
静岡県のジムニー50周年記念イベント。
山梨県・長野県の川上牧丘林道。
長野県の林道湯沢線。
長野県・群馬県の毛無峠。
これらを走ってきたロングドライブも今日が最終日。
富士山の北東部、朝の山中湖で観た景色はインパクト大でした。
ガスと雲が流れる先に、このロングドライブでようやく姿を見せた富士山。
朝焼けの光で、山頂部が赤く輝いているではありませんか。
音もなく流れるガスと雲によって刻々と移り変わる景色に
ついつい見惚れてしまいました。
こんなお姿を見せてくれるとは、ありがたやありがたや。
山中湖湖畔があまりにも居心地いいので、このまま去るのはもったいない。
そんなわけで外周路を走って、先程とは湖挟んで反対側に移動。
湖畔の旭日丘湖畔緑地公園を散歩してみますと――
おや? 第一村人発見! ……ではなくて手前と奥に白鳥の御一家。
奥の御一家にそっと静かに近づいてみます。
何この何?
ひな鳥がパタパタ動いてて可愛いのなんの。
やめてくださいよ。
顔がニヤニヤしちゃうじゃないですか。
傍から見たら不審者ですよ。もう不審者ですよ。不審者でいいです。
名残惜しさを感じつつ山中湖と白鳥から去れても、
心は富士山の雄姿に囚われっぱなし。
天候は驚くほどに晴れ渡り、日差しの暑さを感じられるほどに。
晴れやか空の下。伊豆半島へと安全運転で一気に南下。
韮山反射炉を遠目から観てみたり、
ワサビ田を横目に走りに走って
これまで走ってきた国道414号から逸れて、未舗装路へ突撃。
この道は旧天城トンネルこと天城山隧道へと続く道です。
離合ポイントが豊富で幅広かつ、路面も丁寧に整備されているので、
林道に不慣れな人でも山の未舗装路の魅力を感じやすい道だと感じました。
ミニバン同士でも楽々すり抜け出来そうな幅です。
天城山隧道に到着。
1905年(明治38年)に完成し、現存する石造りトンネルの中では最長クラス。
ナトリウムランプの灯りが雰囲気抜群!
いざ天城越えッ!(笑)
試しにヘッドライト落としてみると、まさにダンジョン探索気分。
危ないのですぐ再点灯ですが……。
ここ最近の天気の影響によって濡れていますが、
不快な湿り気ではなく、むしろ水流音も組み合わさって心地よい雰囲気。
南口へと抜けました。
ここから先に進んでも良かったのですが、
目的地はこの先ではないので引き返します。
道中で気がついたのですが、
川端康成の『伊豆の踊子』に縁あるトンネルということで、
このような碑石がありました。
このロングドライブの果てに、こんな素敵な道を走れて幸せです。
もう心はお腹いっぱいですよ。
なので次は体のお腹をいっぱいにします(笑)
注文したのは『いのししラーメン』と『ミニわさび丼』のセット
イノシシ肉がチャーシューであり、癖の少ない仕上がりです。
スープはそのままでも良いですが、
胡椒を加えるとパンチが効いた異なる美味しさを堪能できます。
わさび丼は醤油をかけて頂くのですが、わさび特有の鼻がツ~ン(笑)
しかし、だがそれがいい!
不快どころか爽やかな風味でスッキリ爽快です。
丼もので爽快気分とは初めての体験ですが、こりゃ美味い!!
浄蓮の滝観光センターの裏手を下って、浄蓮の滝を見に行きます。
長い階段ですが足元にはご注意を。
この雀男、滑ってあやうく転倒しかけました。
手すりを掴んでて助かったぁ……。
柱状節理が力強く曲がり、幻想的な雰囲気に満ち満ちております。
あの名曲『天城越え』で歌われるのも当然な見目麗しい滝でありました。
なお、滝のすぐ下流側には清流活かしたワサビ田が。
さて、長い階段によって息も絶え絶えに上へ戻って、土産物の買い物へ。
山中湖から伊豆は天城へとやって来た理由。
それは天城山隧道でもなく、
浄蓮の滝でも『いのししラーメン』や『わさび丼』でもなく、
このWASABIステッカーのためだけであった。
真面目にこう言ったら、どれだけの人が笑わず信じてくれますか?
半分冗談半分本気はさておいて、帰路につくとします。
東伊豆の沿岸部へと向かって、土肥金山に寄り道しつつ、
曲がりくねった静岡県道17号沼津土肥線ですが――
隙あらば、『〇〇の丘』と称して景勝ポイント置いてきますね。
やめてくださいよ。いちいち立ち寄って眺めてしまって困ります。
あーもう本当困りますね! もっとやれ!
沼津を超えて帰路をひた走るのですが、
このロングドライブを締めくくるディナーにありつくとします。
本を売るなら♪
――ではなくて
『さわやか』しかないでしょう!!
はい。
はい!
はい!!
外は牛肉の弾力溢れる歯ごたえ。
中はふわりと口に広がる旨味。
身も心も『さわやか』にされて、ごちそうさまでした。
休憩を数回挟んだので帰宅できたのは7日の午前1時過ぎとなりました。
高さにしてみれば
JCJ主催ジムニー50周年イベント会場の標高10mから
川上牧丘林道である大弛峠の標高2360mまで。
走行距離にしてメーターでは1170km。
高さも距離も走りに走った4日間でした。
ジムニー氏、お疲れ様。
まだまだいっぱい走りましょう!
次はどこ行く?
Posted at 2022/07/09 16:24:13 | |
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ジムニー | 日記