ウインカーレバーポジションアップキット取付2レバー加工

前回、大恵産業さんのウインカーレバーポジションアップキットを取り付けましたがレバー操作をしたときの「ふにゃっ」っと感が気になるので樹脂製レバーを何とかしようと思います。
いきなり完成写真です。
アルミパイプをＤＩＹしました。

使用したのはφ１２のアルミパイプです。
ホームセンター等で１ｍ数百円で購入したものです。

とりあえず加工し易いように適当に３０センチくらいにカットしました。
パイプカッターを使用しましたが薄いアルミ素材なので金ノコでも切れますね。

アルミパイプを曲げ加工したいので治具を作ります。
ベンダーがあれば良いのですがさすがに無いのと、試しにバイスで挟んで曲げてみたらつぶれてしましました。
中に砂を入れればよかった？？

４～５センチくらいにカットした垂木を２本用意してバイスで２個とも挟んでその合わせ目にφ１２の穴を開けます。

ドリルに木工キリを取り付けて
先ずは垂直に貫通しました。

引き続き今開けた穴位置から斜めにもう1回穴を開けます。

曲げる支点になる部分は軽くやすりでならします。

アルミパイプを差し込んで曲げます。
無理に曲げるとパイプがつぶれるので力加減は慎重に・・・・・・・

いったんバイスを緩めてパイプを取り外します。側面に印をつけてねじれないように位置をずらして今度は反対方向に曲げてｓ型に加工します。
２つの垂木を使用したのはパイプを抜きやすいからです。

もとのレバーと同じように曲げるために型取りした紙に合わせて微調整しながら加工します。
曲げ終わったら長さを揃えるためにカットします。
大体合っていればＯＫとしました。
（完璧に合わせるのは難しい）

もとのレバーの穴位置に合わせてビスを通すための長孔を開けます。
（ビスを貫通させるためにパイプの両面に穴開け加工します）
φ6程度の穴を両端に開けて・・・・・・。

ニブラーでカットするか穴を複数開けてニッパーなどで切り取るかします。
・・・・・・・後で思ったのが最初に取り付け角度を決めておいて必要なところだけに穴を開けたほうが簡単だったかもしれません。（要はビスが通れば良いだけなので）

長孔の側面をやすりで整えてビス固定用の長孔完成。
同じ要領でパイプを９０度回転させたところにプラケット挟み込み用の切込みを作ります。
パイプの残りが少ないので折らないように慎重に加工します。

パイプの加工が完了しました。

先端部分に指が触れるのでホームセンターに売っているボルトキャップを被せることにしました。Ｍ１２用がぴったりはまりました。

気になる重さを測定
加工後一式で５４ｇ程度です。
・・・・・・しかし何時の秤でしょう？

加工前の標準状態で５０ｇ程度
４ｇほど重くなりましたがこれくらいなら問題ないと思います。

ブラケットに挟み込む用の切込み部分にアルカンターラ調のシートを貼って付属のビスで固定。
（ブラケットへの傷防止とぼろ隠し）
車両に取り付けました。
これは良い感じです。
「フニャッ」と感がなくなってレバーが戻る際のおつりも無く快適です。

写真はありませんがこの後ワイパーレバーにも同じことをしました。
ブラケットをひっくり返せば逆側にも付けられます。
ただし固定用のビスの上下が入れ替わります（上がナット、下がねじ頭）
が、気になりません。操作しやすい方が良いので・・・・・・。

おまけ
同じような感じで並行してアルミのフラットバーでレバーを作成しておりましたがこちらは「フニャッ」と感が解消することがなかったので没となりました。