2023年03月10日
ケイマンGT4RSクラブスポーツ 富士スピードウェイ1分42秒台の世界
ケイマンGT4 RSクラブスポーツを駆り、富士スピードウェイをテスト走行しました。
ここ最近のアップデートにより、rfactor2という SIMソフトは飛躍的に挙動のリアリティが増しています。
具体的にはピッチングやロールの度合いによって旋回性(ヨーレイト)が決定される挙動になっています。
コンシューマ向けのレースゲームの場合、ステアリング舵角に比例して横Gが立ち上がるという直線的なつながりを見せます。
それに対してiRacingやrfactor2というF1レーサーも愛用しているリアルSIMの場合は、ステアリングは、あくまで求める姿勢を作り出すための手立てでしかないのです。
速度域、コースの勾配やピッチングの姿勢によって曲がり具合が全く異なるという、実車と同じ不可思議な挙動を見せます。レースゲームだと低速から高速までステアリングの反応が同じですよね、それはありえないということです。
タイアのグリップを使い切らない走行会的な運用にであれば、このリアル SIMの不可思議な挙動はノイズでしかなく、おそらく、実車とフィーリングが異なるとネガティブな評価すら受けてしまうのが実情だと思います。
レースに参戦するという目的が無いドライバー以外は、本格的にSIMトレーニングする意味は薄いという説すら存在します。
たしかに、レース参戦するとなると、格段に求められる領域が高くなります。めちゃくちゃトレーニングを頑張り始めます。
走行会でのタイムアタックを卒業して、いざ公式レースに参戦となると、すでに何年も継続して参戦している先達のレベルの異常なまでの高さを思い知ることになります。
実車でレース参戦して、グリッドに並ぶというのは、やはり、別格に難しいことなのです。
旧来の時代であれば、ひたすら実走で学びを深めていくしか方法がなかったのですが、今はSIMという強力なツールがあり、これを活かすことが大切になってきています。
さてと、ケイマンGT4 RSクラブスポーツについてです。やはり、ABSとトラコンが付いているため、クルマの動かし方の基本さえ守っていれば、不意にコントロール不能に陥ることはないですね。その他、気づいた点としては240キロ超からの速度の伸びが991CUP 992CUPよりは劣っているように感じます。
富士スピードウェイの場合は走路からはみ出してもリカバリーが効きますので、思い切って限界にトライしていくことができます。
アウトラップ、最終コーナーでタイアが意外に仕上がっていると感じたのは、操舵への応答性、フロントエンドに荷重した状態でのリヤのスライド量から把握しています。しかし、ストレートで冷えてしまい、1コーナーではアンダーでした。
実際にアタック1周目に43秒台、2周目に42秒台と確実にタイムを刻むことに成功しました。
車両の限界値としては41秒フラットぐらいでは無いでしょうか。うまく、まとめれば42秒5は普通に出そうですし、完全に決まれば41秒台に入れることができると思います。
動画を作るにあたり、この車両はスキール音が大きいので、これから頻繁に用いてみようと思います。
スリックタイアなので本来スキール音は出ないはずですが、ドライビングの演出としては、これぐらいタイアの鳴きが出る仕様も練習になると思います。
あと、動画でカチカチうるさいのはシートレールがすり減ってのが原因のようです。全てのボルトをガチガチに締め直しても、まだ鳴っていますね。シートレールを少しこじるようなセッティングにして鳴りを治めたいところです。
ブログ一覧 |
レーシングSIM | 日記
Posted at
2023/03/10 22:37:15
今、あなたにおすすめ