
先日、映画「フェラーリ」を観て、その後に「フォードvsフェラーリ」を配信で観ました。
来年には、ブラッド・ピット主演のF1映画も公開されます。
しかし、レース映画はお金がかかるので、邦画ではなかなか作れないなと感じた次第です。
そんな中、邦画で車、バイクレースを題材にした映画をいくつかご紹介したいと思います。
オーバードライブ (2018年)

公式Xより
主演 東出昌大 新田真剣佑
監督 羽住英一郎
ラリーの映画です。
『SCRS』(SEIKOカップラリーシリーズ)という日本の架空のラリーシリーズ。レインボーブリッジや白川郷など日本を転戦。トヨタヤリスのラリー仕様が暴れます。

公式Xより。公式のドライバーズカード
ライバルはシトロエンに乗る北村匠海。
架空のシリーズ、架空のチームなのに実在のスポンサーが付くというリアリティ。

2019年のお台場ジャパンモーターフェスにて撮影した劇中車です。スポンサーロゴも入っており、知らなきゃ現実のラリーカーそのものに見えます。
ヴィッツからヤリスに名前を変えるプロモーションと、WRCの誘致を期待した作品?だと思われますが、主演俳優さんが‥‥。😅
ストーリーは、メカニックの兄とドライバーの弟が互いの過去を引きずりながら、同じチームでぶつかったり、協力したりしながら戦うさわやか青春もの。
あの"ワイルドスピード"森川葵さんも出てます。
羽住監督は海猿シリーズなどアクション映画のイメージが強いですね。
もう一つ、羽住監督作品、ワイルド繋がりとして「ワイルド7」(2011年)もバイク好きにはおすすめしたいです!レース映画ではありませんが。
コミック原作。50年前にテレビ版を観ていました。アニメ版もありました。元犯罪者で組織された警察の特殊チームが色々なカスタムされたバイクで活躍!本作ではCBX1100や隼、トライクV-maxなどのバイクに乗って暴れ回ります。大人の事情でメーカーエンブレムはありませんが、バランスよくセレクトされていると感じました。
ストーリーは大目に見てください。😅
汚れた英雄 (1982年)

カドカワストアより
主演 草刈正雄 監督 角川春樹
なんと角川映画の御大が直接メガホンを執ってます。
原作は大藪春彦。ハードボイルド系ではなく、スタイリッシュにまとまってます。
当時の角川映画のCMは凄まじく、ローズマリーバトラーの主題歌は頭にこびり付いています。
ヤマハの全面協力。できたばかりの菅生サーキット(現スポーツランド
SUGO)でのレースシーンが見所。
当時の技術としては難しかったであろうオンボード映像も見せてくれます。
さぞカメラは大きかったと思いますが。☺️
ストーリーは、かつてチャンプだったプライベータのライダーが全日本グランプリで勝ち上がっていく話。「汚れた」というタイトルなのですが、映像、ストーリー的にはダーティーな感じや、生活感、生々しさはありません。浅野温子さん、木の実ナナさんも出てます。ん?あぶ刑事?😆
草刈正雄さんのバイクスタントをやったのが、当時売り出し中のヤマハのワークスライダー平忠彦氏。劇中で使用するヘルメット、ライディングスーツのデザインは平忠彦氏のものをそのまま使用。その後はレプリカヘルメットが流行りました。
劇中では日本GPを制し、世界に羽ばたくことがエンディングでテロップで示されますが、平忠彦氏もヤマハワークスで同じように世界GPに挑んでいった現実がオーバーラップして胸熱です。
ウインディー(1984年)

映画パンフレットより
主演 渡辺裕之 監督 原田眞二
こちらは、日本とドイツの合作映画なので、純粋な邦画ではありません。
全編ヨーロッパで撮影されているので、洋画のよう。全編英語。
かつてチャンプだったプライベーターの子連れライダーが、ヨーロッパのロードレース転戦する様子を描いた作品。レースシーンよりパドックでのシーンが印象に残ってます。
原田監督は役者としてもラストサムライ等にご出演されていますが、当時、雑誌のコラムを連載されていて、共感して映画を観た記憶があります。劇場作品2作目。
渡辺さん以外は全員外国人俳優です。その1人に数年後、新スタートレックのピカード艦長を演じるパトリック・スチュワートが出ているところにもご注目ください。
ドリフトレースを舞台にした「ALIVEHOON アライブフーン」(2022年)というのもあります。未見ですが、ゲーマーがリアルでレーサーになるという「グランツーリスモ」(2023年)と設定が被っているお話です。
暑い日は涼しいお部屋で映画鑑賞はどうでしょう?
😄
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2024/08/14 23:37:25