
かつては私もひっぱり気味にタイヤを履かせていた時代があった。
ひっぱりタイヤは何より見た目がカッコ良い。
ただ、ツラを攻めたオフセットのホイールはタイヤをひっぱらないとフェンダーに干渉する。
もはや速く走る為以外の気遣いをしなければならなかった。
ある時からコーナリング中に起きるタイヤの撓み(たわみ)が気になり出した。
当時ハイグリップタイヤを履いていたせいもあった。
コーナーに進入する際、タイヤのグリップ力が逆に仇となって、よりサイドウォールの撓みを発生させているような気がしてならなかった。
サーキットを走っている他の車を見ればひっぱりタイヤのクルマなんて自分以外どこにも居なかった。
その頃、ひっぱりタイヤでドリフトをしたらサイドウォールはどうなるのか、という動画がYouTubeにあがっていた。
想像以上にタイヤがヨレていた。
空気圧を下げてドリフトをするとタイヤが見事にホイールから外れていた。
ドリフトはしないが、ホイールの規格に合うタイヤを履くことにした。
工場出荷時のNDロードスターはアライメントがまるで農耕機のようだった。

(ポジティブキャンバー)
峠をちょっと攻めただけでタイヤの外側ショルダー部が減り、タイヤの内側が減らないという「逆片減り現象」が起きていた。
アライメント調整でタイヤ面を均等に使えるようになった。

BRZ 純正タイヤ
対するBRZは最初からアライメントが優秀。派手に攻めてもタイヤが均等に路面を捕らえている様子がわかる。
今でこそサイドウォールのヨレは気にならなくなったが、いかんせんタイヤが薄いので普段乗りでガリ傷にしてしまうのが少し怖い。
Posted at 2022/09/05 22:21:55 | |
トラックバック(0)