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桂川のブログ一覧

2025年11月28日 イイね!

ハチロク生活一ヶ月目。

ハチロク生活一ヶ月目。ハチロクがウチに来てから、およそ一ヶ月。
前回の記事でも書いたけど、納車直後はいろいろとメンテが必要で、交換した部品も多かった。まあ、旧車あるあるの「多少は目を瞑るポイント」ってやつはどうしてもあるけど、それを差し引いても今のところは概ね好調。


そしてなにより、「旧車だから…」と構えずに、普通に毎日乗ってる。通勤もドライブも全部ハチロク。長いあいだ休眠してたこのクルマが、ようやく失っていた時間を取り戻してるような、そんな付き合い方ができてるのがとても嬉しい。



燃費も思ったより良いし、4A-Gは回せば回すほど気持ちいい。車体の取り回しも軽くて素直で、いざ乗ってみると「これで十分じゃん」と思えるくらい、過不足のないバランスの良さを感じる。


一ヶ月乗ってみて思うのは、やっぱりハチロクって“ちょうどいい”クルマだな、ってこと。これからもっと距離を積んで、さらにこのクルマの良さを掘り下げていけたらいいな。

2025年11月13日 イイね!

水温問題に終止符。

前から気になってた「水温計の針、動きすぎ問題」。結果から言うと——原因はラジエーターでした。最初は「デジパネがいい加減な水温を示している可能性があるのでは」とメーター用水温センサーを疑って交換した。でも回転をそこそこ上げるとやっぱり水温が上がりっぱなしで下がらない。「センサーじゃなかったの…?」と謎が謎を呼ぶ展開に。



今日ラジエーターを交換したんだけど二週間ほど前にサーモスタット、ウォーターポンプ、ホース類などの水回りは既に出来る限り全て新品にしていたから残る可能性はラジエーターかヘッドガスケット抜けの二択になった。

が…。

と思っていたらハチロク卒業生の方より「点火時期早過ぎない?早いと水温キツくなるよ」というまたしても胃が痛くなるようなヒントも降ってきたので慌ててタイミングライトを持っているハチロク乗りの先輩が点火時期をチェックしてくれた結果、点火時期はノープロブレム。ひとまず安心。


ウォーターポンプやら交換したのでそのついでにタイミングベルトも交換しており、その時にショップが点火時期をバッチリ調整してくれていたのだった。(ちなみに後から聞いたことだが、納車直後にショップに持ってってリフレッシュ作業をしてもらったとき、買った状態が酷くてEX側のタイミングベルトのコマが1個ズレて点火時期で無理矢理動くように合わせていたらしい…恐ろしや…)



んで話を戻すとヘッドガスケット抜けも可能性として考慮し、ハチロクをチェックするとエンジンオイルが乳化してるわけでもなくリザーバータンクもラジエーター側もクーラントが減っいる様子もない。つまり「ヘッドガスケット抜けではない」と判断してラジエーター交換を決断。「交換したものの万が一、結局また純正で役不足だったらやばいんじゃないか…」と懸念してトラストのアルミ二層ラジエーターをチョイス。




結果はこれが大正解だった。外した純正ラジエーターをキャップを外し、上から覗き込むと中はサビで真っ赤っか。チューブの上がサビで塞がっていたのも散見できた。

よくこれで寒い冬の街乗りだけとは言え冷却できていたな…という不思議。こりゃ冷えなくて当たり前田のクラッカーですわな。



41年間お疲れ様でした♪


ラジエーター交換してもらい、すぐトラブル解消したか知りたかったので水温が平熱になるまでゆっくり走らせて温まったら一か八かでブン回してみた結果、水温計は真ん中かは上より行く気配全くなし。んで先に純正新品のサーモスタットを入れてたおかげでオーバークールにもならず、街乗りでも安定しててバッチリ。バイパスでの合流で7000rpmまで回してもガチっと水温は安定。すごいぞ、アルミ二層ラジエーター!!


ようやく水温計の針が“普通に動く”ハチロクになって楽しいハチロクライフになったような。。。
2025年11月04日 イイね!

ハチロク、修理より帰還。

ハチロクが納車されたその日、二度も積載車に乗った。自分のクルマなのに走るより運ばれてる時間のほうがこないだまでは長かった。そんなハチロクがようやく主治医による修理から帰ってきたのが先週の金曜の夜のこと。




帰ってきてから、金曜〜月曜のあいだでざっと600kmほど走った。宮ヶ瀬に行ったり、神田明神に車祓いに行ったり、友達にお披露目しに行ったり、買い物に行ったりしていて、いまのところは大きなトラブルはなし。「ちゃんと動いてる」ってだけで、もうそれだけでうれしい。長いこと眠っていたエンジンを少しずつ起こしていくような、そんなプロセスを噛みしめながら乗ってる。たまにアクセルを踏み込みすぎて「あ、まだ起ききってないな」って怒られる感じも含めて愛しい。








強いて言えばデジパネの水温計が「おいおい、こんないきなり水温上昇するような運転してねぇぞ」ってのに急に表示が跳ね上がったりするのがちと心配。(有識者の方、ご教示ください)


ところでハチロクってほんとに不思議なクルマだと思う。 たとえばお友達が働いてるトヨタのディーラーに行くとそこの店長さんが「懐かしいね〜、昔何台も乗ったよ。大事にしてね〜」ってニコニコしてくれたり、仕事でのお客さんの店でも「うわぁ懐かしいな、昔それ乗ってたよ」って声をかけられる。気づいたら行く先々で“元ハチロク乗り”の人たちに出会ってる。


みんな同じような表情をするんだよね。ちょっと遠くを見るような目で、少しだけ若返ったような顔をして、「大事にしてね」って言う。なんか、あの頃の自分をこのクルマに重ねてる感じがする。 こっちはこっちで、その言葉を聞くたびに“次の世代のハチロク乗り”としてバトンを受け取った気分になる。でもまだ自分のクルマじゃなくて、前の人から借りてるような気持ちが抜けないのもまた一つの事実。


不思議なもんでハチロクってただの旧車じゃなくて人の記憶の中を走り続けてるクルマなんだと思った音も匂いも全部が「昔」を思い出させる。そんなクルマなんだろうと。


これからもたぶん、トラブルはあるわ、わだろうけど、まあそれも含めて“ハチロクとの付き合い”だし、やっと目を覚ましたこのクルマとどこまで走れるかな〜。



2025年10月22日 イイね!

ハチロクデビュー。

ついに、待ちに待ったハチロクが納車された。その前日の夜は妙に胸がざわついて眠れなかった。そしてハチロクがやってきた。それだけで長年の憧れが現実になったようで、どこか落ち着かなかった。エンジンをかけると、古い機械が目を覚ますように、少し照れくさそうにブルンと震えた。過去何度か所謂「旧車」というものを所有してきたが、改めて現代車から乗り換えて「ああ、これが旧車か」と思った。






午前中はハチロクの変えなきゃいけない部品を少しずづ変えていた。作業は終わったのでガソリンを入れに行くついでに少しだけ近所走ってみた。機嫌は上々で、アイドリングも安定していた。しばらく走っていると、ふと違和感を覚えた。「なんかケムいぞ...」と。ボンネットを開けると、そこには白い湯気がもくもくと立ち上っていた。まるで風呂上がりの老人が「まだ若いもんには負けんぞ」と息を吐いているようだった。僕は慌ててエンジンを止めた。幸い、水温計はまだ正常な位置にあった。オーバーヒートする前に気づけたのは、少しの幸運だった。


JAFを呼んで会社まで搬送してもらった。原因はヒーターバルブの手前、ホースの継ぎ目からの漏れ。ホースバンドを交換したら、あっけないほど簡単に直った。クーラントを抜いたついでにラジエーターも洗って、エア抜きして、新しいクーラントを入れて、少し達成感に浸った。「ああ、もう大丈夫だろう。これでようやく、ハチロクとの新しい日々が始まる。」そんな気がした。


やがて日も暮れ日付が変わる頃、彼女を送りに行った。ハチロクは軽快で、ちょっとした坂道も気持ちよく登っていった。助手席の彼女が、「思ってたより静かだね」と笑った。古いクルマに乗っているというより、何かを一緒に育てているような気分だった。彼女を家の近くで降ろしたとき、ふとまたあの“嫌な予感”が鼻をかすめた。

ボンネットを開けるとデジャヴのような光景。今度は別のホースからクーラントが吹き出していた。僕は思わず笑ってしまった。まるでハチロクが「まだ家には帰らないよ」と言っているみたいだった。スマートフォンでJAFを呼び、彼女と一緒にハチロクを押して住宅街を抜け、大通りまで押した。夜の空気は少し冷たくて、アスファルトの上を転がるタイヤの音が静かに響いた。






「古いクルマだし、しょーがないよ。そういうもんじゃん。」彼女は笑ってそう言った。その声がなんだかやけに温かくて、僕は少し救われた気がした。もし彼女が旧車に理解のないタイプだったら、この夜はきっと孤独だったと思う。だけど彼女は、文句ひとつ言わずに一緒に押してくれた。ハチロクを、そして僕を。


旧車というのは、きっと人間に似ている。突然機嫌を損ねたり、思い出したように調子を崩したりする。だけど、それを許せるかどうかが本当の愛情なのかもしれない。壊れたら直せばいい。文句を言っても始まらない。むしろそういう時間こそが、旧車との関係を深くしていくのだと思う。僕のハチロクは、初日からこれだ。まるで「これからよろしく」と言わんばかりに、盛大に自己主張してきた。でも不思議と腹は立たなかった。むしろ、こうして彼女と一緒にトラブルに向き合えたことが、ちょっと嬉しかった。


きっとこの先も何度も壊れるだろう。だけど、そのたびに僕は少し笑って、工具を握ったり、直したり。そしてまた彼女と並んで押す、そんなのが僕の人生なのだと思う。押して、直して、また走る。それがたぶん、旧車と生きるということなんだと。

だから、僕は思った。

一緒に壊れたクルマを押してくれる彼女は、やっぱり推せる。

押すだけに。


(——というわけで、実際にハチロクは納車初日に2回JAFの積載車に乗りました。
村上春樹風に書きましたが、全部ほんとにほんとの話です。)
Posted at 2025/10/22 17:02:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | ハチロクライフ | 日記
2025年10月06日 イイね!

12年間のマツダユーザーとしての終焉。

12年間、ロードスターに乗り続けてきて先日の10/3を持ってNDロードスターを降りました。軽快で素直でドライバーの意志に忠実に応えるクルマ。その“人馬一体”の思想に惹かれ、長い時間を共にしてきたが、今のマツダにはもうかつて感じていたメーカーとしての「誠実さ」が見えなくなった。


今回、国内市場向けにマツダスピリットレーシングの限定モデルとして2.0L幌モデルが投入された。しかし2.0Lの幌は2015年のNDロードスター登場当初から海外では既に存在しており、マツダ自身が「国内には導入しない」と明言してきたものだ。それを約10年経ってから撤回し、あたかも“新しい提案”としてしれっと市場に出す姿勢には、正直なところ失望した。


やればできるリソースはあったのにずっと日本のユーザーを2.0Lエンジンから遠ざけ続け、技術的な問題ではなく、戦略的な判断として国内ユーザーを長年除外してきた事実。その上でようやく出してきたにも関わらず、限定車扱いで価格は過剰に高く設定され、特別感だけを演出する。「ビジネスだから」という一言で片付けるには、あまりにも誠実さを欠いていると思う。


買える買えないって話をするなら別に買えない金額ではないけれど、ロードスターというクルマの本質からあまりにかけ離れすぎて違和感を感じる。開発コスト的にもそんな極端に跳ね上がる理由が見当たらないのに妙にプレミア価格。これじゃ「ようやく出した2L幌」っていうより「今出せば高くても売れるだろ」ってマーケティング臭が強く感じてしまい辟易もする。


ロードスターってクルマの本質は、若い人とか走り好きが「頑張れば手が届く」車だったのに、今の価格じゃもう気軽に手が出せない、初代NAが築いた“誰でもスポーツカーを楽しめる文化”をマツダ自身が遠ざけてる感じで、噛み砕くと「やっと出したけど値段で夢ぶっ壊してる」っていうのが正直に受けた印象。


そこで「M2-1001だって高かったんだから12Rも高くなって当たり前だろ」ってマツダ擁護側の意見も分からない訳じゃないが、ベース車の金額が倍は倍でもNA6CEの180万の倍の350万と、ND5RCの350万の倍の760万じゃ全然意味が違うんでね、単純な比較対象にならないですよ。だから「昔も限定車は高かったんだから今も仕方ない」という擁護は説得力に欠ける。


まあそもそもロードスターの開発コンセプトの一つに「アフォーダブルである事」が掲げられているが完全にこれから背いていますよね。それに760万円という金額を出すならば別に他に選択肢は出てくるんですよ、アルピーヌA110とかロータス・エリーゼとかね、そういう。


かつてマツダは、“理想”を語るメーカーだった。
しかし今のマツダは、“ビジネスとしての合理性”を優先する企業に変わってしまった。その変化を目の当たりにし、長年のファンとして静かに距離を置く決意をした。


また、ここ数年のトヨタの取り組みには誠実さを感じる。AE86を始めとする旧車部品の復刻、GRヤリスやGR86など、ユーザーの声に耳を傾けて走る楽しさを丁寧に形にしている。「売れること」ではなく「信頼を積み重ねること」を優先する姿勢は、今のマツダには見られないものだ。


マツダに対しては、もう期待していない。理念と現実の乖離、ユーザー軽視の判断、それを「ビジネスだから」で正当化する姿勢。長年のオーナーとしてそれが最も残念だった。12年ロードスターに乗り続けた身として、マツダのブランドへの愛着は確かにあった。だが今回の件で「ファンとの信頼関係」を軽視する姿勢がはっきり見えてしまった。もう「ビジネスだから」で納得する気にはなれない。


さようなら、マツダ。長い間、お世話になりました。
Posted at 2025/10/06 00:32:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | エッセイ | 日記

プロフィール

「BLITZのリアショック、不良品だと思うけど抜けてガチンガチンと異音してたのでメーカーに送る間、TRDのAE831ショックを借りれたので組んでみた。」
何シテル?   01/27 20:15
ちょっとだけ、クルマ好き。 背伸びしてない等身大でリアリズムを感じるクルマが好きです。
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