
12月に入ってからの気温低下に伴い、水温40℃から70℃までの上昇の為に、
大量の無駄な?ガソリン消費を行ってきました。
何か対策はないかとアチコチ調べていた所、これは使えるかも…。
というのを見つけました。
それが、添付の図です。これは水温センサーの故障診断方法
なのですが、それによると水温計の信号線(5Vライン)が短絡
していた場合は、赤矢印のようにアースに落ちた状態で、その時の
抵抗値は0Ωとなり、診断機の水温計表示は140℃となるそうです。
一方、黒の×印の場所で信号線が断線していた場合は、
抵抗値は∞(無限大)となり診断機の水温は-40℃となるそうです。
現車の方は、冷間時に燃料の増量補正が無くなりエンジンが
掛かりにくくなったり、調子が悪くなるという事です。
着目したのは、故障時の水温部分なのですが、図の回路自体は非常に
簡単なもので、エンジンコンピューターはECUの事であり、例えば、
黒×印の部分を断線したままとし、赤矢印のアースまでの部分に
水温センサーの示す抵抗を入れたとすれば、どうなるでしょうか?
あたかも通常の水温が出ているようになるハズですよね。
これも他の所で探してきたのですが、水温80℃時の水温センサーの
抵抗値は 0.29-0.354kΩらしいです。
無論これは、この位の範囲というだけであって車両メーカー、車種、
年式などでも変わってきますが、ここでは間を取って、水温センサー
80℃時の抵抗値は320Ωであると仮定しましょう。
上記説明の抵抗値に320Ωを入れたら、当然ECUは80℃だと判断しますよね。
では実際にエンジン水温が4℃の時、この抵抗値で回路形成をした場合、
どうなるでしょうか?おそらくEV走行も使えるし、暖機も行われない
でしょうね。
ところが、いざ発進してみるとかなり、エンジン不調が発生するハズ
なんですね。何故ならエンジン水温80℃だと、かなり薄い混合気しか
作らないからですね。こういう使い方は異常燃焼時の排ガスにより
燃焼後の排気系に重大なダメージを残すと思います。
特に、触媒の寿命やエンジン側で言えばバルブシートやEGRバルブなど…。
昔の車はこのような冷間時にはチョークという手動で混合気を濃い状態に
する事が出来たんです。
さて、話は戻ります。ではどうすれば、回避出来るかというと、実際の
エンジン水温が40℃を越え、EV走行可の信号が出たあとなら、80℃に
切り換えても比較的大丈夫なような気がしています。
ただ、70℃ラインの所にもEV走行関係のアルゴリズムが入っていたと
思いますが、どう影響を受けるか今は判断出来ません。
ただ、それが実現出来たら40℃以降の無駄なガソリン走行は必要なくなり、
普通にEV走行も出来るのではないかと考えています。
回路自体は、40℃→80℃の自動切換えとかの高度な仕様にしなければ、
2時間位で出来る簡単なものですが、抵抗値の値を水温センターの値と
完全一致させる為の温度補正や現実的に10℃~90℃までの範囲を自由に
決められるようにする為の固定抵抗と可変抵抗の組み合わせ設定とかは
かなりの実験を繰り返さないと出来ないと思います。
回路製作まで行うかどうか決めていませんが、まず水温計位は欲しいですね。
モニターに使う為に水温計を買って、まず水温センサーと一致する温度に
なるよう、温度補正からやってみようかな…。
今まで乗ってきた車は、全てにタコーメーターは付いていたのが、
唯一の自慢だったのに、プロボには水温計さえ付いとらん。
困ったもんです。 (^^♪
Posted at 2022/12/19 00:03:48 | |
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