」

と、熱く語ってくれました。

まじでエイトさん、かっけえんですよ。一本一本をわが子のように大切に作っているのがひしひしと伝わってきましたね。



我々は海外メーカーの様に大々的に永久保証を売り文句にして、壊れたら即交換したら良いんでしょという販売スタイルをとるわけではないが、
気持ちの上では生涯永久保証のつもりで作っていると。
壊れたら徹底的に分析して原因を究明したい。
だからプロ、アマ、企業、個人問わず、一本でも破損したら送ってほしいと。

あと、エイトさん、世界最高峰を目指したエキセレントシリーズと、スタンダードシリーズでも硬度変えてたりしますからね。
もちろんちゃんと理由があってやってます。

ワイズも国内メーカーで、今ではフジ矢グループの1ブランドになってますが、
若穂囲製作所時代に、社長が熱く語ってくれたのを思い出します。
六角レンチで世界一を目指したかっこいいブランドです。

個人的な使用感としては、やはりPBが好きですね。

年代で若干のアップデートはありますが、
やはり昔から使い込んでいるPBを何セットも持ってるんで、
本当に手になじんでいます。
PB、エイト、アサヒ(旧新日本ツール)あたりが私の好みです。


独特のしなり感や長さが大好きです。

PBやWeraには、丸軸タイプもありますね。
剛性感は素晴らしいですが、私は六角軸のほうが好みです。
長年の作業で手になじんだものが一番の相棒です。

変わり種といえば、
Weraやベッセルは、メガネレンチのように面接触タイプのものが出ており人気です。
私も例にもれず面接触のヘックスをヴェラやベッセルで試しましたが、私は従来の線接触のもののほうが好みでした。
個人的にはどうしても面接触のヘックスは好きになれない。。

おっと、これ以上話が長くなると誰も読まなくなりそうなのでこの辺で・・・

(既に9割の方はスキップかそっ閉じしていると思われますが・・・1割でも読んでいただける方がいるなら続けようと思います。w)


Posted at 2023/08/07 18:01:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 工具 | 日記

プロフィール

「豆タンク(仮称) 納車レディパッケージ 〜 リヤ用ドラレコ&ルームランプ編 〜 http://cvw.jp/b/3407800/48595355/
何シテル?   08/12 13:09
とんこつラパン です。よろしくお願いします。 みんカラ久しぶり(14年以上ぶりくらい?)に始めたのでやり方を忘れてしまいました。 無言フォロー等、失礼致します。...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3 4567 8 9
1011 1213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

OS GARAGE OSGオリジナルリフトアップコイル(NT31系) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/04/12 02:25:06
メッキドアストライカー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/17 15:43:42
スズキ(純正) マルチユースバッグ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/10/11 18:17:28

愛車一覧

日産 エクストレイル マシンX(-TRAIL) (日産 エクストレイル)
2022/6/22現在、自分の名義に名義変更中です。(完了)
トヨタ タンク 豆タンク (トヨタ タンク)
パレットさんより乗り換え 豆タンクです。
スズキ セルボ セルボどーも(アントンしかお) (スズキ セルボ)
2024年10月16日譲っていただきました。 走行なんと43000km! 現在まだ名義変 ...
スズキ パレット パレットさん (スズキ パレット)
私が新車で購入しましたが親の車です。私もちょいちょいメンテナンスしているのでみんカラのガ ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation