エキパイ取り付け部GM-8300補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ある日、エンジンをかけるとカチャカチャと乾式クラッチのような音がするようになりました。
点検したところ、2番シリンダーのエキパイ取り付け用スタッドボルト部が割れてブラブラになっていました。
よく見るとリコイルされていました。
リコイルと割れに関係があるのか不明ですが、どうにかしないと排気漏れに繋がります。
2
エンジン側はこんな感じ。
割れの断面は酸化が進み、劣化が見られますので、結構前からクラックが入っていたと思われます。
3
補修については溶接がベストだと思いますが、素人にはハードルがエベレスト並みに高いので、ネットで調べた所、高温に強く強度のあるGM-8300でチャレンジします。
GM-8300は金属パテですが、初めて使うので緊張します。
使い方はネットで予め勉強済みです。
4
まず、劣化した表面の研磨と足付けを兼ねて、ワイヤーブラシやサンドペーパー、リューターで綺麗にします。
割れ断面はかなり粗面ですが、接着には好都合なのでステンレスのワイヤーブラシで下地を出しました。
5
エンジン側も同様に処理しておきます。
その後、パーツクリーナーで掃除と脱脂をしておきます。
6
GM-8300の主剤と硬化剤を規定の分量で混ぜ、まず、割れ断面に塗り破片をエンジン側にくっ付けます。
その後、側面に盛るように塗って行きますが、粘り気が強くなかなか上手く行きません。
どうにか塗ることができましたが、色々なところに付着してしまいました。見なかった事にします。
最後に、適当なM6ボルトにシリコンスプレーを塗り、ねじ込んでおきます。
これは、ネジ穴に入り込んだGM-8300がスタッドボルトのねじ込みを邪魔しないようにするためです。
7
気温が少し低かったので、ハロゲンランプでやや加温して2時間放置して適当に入れておいたボルトを外します。
更に工業用温風ヒーターで2時間加熱します。
ここまで来ると、カチカチに硬化しています。
8
スタッドボルトをねじ込み、エキパイを取り付けますが、補修した所は破断が怖いので若干弱めのトルクで締めました。
2時間程度走りましたが、とりあえず大丈夫そうです。
GM-8300って凄いですね。
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