KYB　NEW SR MCのレビューをしてみた

ノーマルJB64、74のフワフワ感は有名な話。
それを安価に解決するみだしのダンパーも有名な話。

というわけで、貯めに貯めたポイントを総動員して購入、取り付けてみたレビューをしてみようと。
実際の支払いは29K程度だった。

ちなみに、レビューの前提として、
　　①SEVのボディオンSが1個、後付けセンターコンソール内に入っている状態
　　②付属のステダンは取り付けていない状態
でのレビューとなるので、ただ純正JB64に取り付けた時とはシャーシの挙動やステアリング特性が異なることが十分予想できることを、事前に付け加えておきたい。


総じて結論を一言で言うと、
　　「普通のクルマになった」


車が揺れると、「グワングワングワン・・・」って感じでなかなか揺れが収まらなかったのが、「グワン・・・」という感じですぐに収まる。
縮み側の速度はさほど変わらないけど、伸び側の速度は明らかに遅くなった（ダンパーが効いている）のではないだろうか？

とはいえ、重心の高いオフ車であることは変わりがないため、そのあたりは通常の乗用車よりかは揺れは大きい。
これはしかたがない。
けど、その揺れの収まりが格段に早くなった。


次に一般道走行。
ちょっとした段差などにおいても、しなやかにいなして乗り越える感じが十分感じられる。
具体的にいうと減速帯などがいい例で、トントンという感じで何事も無かったように（・・・とは言いすぎかもしれないが・・・）通り過ぎていくのを感じたときは、思わず「おお！！」と声を出してしまった。

一番感じたのは、ピッチが激減したこと。
信号によるストップアンドゴーが連続する中で、加速するときにフロントが持ち上がる感じ、ブレーキ時の前のめりになる感じが明らかに減った。


その後高速道路も走ってみた。
まずはインターのカーブにおいても安定感が増しているのがよくわかる。
安定感、安心感が増加している。
結構激しい雨の中での高速走行も、純正より全然安心感が高い。


最後にワインディング。
明らかにロール方向が安定していて、速度域が上がっている。
ってことは、安心感が上がっている、ということになる。
乗り味は激変したと言っていいと思う。

純正の乗り味を変えたいなぁ・・・
ビル足は高いしなぁ・・・
と思っている方は、ぜひ一考してもよいダンパーだと思う。