今年はロングセラー車種の生産中止が相次ぐ

2014年(平成26年)4月の消費税8%化以降から新車登録届出販売台数の低迷がはじまりだしてここ数年の間で新車販売台数の低迷が続いているようですが昨年の継続生産車に対する歩行者安全基準の強化や2014年9月以前からの軽乗用車継続生産車種に対するスタビリティ装置の義務化によりロングセラー車種の生産終了が本格化しだし今年度二か月目の5月から新元号「令和元年」に入った2019年に入ってからは今年10月以降からの消費税10%化により新車登録届出販売台数と生産台数が少なくなることを見据えてかロングセラー車種の生産終了と国内撤退が相次ぐといえます。
上半期には三菱自動車工業の乗用クロスカントリー4WD先駆者の「パジェロ(V90系　8系ショートは先行国内撤退)」が8月に国内向け生産を終了しましたが今年度下半期に入ってからは消費税10%化が実施される10月以降からミニバンのパイオニアであるトヨタ自動車の「エスティマ(50系)」をはじめに国内メーカーの10車種近くが生産中止や国内向け販売撤退が行われるようです。
ロングセラー車種の生産中止と国内向け販売撤退の理由としては全方向追尾型クルーズコントロールをはじめに衝突回避やアクセルとブレーキの踏み間違えによる誤発進を防ぐ運転支援装置が設計が古いために最低限のシステムしか搭載できない若しくはその装置自体が搭載できない、エンジンやトランスミッションが古いために最新の排ガスや燃費基準に対応できない、ロングセラー車種は国内専用と言うことが多いから採算が取れるグローバルモデルのモデルチェンジを優先するために国内専用車種はモデルチェンジに手が回らず新鮮味がなくなるからだといえます。
来年度以降もロングセラー車種の生産中止と国内向け販売撤退が相次ぐといえます。
今回の画像については2007年6月にNZ/ZRT260系にフルモデルチェンジを行い2016年にビッグマイナーチェンジを実施、一部を除く今月発売予定のカローラのE210系3ナンバー化によりコロナ系統を引き継ぐプレミオ同様に今年度生産中止と思われ1970年(昭和45年)発売のカリーナ時代から50年近くの歴史に幕を閉じると思われるトヨタアリオンA184WD後期型捜査車両(ZRT265　平成28年度以降導入)です。