
90年代の車特集、第2回目はフォードから1992年7月に北米向けが発売され、1992年(平成4年)9月に日本国内向けがオートラマから発売した北米製3ドアスポーティーハッチバッククーぺの2代目フォードプローブ(1ZVTB)を特集します。
1ZV系プローブについては北米では1992年7月に発売した3ナンバーサイズの3ドアクーペでフォードとマツダが開発を行い、マツダ北米工場(MMUC、現AAI)が生産、日本ではオートラマから1992年(平成4年)9月に販売が開始された。
マツダMX-6(GE系)をベースにプローブ専用の3ドアハッチバックボディとリトラクダブルヘッドライトが採用され、デザインについてフォードが行い、メカニズムについてはマツダが開発を行われていた。
生産についてはアメリカミシガン州フラットロックにあるマツダ北米工場(MMUC、その後にオートアライアンスインターナショナル、AAIに名称変更)で製造されていた。
エンジンについてはKL型2.5V6DOHCが搭載され、MX-6、MS-8などの日本国内向けのクロノス系車種に搭載されるKL-ZE型エンジンに比べ、出力が下がるが街乗りでのトルクが重視され、KL型エンジンについては626、MX-6などの海外仕様にも採用されていて、海外仕様には2.0直4DOHCエンジンも用意されていた。
足回りについてはクロノス系に多い4輪ストラット独立懸架サスペンションが採用されていて、フロントについてはボンネットの高さ抑えるためにフロントサスペンションの高さを抑えるなど工夫をしていた。
安全装備についてはMX-6ではオプションのABSと運転席エアバッグが標準装備で、後期型については助手席にもエアバッグが装着されていた。
日本国内仕様については1992年9月にオートラマから左ハンドル車の販売が開始され、タイヤとアルミホイールについては本国仕様の16インチから15インチにサイズダウンと装備充実など日本国内向けに一部の仕様変更もされていた。
オートラマ店からフォード店に変更が進めれらた、1994年6月に右ハンドル車の輸入が開始されたが、その後も売り上げが低迷、1997年に日本国内向け仕様の輸入販売が中止された。
海外の生産ついても1997年に製造が中止されたがその後も人気がある。
プローブについては失敗したクロノス系のプラットフォームを採用した車種では最も売れ行きが低い車種であるためにあまり見かけませんが、今回に見る事ができましたので特集をします。
Posted at 2008/09/29 20:03:00 | |
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