
春は目の前ですね。
すっかり暖かい日々となってきたので、林道走りへと行ってみます。
目指す林道への道中にて、伊世賀美隧道を通ります。
旧伊勢神トンネルという呼び名の方が有名でしょうか?
なんと1897年(明治30年)に竣工されたそうで登録有形文化財です。
トンネル内はがっしりした石造りで、アーチの曲線が綺麗です。
これもまた『先人達の職人技』というものなんでしょう。
2020年のWRCではここもコースの一部に設定されていたそうですが、
こういった所もアクセル全開で疾走するとはラリードライバーの度胸に驚愕です。
なお、新しい伊勢神トンネルが現在建設中なので、
このトンネルはやがて旧旧伊勢神トンネルと呼ばれるのでしょうか?
矢作ダムとダム湖を眺めながら昼食食べたら、林道へといざ出発。
林道は入ってしばらくは舗装路です。
小春日和の陽射しが暖かくて気持ちいい。
進むと路面はやがて未舗装となります。
雨が降った翌日とはいえ、乾燥した路面もあれば
ところどころが水溜りや泥濘状態とバリエーション豊か。
焦ることなく、ゆっくり慎重に進みます。
途中、オフロードバイクの方々と遭遇しつつ、
何度か登りと下りを繰り返し、開けた場所に到着。
グーグルマップの航空写真で事前に確認してましたが、開放的な空間でした。
なお、通行予定の林道は通行止めとなっておりました……。
反対方向の進める側は地図上では道になっているものの、
ここでは先の状況が分からないまま進むのは危険と判断。
ジムニーさんには一旦お待ちいただいて、徒歩で先行偵察。
路面に問題なく、切り返し出来る箇所を2つ確認して一安心。
再度出発です。
地図上では道はもう少し先で行き止まりですがが、倒木によりここまでです。
なお辿り着いたのは廃寺です。
後で調べると、680年頃に建立されており、
立派な山門や伽藍がある山岳寺院だったそうです。
4年前までは、かろうじて山門は残っていたようで、
鉄骨で補強していたようですね。
石碑が残っていましたが、碑文を読むことは出来ませんでした。
今ある古い寺社仏閣とは、多くの人が長きに渡って守ってきたからこそ姿が残り、
人の手が及ばなくなっては自然に還るのみ。
そんな現実を見せつけられました。
今は無き姿に思いを馳せながら手を合わせ、帰途につくとします。
で――
やっちまった!
俺のバカァ!
動物の影らしきものを見かけて「カモシカかも?」と
よそ見した結果がこれです。
よそ見運転ダメ絶対。
人様巻き込む事態にならなかったのは不幸中の幸いです。
慌てず深呼吸。
まずはハンドル切ってサイドウォールにトラクションかけて脱出図るも
トラクションかからず失敗。
ジャッキかけようにも狭すぎる。
次いで周りを見渡したところ、ちょうど良さそうな枝を発見。
腐っていてブヨブヨでしたが側溝に投入。
フロントタイヤにかませてみたら
「あらよっと♪」と言わんばかりに、さくっと脱出です。
牽引フックが曲がって、ホイールとハブキャップにガリ傷つきましたが、
下回りには損傷なく、無事帰宅できました。
ジムニーのタフさを知ると同時に、自分の情けなさを突きつけられました。
このブログをご覧になられた皆さん。
運転中のよそ見わき見はダメですよ。
そして側溝にはお気をつけて。
春のドライブをエンジョイ&エキサイティングしましょう。
Posted at 2022/03/27 20:01:11 | |
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ジムニー | 日記