【重要】クーラント液について
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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パーツレビューに書いていたのですが、思った以上に長くなってしまったのと、色々調べていくうちに、そのクーラント液だけに関わる問題じゃないなと思い、整備と言うものではありませんが、情報のまとめとしてこちらに書かせていただきます😊……これブログに書いた方がよかったのか🤔この記事文字ばかりですみません😢⤵⤵
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事の発端は、次回車検時にウォーターポンプを予防整備で交換する事を提案された昨年の12ヶ月点検……どうせウォーターポンプを交換してクーラント液抜くなら、MINIではあるあるのリターンパイプの三股のプラパーツ破損の対策として、金属三股に変えてもらおうかと相談した所、ちゃんとしたクーラント液を入れていれば問題ないですよ。と言われた……ちゃんとしたやつってどんなん?と思いながらも、まだ先の話だからまぁいっかとその時はそれで終わった
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そして、今回エクスパンションタンクを車検前にDIYで交換する機会に恵まれ、クーラント液を購入する際に色々調べてみました
※実際は、以前水温計を取り付けした時に補充用として購入したものを使用しました😁
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選んだクーラント液のポイントとしては、防錆剤にリン酸塩が使われてないということ⚠
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リン酸塩が入っていると、高温下でスケール(堆積物)が析出しやすく、特にMINIは水温の適正温度が90℃~105℃程度と国産車に比べ高温なので、スケールが析出されやすいと思います☝
例えば、リターンパイプの三股プラパーツ部分など、高温下にさらされる部分などでは、析出しやすくなると考えます。その付着したスケールが、局所的なヒートスポット(過熱)になりプラパーツの劣化(破損)の原因になることも十分考えられます🤔
また、リン酸塩には緩衝作用(バッファー)があり、pHを一定範囲に安定させる効果があります。しかしながら、その数値が高過ぎるため、アルミ製品を腐食させてしまう可能性があるのです
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クーラント種類はこの様な感じに分類されます
IAT (Inorganic Acid Technology)
OAT (Organic Acid Technology)
HOAT (Hybrid Organic Acid Technology)
┣POAT (Phosphate Organic Acid Technology)
┗SHOAT (Silicate-Enhanced Hybrid Organic Acid Technology)
┗LOBRID (Low-silicate OAT) ≒ Si-OAT
IAT/OATの違いは防腐剤で、以前までのクーラント(IAT)で使われていたリン酸等から有機酸(Organic Acid)に変えることでクーラントの寿命を延ばしたと言われている様です。
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その後ハイブリッドタイプも出てきました
欧州メーカーの指定がLOBRIDまたはOATで、日本を含むアジアの自動車メーカーでは、1度HOATになった後、現在ではPOATが指定になっています。
POAT=Phosphate Organic Acid Technology
つまりリン酸塩を使用しています🤔
一度使用しなくなったリン酸塩を再び使用することになったのは謎ですが、現在の国産車用と書かれているクーラント液は少なからずリン酸塩が入っていると考えて間違いないでしょう
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なので、冷却系統にプラパーツやアルミが使われている車両にはリン酸塩が入っていないものをいれたほうがよいのでは、と個人的には思います🤔
※ただ、一般カー用品店に行って商品裏面の原料(成分)を見ても、ただ防錆剤としか書かれていなく、店員さんに聞いてもわかる人はいませんでした😥
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